モガディシュ 脱出までの14日間のレビュー・感想・評価
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❇️よく検閲が通ったなぁ?マジで凄いストーリー。必須映画!
モガディシュ 脱出までの14日間
1987年〜🇸🇴ソマリアの首都モガディシュ
ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員の実話に基づくアクションスリラー
❇️よく検閲が通ったなぁ?マジで凄いストーリー
★彡ここまで語った映画は初めて観たと思います。南北問題1ミリでも前進した良作でした。
世界の人達、そして人間に見てもらいたい平和提示エンタメ作品‼️
◉89B点。
★彡コリャ凄い映画でした。何も言えねえー😢
🟢見所。
1️⃣北朝鮮と韓国の緊迫した関係がスリリング過ぎで⭕️
★彡いつ殺し合いが発動してもおかしくない緊迫した状況がえげつなく良かった。
★彡韓国が北を受け入れ匿い、食事のシーンが毒が盛られているかもの緊迫シーンに息を呑む。
2️⃣内戦が始まり反乱軍の勢いと怖さが凄く良い。⭕️
★彡反乱軍の兵士が子供達も銃を持ち、楽しんで戦闘している姿がエゲツない。
3️⃣ここまでの北と南の協力映像は観たことない。
★彡ここまで協力し合う南北の映像は初めて見ましたそして、感動と喜びに歓喜しました。
本当に統一を目指して欲しい最高の映画だと思います。(簡単ではないけど少しづつなんかお願いします。🙇)
4️⃣凄い話だけどややコメディー要素もある。⭕️★彡絶妙な陳腐な武装や南北のいがみ合いが笑いのツボでもあり良かった。
5️⃣これぞエンタメ平和定義映画‼️
★彡本当に感動しました。そしていつか、統一できる日まで。ありがとう映画!
いつか子供達が統一に向けて1ミリでも前進してもらえる事を願う。😢
🈲ネタバレ保管記憶用
🌀韓国大使片言大阪弁ベースの目線でのあらすじ。👀
ソマリアに協力して加盟する任務を成し遂げたい俺は大使館で大使をしていた。
バーレ大統領と商談する予定だったが、北朝鮮の嫌がらせを受けて、商談を壊されてしまった。全くなんやねん。
そんな中、ソマリア反乱軍や今まで阻害されてきた不法市民が暴動を起こし、今までバーレ政権を支持していた各国の大使館を攻撃してきおるん。
うちの韓国大使館にも火炎瓶や石など投げられ、本当にヤバいねん状況。街はロックダウンし、ソマリア紙幣など全く使えなく金で、解決も出来なくなってしもうた。
反乱軍から逃げてきた北朝鮮の奴らが家族を連れてうちの大使館に逃げてきたんやけど、正直嫌がらせされたので見捨てたいのが本音やった。😅
反乱軍の子供達が銃を持ち好き放題暴れている状況で室内も火事に🔥なってしもうたが、家族や子供を盾にされ、受け入れる事にしたんやけど、大人の北がめちゃ嫌な圧かけてくるさかいに。頭きたので、俺が食べようとしている皿を交換してやった💢
お前らマジで信用せい!なんやねんほんま💢
しかも反乱軍から守る兵隊を金で雇っていたんやねんけど、北の人数が増えたので逃げたんやアイツらマジで💢全くなんやねんソマリア兵士❗️
俺はともかく、国際問題より、人としての行動に努める様に動くと決めて、他の大使館など北も含めて脱出の手段を進めていた。
北の貧乏臭い提案で車に本や砂をくっつけて防弾し、受け入れ体制を確保してくれたイタリア大使館の道のりまで、命をかけたドライブをする事になったん。
反乱軍はめっちゃ撃ってくる。蜂の巣状態で車の故障が心配やった。
生きた心地もなくイタリア大使館へ到着。
一人銃撃されてしまったけんど、北の提案本のバリケードで何とか、脱出成功。
お互いに死に直面した戦友に別れを告げまた南北の戦いは振り出しに戻るがしかたないねんな?
