「賛否両論 どうした製作陣? 次回作に期待」劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト) 佐藤さんの映画レビュー(感想・評価)
賛否両論 どうした製作陣? 次回作に期待
ネタバレ含む良かった点、悪かった点を簡潔に記す。
良かった点
①あいも変わらずのレジェンド級の声優
昔から一線級の豪華な声優陣が変わらず声優してくれる。
また今回の新キャラも漏れず、レジェンド級を採用して
とても良かった。
②作画・bgm共に良質
作画は映画クオリティを最後まで維持している。
bgmも挿入歌はTM NETWORKが作成していて、
当時流行ってたユーロビートで、カッコ良かった。
強いて悪い点は、モッコリ専用bgmはウケを狙いすぎた感はあった。
③当時のノリの良さがある。
世間のポリコレなどと言うくだらない配慮などなく、
シティハンターらしさがある。
悪かった点
①兎にも角にも脚本
脚本が全て悪いと言い切っていいほど悪い。
スポットが今回新規のアンジーで、初〜中までずっと
アンジーなのはまだ許せるが、冴羽と戦う理由など
もう少しなんとかならなかったのかと思う。
また、アンジーから託されたPCPを、なんも対策もせず簡単に奪取されたりするのは、迂闊すぎるだろう。
②戦闘シーン
最後の戦闘シーンは、作画はとても良いが、雑な戦闘
突入とツッコミどころ満載。
38口径マグナム弾が鎖骨付近3発くらっているのに、
普通に戦闘できるタフネスは、流石におかしい。
あとは脚本で香の最後の名前連呼は流石に胸焼けする。
③ユニオン・テローペの扱いが雑
過去との因縁を1-2分でもいいから、説明が欲しかった。
冴羽の出身でもあり、原作最大の敵組織であるユニオン・テローペが出てきたのはいいが、原作を読まなくては理解が得られなく、アニメだけ見ただと厳しいところがある。
結論
良いところ
声優、作画やbgmは大変素晴らしく、昨今のポリコレ配慮はなく、シティハンターらしさが全面に出てる。
悪いところ
とにかく脚本が悪い。日常がだらけててつまらなく、
戦闘する理由もないのに殺し合いして、アンジーがPCPを打たなくても、十分人外だった。