ここ以外のどこかへ

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ここ以外のどこかへ

解説

コロナ禍を背景に家族の在り方を描いたドラマ。青年同士の恋とも友情ともつかない交流を描いた「グラデーション」の椎名零監督が、ステイホームが奨励された時期に、家にいられない事情がある人々や、家にいたくない気持ちを抱える人々の思いに寄り添いながら、対照的な家庭に育った2人の少女の交流を通して、家族との向き合い方を問う作品に仕上げた。新型コロナウイルスの感染拡大を理由に母親から外出を禁じられたひかるは、何カ月も外に出ていなかった。一方、日々飲んだくれている母親に悩まされるみなおは、家に居場所がない。ある夜、家を飛び出したひかるは偶然みなおに出会い、ともに「家にいたくない」という思いを抱える2人は、あてどない夜の散歩に出かける。

2021年製作/55分/日本
劇場公開日:2022年6月18日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0技術が不安定

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

コロナ渦であることを舞台設定として活かしたロードムービーといった感じでした。
申し訳ないですが率直に申しますと、お金を払って観てよかったとは思えませんでした。
個人的にはガールミーツガールものが苦手なわけではなく会話劇も普通に好きなのですが、演出的な部分があまりにも典型的なインディーズ映画すぎるのが気になりました。
インディーズ映画によくあるパターンでこの作品もフィックスワンカット長回しがやけに多く、会話劇を画変わりのしないワンカットで見せられるのは普通にストレスでした。
発想は面白かったと思いますので他のインディーズ作と差別化するためにも「適切にカットは割る」「照明機材がプアならナイトロケでも光源のある場所を選ぶ」「同録の音がノイジーならアフレコは徹底的にやる」を守ってくれるだけでも格段にクオリティが上がると思うのですが…。

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なんでも屋の演出部

2.5自分で歩く道

2022年6月19日
Androidアプリから投稿

悲しい

幸せ

萌える

20歳ぐらいの2人の少女が夜の街で出会い、語り、自分のこれからを考える話。

コロナを極度に恐れる母親に一切の外出を禁止されて長いこと家から出ていない女子大生と、母親が男をつれて帰り毎晩家で飲んだくれるので街を彷徨う女の子。

片や恐怖で、片や情で家に縛り付けられ、今の生活を強いられているのはわかるけれど…。

年齢的にもいっそのこと2人で暮らしてしまえば?なんて思ったけれど、夜を過ごして語り合い、自分以外の声を聞き、湧いてくる勇気と決断と、ということで。

切っ掛けやタイミングや内容は人それぞれだけど、誰もが通る大人への1歩ですね。

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Bacchus

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