ほんまありがとう同士北朝鮮の仲間達。明日からまた敵だけどありがとう😭。🔚
★彡ここまでお互いに協力した南北の映画は初めてかもしれない。検閲によく通ったなぁと思いました。私が生きているうちにほんの少しの進歩を感じた本当に良い映画だと思いました。
全ての人間に見てもらいたいエンタメ平和作品です‼️
凄まじい映画
1990年のソマリア内乱に巻き込まれた南北朝鮮の大使館員と家族の決死の脱出劇をまるでドキュメントのようにリアルに描いている。
大使館員の脱出劇ではイラン・アメリカ大使館人質事件の「アルゴ(2012)」がSF映画撮影を偽装するなど凝ったものだったが本作はド・ストレート、車に本や土嚢を括り付けイタリア大使館まで逃げるのだが雨あられの銃弾の中、犠牲者が一人だったというのは奇跡に思えます。
1991年、韓国と北朝鮮は将来の統一を目指して平和共存を確認するとした基本合意書に調印し、国連への同時加盟を果たしているが両国大使のソマリアでの人道的協力が少なからず影響したのではないかと思ってしまいます。
明治時代までは日本も内乱が絶えなかったのだから偉そうなことは言えないが、人間の愚かさ、平和な日常がクーデターの勃発で一瞬にして地獄に化す恐ろしさを改めて嚙み締めた凄まじい映画でした。
同胞の分断…
悲しい歴史だ。それぞれの国民には罪は無く、同胞が分断されている。その中でこの様な事があったことを知らなかった。それぞれの大使のプライド、人命を守る姿勢に魅入った。ソマリア内戦で銃弾が飛び交う中、反乱軍、政府軍双方に追われながらイタリア大使館に向かうカーチェイスは緊張感があった。あの時居合わせた両国の人々がその後会うことは無かったのだろうか。
敵対する大使の反乱!! 闇に包まれた武器市場を描いた作品
1990年にあったソマリア内戦を知らずに見た
ストーリーでしたが、予備知識無くても
楽しんで見られました。
前半のカーアクション!
押しも押されもせぬ危機一髪のシーン!
北朝鮮の大使と韓国の大使の激しい戦いが
描かれたストーリーでした。
鉄板で閉鎖された建物!
建物に放たれた火!燃え上がる炎!
大使と大使との激しい取っ組み合い!
建物の窓から望遠レンズが付いた銃を
持ち構えて自分を狙う輩たち。
白旗を振りながら走る大使!
無事に脱出することができた後は安堵の気持ちで見ていました。
途中でどちらが韓国でどちらが北朝鮮の大使
なのか混乱してしまうほど、反乱が面白く
大使が強いと思える作品でした。
レビューが遅くなりすみませんでした。
この絆を忘れはしない
さすが韓国映画らしい見応えあるポリティカル・サスペンスの力作であった。
自国の歴史や事件を題材に、社会派テーマとメッセージ性とエンタメ性が見事に融合。『タクシー運転手』もそうだが、韓国映画はこういう作品の作りが非常に巧い。ここが、韓国映画と日本映画の違い。日本映画もこういう作品を作らねばならない。
ちゃんと作品も大ヒット。韓国国内では2021年のNo.1ヒット。国内映画賞も受賞。米アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品にも選出。クオリティーも保証付き。
見て良かったと自信を持って思える作品だが、最初はなかなか取っ付き難い。劇中で説明はあるが、関わるそれぞれの国や背景など把握してから見るのがいいかもしれない。
多少予備知識を入れ、いざ話が始まると、後はもう一気に引き込まれる。
1991年、ソマリアの首都モガディシュに、韓国と北朝鮮の外交官がいた。
目的は、国連加盟。多くの投票権を持つアフリカ諸国で、ロビー活動に躍起になっていた。
そんな時、政府軍と反乱軍の内戦が勃発。巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使たちは…。
ソマリアの内戦や事情を描いた作品には、『ブラックホーク・ダウン』や『キャプテン・フィリップス』などがある。
銃を持ったゲリラ兵たちが襲撃。中には少年兵も。
一刻も早く脱出しなければ命はない。
内戦やクーデターからの脱出劇も映画のジャンルの一つ。『アルゴ』や『クーデター』などなど。
それらを描きつつ、本作の中軸となっているのは、製作国ならではのテーマ。即ち、
韓国と北朝鮮。
言うまでもなく、かつて一つの国だった韓国と北朝鮮。
朝鮮戦争以降も緊迫した睨み合いは今も続く。
このモガディシュでのロビー活動でも火花バチバチ。相手を出し抜こうとしたり、妨害したり。
訳ありの歴史の韓国と北朝鮮。分かり合えたり、協力し合える筈がない。
が…
暴徒により北朝鮮の大使館が占拠。大使らは命からがら逃げ出すも、行き場が無い。
