「原作が好きだからこそ敢えて」劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト) トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
原作が好きだからこそ敢えて
基本的には何を観ても
だいたい楽しめるタイプなのですが
流石に今回は厳しかったのでレビュー。
原作でも超重要人物の海原神登場に
期待爆上げで劇場へ。
冒頭からキャッツ・アイの登場&
杏里のCAT’S EYEまで聴けて
テンション上がったのですが
獠と海坊主の登場の仕方で雲行きが…。
続く一瞬の衣装チェンジにも…⁉︎
リアリティ無視のお笑い演出に振るのかな?
(100tハンマーやトゲトゲ鉄球は別カウント)
序盤の過剰なもっこり押しにも辟易。
下ネタとシリアスのバランス大丈夫?と不安に。
アクションでの破壊も過剰。
あんなに自販機や壁壊れる?
ガラスあんな刺さり方する?
そんな押しやすい部分に押すなボタン?
ほっぺにナルト?
ヘリや階段てそんなに脆い?
演出の一つ一つが気になり始めます。
致命的なのは獠が運転中あまりにもあっさり
アダムを盗まれる場面。間抜け過ぎでは?
原作の良さはスケベだけど肝心の場面では
数手先を読み相手を翻弄しスマートに決める
洗練されたプロフェッショナルさ。
(何十年も前の記憶なので漠然としていますが)
終盤の展開も行き当たりばったり感。
山ちゃんが声優を務めるナンパ男や
ルパンの登場も必要なのか疑問。
香のバズーカ発砲のタイミングも
緊張感が削がれる演出。
アンジーとピラルクーの絡みも
いきなり最後助けられたからといって
急にそんな泣かれても…。
とにかく各キャラクターが
あまり魅力的に演出出来てると思えず
感情移入も出来ませんでした。
TMの挿入歌も多すぎでは?
思い入れがあるGet Wildは嬉しいけど
聴き慣れない曲に関しては…。
ここ数年ジャンプ作品の傑作劇場アニメ化が
多かったのでなぜこの脚本でGOが出たのか
個人的にはちょっと理解出来ません。
大好きシティハンターの大好きなキャラ登場で
まさかここまで楽しめないなんて😢
来場者特典の北条先生書き下ろし
イラストボードはとても素敵でした☺️