「【愛し合い一緒になった相手なら、愚痴、不満、感謝はSNSではなく、勇気はいるけれど、相手の眼を見てキチンと自分の口で直接伝えようと、今更ながらに思った沁みるシーン満載作品。】」犬も食わねどチャーリーは笑う NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【愛し合い一緒になった相手なら、愚痴、不満、感謝はSNSではなく、勇気はいるけれど、相手の眼を見てキチンと自分の口で直接伝えようと、今更ながらに思った沁みるシーン満載作品。】
ー 一度愛し合った男女は、結婚というシステムに組み込まれても、簡単に関係性は崩れないと信じたい。青臭いと思われるかもしれないが、私は信じたい。-
◆感想<先行上映鑑賞なので、シンプルに>
・”旦那デスノート”
存在自体知らなかった。が、家人に聞いたら、今でも人気のサイトだそうである。だが、私は怖くて見れない・・。笑えないモノが多そうだから・・。駄目だなあ・・。
今作はこのサイトの人気投稿者チャーリーの名前で、夫、ホームセンター副店長の田村裕次郎(香取慎吾)に対する、日常生活の不満を書き込む日和(岸井ゆきの)の彼との出会いから、破局仕掛けるもギリギリ踏みとどまる姿を、ブラックなシーンや沁みるシーン満載で描いている。
・結婚前は、幸せいっぱいな気持ちの傍に”マリッジブルー”が控えている。
今作では、”旦那デスノート”の中身を見てしまった、結婚間近の若槻(井之脇海)が、マリッジブルーに陥り、披露宴にも、恰幅の良い婚約者(松岡依都美)から引き摺られながら式場に入る姿が笑える。
■沁みたシーン幾つか
・その結婚式場で、緊張の余りスピーチで固まっている裕次郎の姿を見て、その時点で夫婦関係は破局寸前の筈の日和が、裕次郎と出会った頃に教えてもらった緊張を解すポーズ
[肘を舐める。だが絶対に出来ないので、バカバカしくなって笑ってしまう。お暇な人はどうぞ。]をし、夫の緊張を解すシーン。
その後、裕次郎はお得意のホームセンターの商品紹介をしながら、”これらは、妻と選びました。お二人も、一緒に暮らす道具をお二人で一緒に選んで、幸せな家庭を・・”と告げるシーン。
涙を浮かべて、若槻は妻の手を握り、会場は満場の拍手・・。
・それでも、そんなに簡単に夫婦の溝は埋まらず、日和はある日、離婚届とエンゲージリングを置いていなくなる。
裕次郎は、日和が働くコールセンターに単身乗り込んで、”僕は結婚というシステムに呑み込まれていた。逃げていた。仕事に、筋トレに。でももう逃げない。”と驚く社員たちの前で日和に向かって大声で告げるシーン。
ー 布石として、コールセンターには様々な苦情の電話が掛かって来ることが事前に描かれている。その中にシステムオジサンというクレーマーがいる。又、責任者(眞島秀和)もセクハラ、パワハラしているシーンが描かれている。
更に言えば、裕次郎と日和が出会った頃、裕次郎が空をふらりふらりと飛ぶビニール袋を見て、”あれが地面に落ちる前に拾えたら幸せになれる・・”と言って追いかけるシーンが描かれている。
そして、コールセンターの窓の横をふらりふらりと飛ぶビニール袋が・・。-
・裕次郎と日和は、そのビニール袋を追って、フロアを飛び出し、公園の枝に引っ掛かっていたビニール袋を二人で取ろうとするシーン。
道行く人が不思議そうな顔で観ている中を、裕次郎は、日和を肩車し、それでも届かないので日和の身体全体を普段鍛えているバーベルの様に持ち上げるシーン。
裕次郎が渾身の力で日和を持ち上げる姿。観ているこちらも”頑張れ!”と心の中で叫んでしまう。そして、日和の手はビニール袋をしっかりとつかむ。
ー このシーンは、力が入ったし、沁みたなあ。裕次郎と日和のタッグ復活であり、裕次郎の”もう逃げない!”という思いが伝わって来たからである。-
<今作は、お付き合いしている方や結婚している方が見ると、沁みると思うし、そうでなくても面白き、ややブラックなコメディ映画である。
そして、大切な相手には、キチンと相手に対する不満、懐疑、愚痴、感謝と言った感情を、理性を持って相手の眼を見て話すことの大切さを、今更ながらに教えてくれる作品だと、私は思いました。>
今晩は!映画を観て、我を振り返り改めて見直す。正にこの映画からの男性へのメッセージを実行されているNOBUさんは素晴らしく、作者冥利に尽きると思いました!!
普段から料理されるのも加点で素敵です→女子目線の上から目線でスミマセン。。。
沢山の夫婦に観て欲しい作品ですね!!
私は誹謗中傷をカクヨムのストーカーに受けたため、前のアカウントから去ったんすよ。もう流石にないと思うけど可能性ゼロでないです。作家の世界怖い😅
やっぱなあ〜。NOBUさん気づいてないかなと感じましたよ(笑)
良い映画ですね!
夫婦っていいです。
恋愛、結婚、子供。
私は一回して、長くしていてしかし離婚しました。なかなか。しかし、新たな出あいを諦めてなくてまた恋愛しますよ!(笑)してますかな。(笑)