そこで助けを求めたのは、韓国大使館。
ロビー活動でピリピリムードの上、南の奴らに助けを求めるなんて、祖国に知られたら…。
だが、この現状、人の命には代えられない。子供もいる。
何も南と和解しようって言うんじゃない。隙あらば、利用すればいい。
それは韓国側も同じ。助ける義理など無い。
しかし、ここで助けるフリをすれば…。貸しにもなり、ロビー活動をする上で上手になるかもしれない。それに、北の奴らを転向させる事が出来たら…。
それぞれの思惑持って、韓国と北朝鮮が一つ屋根の下に…。
両大使は表面上は平静に接し合う。
が、若い参事官は何かと対立。
外は緊迫、中も険悪。こりゃ生きた心地がしない…。
そんな関係が少し緩和されたのが、夕食時。
韓国側が出した料理に当初は手を付けない北朝鮮側。食べ物の中に…警戒。
それを食べてみせる韓国大使。
安全だと知り、北朝鮮側も食べ始める。
同じ物を取ろうとして、気まずく譲り合ったり。
まだぎこちないけど、ひと時の和やかムード。
こんな機会は稀有。対話する両大使。
お互いに否や妨害した事などを認め合う。
両国の歴史、事情などを鑑みれば、仕方ない事かもしれない。
が、今は対立はいったん忘れて。何としても生き残り、脱出する。
脱出法を模索。それぞれ当てを探す。
韓国側に当てが。ケニアへの乗れる輸送機が見つかった。
が、乗れるのは韓国のみ。ケニアと北朝鮮は国交ナシ。
韓国大使は北朝鮮の人たちが転向したとして、承諾させる。
一方の北朝鮮側も当てを探していた。韓国の人たちと共に。
参事官はまだ不満気だが、両大使は…。
車を手配し、全員を乗せて空港に向かう。
道中あちこちに、暴徒や銃弾が飛び交う。
本などで車の防弾を強くしたとは言え、その中を行かなければならない。
おそらく、最大の危機…。
危険も覚悟で出発。
順調に進むが、白旗が仇となって銃撃。
銃撃の嵐と追撃。街中を突っ切る!
本作唯一のアクション・シーンはここぐらいなのだが、スリリングで臨場感あるカー・チェイスとなっており、きちんと見せ場を設ける作りが素晴らしい。
何とかイタリア大使館領域に逃げ込む。
助かったと思いきや、あの銃弾の中、遂に犠牲者が…。
当初はお互いの安全などどうでも良かった。相手を見殺しにしても、殺されても。我が国には関係ない。
が、異国での孤立無援の状況下。協力し合い、生死を共に。
もう他人事ではない。
この悲しみ、悔しさ…。
結果的には助かり、脱出にも成功し、ハッピーエンド。
しかし、この切なさは…。
別れ。
空港には両国のお偉方が出迎えている。
そんな場で、協力し合った事が知られたら、もってのほか。
我々の絆は知られてはならない。この機内まで。
機を一歩でも降りたら、全くの他人。睨み合う国同士。
両国の間には何も無かった。一切関わりも無かった。
機内で交わす両国の別れが切ない。
それぞれお偉方から問い詰められても、黙りを貫き通す。
両大使。車に乗る寸前、今一度振り向こうとするが…、思い留まる。
何かの縁で彼らがまた会う機会はあるのだろうか…?
ひょっとしたら、これっきり…。
我々だけが知っている。それを忘れはしない。
韓国と北朝鮮。
それぞれの歴史や事情で、今すぐは無理かもしれない。
が、こうして分かり合える人たちがいたのならば…。
国と国同士だって、きっと…。
いつの日かーーー。
ラストのカーチェイスから脱出まで、スリルとサスペンスが凄い盛り上がり!!
異常な盛り上がりを見せる政治アクションでした。
北朝鮮と南(韓国)が奇妙な協力を築いて特殊な脱出をする。
それをコメディとエンタメにしてしまう韓国映画の国際的水準に驚く。
アフリカのソマリアまで行ってもなお北朝鮮と南(韓国)が
つばぜり合いしてて、最終的には頼って来る・・・
韓国の人は北と言う厄介者を切り捨てられない・・・
そう言った心情も絡んで来て・・・
本当に複雑な味付けの脱出劇でした。
1990年アフリカの独裁国ソマリア。
12月30日にクーデターが起こる。
アメリカ大使館は即時撤退。
残された韓国などは、通信も遮断されて孤立してしまう。
なんとか脱出の方法を考えるうちに、北の大使たちが韓国を頼って現れる。
国連加盟のロビー活動をする両国。
北朝鮮は韓国に露骨な妨害工作を仕掛けて来る。
やる事が真逆で頼めた義理でない・・・そう思うが、北は頼んでくる。
本当に厄介な隣人。
大体に、冒頭のシーン。
韓国の大使フン(キム・ユンソク)がソマリア大統領への面会へ向かう車中。
暴漢が襲撃して来る。
拳銃を乱射して、土産物だけ盗んで逃げ去る。
ハン大使たちが走って大統領官邸に着くと、北朝鮮の大使たちが先を越して大統領と
面会しているではないか!
