「重い映画を金払って観る意味。」戦争と女の顔 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
重い映画を金払って観る意味。
ようやく観れた。
独ソ戦直後のロシアを舞台にしたノーベル文学賞作品をベースにした映画。
当然エンタメじゃないからね、覚悟してみる映画だよ。
荒筋は皆さんレビューの通りです。
まったくどん詰まりの2人。
複雑な状況でお互い必要とし合い、さらにがんじがらめになって反発し合う。
別に爆弾や撃ち合いがなくても十分怖いわ。
赤と緑の美術が美しい、のっぽと赤毛2人の女優(2人とも新人)も素晴らしい。
PTSD、慰安婦、LGBT、不妊、、とか、今の時代でも大変なのにそんな物まるっと抱えて2人は戦後の不安定な時を生きて行くのだね、、、全ては戦争が悪い、、の一言で解決しちゃうんだけど、少しでもこの2人のどん詰まり感を今観てる人と共有しようという趣向の映画です。
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