「素材のままでドカンと眼の前に置かれて」WANDA ワンダ ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
素材のままでドカンと眼の前に置かれて
クリックして本文を読む
観ていて痛々しいので、好きになれそうな映画ではなく、あまり面白いとも思えませんでしたけれど、興味深い映画ではありました。
いわゆるハリウッド映画ではなく、自主制作のロード・ムービー。
主役の女性の生い立ちなどが丁寧に描かれるわけでもなく、素材のままで
主役の現在の生活がドカンと眼の前に置かれて、ゴロゴロとあっちへ行ったりこっちへ行ったりして、観ていて居心地が悪かったです。
暴力的な場面が続くのも、気分が悪くなってつらかったです。
主演のバーバラ・ローデンが脚本と監督を兼ねていて、自身の生い立ちと来し方を投影しており、特に男女関係の描写に強く反映しているように思えました。
ちなみに、監督の二人目の夫はエリア・カザン。
コメントする