さっきの襲撃は北朝鮮の面会阻止のための妨害工作だと気付くのだが・・・
この件をみても北がマトモな国でない事は良く分かる。
それで勝手な時には頼って来るのだから、もう何をかいわんやなのだが、
フン大使は無下にも断れないのだ。
ソマリアのロケ地はモロッコだと聞く。
よくぞこの映像、この絵を撮ったと感心する。
セオリー通りとは言え、これだけの人員、セット、
軍の制服や武器、逃げ惑う国民。
そして何よりラストのカーチェイスですよ。
車に本を屋根から窓からボンネットまで貼りつける?
こんなの見たことない!!
本当にびっくりした!!
この猥雑と混淆と混合・・・韓国映画の面目躍如か!?
迫力が物凄かったです。
車は満員、運転手は大使、反乱軍はトラックで追いかけて来る、
銃を乱射する。
イタリア大使館の扉は開かない・・・
めちゃめちゃハラハラさせられた。
戦い終わって日が暮れて、
ケニアのモルバサ空港に到着。
ここでも北と南の複雑な立場が持ち上がる。
さっきまでは同志、しかしここからは独裁国と民主国家。
ハン大使の砂を噛むような複雑な表情がなんともこの映画に、
深みを与えていました。
ひとことReview!
緊張感とカー・アクションのシーンが半端じゃない。韓国からまたしても神作が登場。人口とGDPが日本の半分以下なのに、なぜ日本映画を越えるくらいのクオリティに仕上がるのか。疑わしい所はあるのだが、邦画界は「忖度」をブッタ斬り、韓国映画を凌駕するような映画作りをしなければ、世界から取り残される。
ソマリアでの4~5日間。
くらいにしか見えませんでしたけどw
脱出までの14日間?14?
イヤー、デモから内戦勃発して脱出まで。4日間くらいにしか見えへんかったw
分断された南北朝鮮の間に架かる、ひと時の架け橋、的な映画と言えば「黒金星」が記憶に残ってます。南北モノはヒットするってのは、統一への願望なのか、心理的な対立が続いている事の象徴なのか、良く分かりませんが、物語り的には盛り上がるモンがあることは確かです。
なんとか辿り着いたケニアの空港には、各々の迎えの制服組の集団。北朝鮮、国交ないんじゃなかったっけ...って言うツッコミは無しにして。
振り返る事なく、互いを一顧だにせず、各々の場所へ帰って行く人々。
平壌に子供1人を人質に取られてると言う、大使館員。
あー、北朝鮮の場合、帰ってからの方が怖かったりして....
韓国大使館からイタリア大使館までの移動、イタリア大使館前でのにらみ合い等々は、派手派手演出で韓国映画らしさ爆発。は良いとしても、ちょっとやり過ぎ感があり、手に汗握るエンタメ作品、になってしまってる様に見えてしまいました。と言うか、そう言う狙いなんでしょうけど。
ちなみに、AK-47は北朝鮮でも韓国でも製造されていました。北朝鮮はAK47派生のAK74も製造しています。ついでに更に言うと、オウム真理教は、このAK74を密造しており、その全てが没収された保証は無い、って噂されてます。もっともっと言うと、ソマリアは、今、中東・アフリカに武器を運び込む中継地と見られており、昨年は立て続けに武器満載の不審船が摘発されています。どこから来る船なのか、どこから運び込まれる武器なのかについての報道はありませんし、船舶の多くは武器没収後に解放されてしまいます。船ですからねぇ....ロシアは、わざわざそんなことしないよねぇ....C国か、NKか、だろうねぇ。って、みんな思ってます。
さてさて、38度線上の所謂「板門店」には韓国軍を中心とした国連軍が駐留しています。wikiによると「国連軍と北朝鮮軍の停戦協定にもとづく」となってますが、停戦協定に韓国は参加していないため、北朝鮮と韓国の二国間関係は「戦争中」。韓国は国連軍の停戦協定に「タダ乗り」している状態。これが北朝鮮側からみれば腹立たしい訳です。
と言う状況にも関らず、板門店の観光訪問は、北朝鮮側からも韓国側からも可能らしく。停戦にはタダ乗りしながら、観光地にして金儲けはする韓国。負けじと外国人観光客ツアーに板門店を組み入れる北朝鮮。たいした根性だよ、全くw
今月4日、ナンシー・ぺロス米下院議長が板門店を視察。韓国大統領は「休暇中」を理由にロペスとの直接面談をせず。またまた、新大統領もハッキリしない方みたいですね。南北統一も関係改善の進展も、この大統領の間は期待できそうにないなぁ、って思いました。
生々しい記憶が生み出す緊迫感
極限状態での国外脱出+南北協力もの。
映画全体を象徴するような南北合同の食事シーン(エゴマの協力!)は見事。本(知)によって守られた車でのカーチェイスというのもまたシンボリックだった。
現地政府による反政府デモへの暴力に、韓国での学生運動・市民運動への弾圧を重ね合わせてるのも印象的だった。作り手側に残る87年の運動や光州事件の記憶の生々しさが、内戦シーンの緊迫感を生み出しているのかもしれない。
(空襲の記憶が生々しい頃に作られた、ゴジラの1作目のパニックシーンの緊迫感みたいな感じで。)
ギリギリ攻防戦
公開してからかなりの時間が経過しており、スルーするかなと思っていましたが、奇跡的に上映時間がハマり鑑賞。
とても面白かったです。後半の怒涛のカーアクションもとい脱出劇はさすが韓国映画というクオリティでした。本やドアや砂袋を貼り付けた簡易武装車で街中を駆け抜け、その武装が守ってくれる時もあれば、時にして凶器と化すギリギリの状態でぶっ通しのカーアクションは見応え抜群です。とにかく銃声が鳴り止まず、後半には火炎瓶なんかも参戦して車は火だるまになったりしてとにかく映像的には楽しいんですが、もう大惨事としか言いようのない映像になっていました。
前半は韓国と北朝鮮の大使同士の歪み合いがメインで、この国同士も仲悪いなーと今とあまり変わらない様子も現実を元にしているだけあります。韓国側は綺麗に描いてはいるなと思いましたが、まぁそこは自国の映画なのでご愛嬌。このドラマパートが長い時間占めるので、少し退屈には思えましたが、両国の関係性を描くには必要な時間だったなと今は解釈しています。
金かかってたら良い映画は作れると言いますが、最終的には役者の熱演と、監督や制作チームの手腕にかかっているなと思いました。韓国映画お見事です。
鑑賞日 7/26
鑑賞時間 10:40〜12:50
座席 I-13
韓国エンタメは最強
やはりはちゃめちゃ感出しつつ、最後はちゃんとまとめて落として、しかもしんみりさせつつ社会性を訴える力技、好き。
あからさまにやなやつ演出してたら、案の定帰れない設定だし。
感情表現とアクションシーンのハーモニー
1990年末から91年初頭のアフリカ・ソマリアを舞台に、共に国連加盟を目指してソマリア政府の支持を取り付けようとする韓国と北朝鮮両国の大使を始めとする外交官やその家族達が、暴動から内戦に発展して混乱するソマリアの首都モガディシュから脱出する姿を描く作品でした。実話を基に制作されたそうで、勿論創作された部分は多々あるでしょうが、非常にリアリティに富んでおり、まるで自分が現地にいるかのような錯覚を与えてくれました。
暴動が発生する前は、互いに妨害工作をしていた両国大使でしたが、暴動発生後は協力してソマリアを脱出することになる過程は、実に見応えがありました。特に人物描写が秀逸で、平生外交的に敵対している両国大使達が暴動を受けて協力することになるやり取りが、時にシリアスに、時にユーモアを交えて描かれていることや、人間らしいアンビバレントな感情を、俳優陣が上手に表現していたことには、感心するばかりでした。
また、モガディシュの街の風景は、(実際に行ったことはないので本当のところは分かりませんが)壮大かつ緻密に再現されており、カネ掛けて作ってるなあという感じがヒシヒシと伝わってきました。そのモガディシュで繰り広げられた暴動や襲撃シーンや、終盤の車による逃走シーンなども迫力満点で、アクション映画としての出来栄えも中々のものでした。
ちょっと首を傾げたのは、その逃走シーンで無数の銃弾を受けながら、犠牲者が1人しか出なかったこと。アクションとしては面白かったものの、ダイ・ハードじゃあるまいし、流石にこの部分はやり過ぎかなと感じたところです。
ただ全体として観れば、ストーリーも演技も描写も非常に優れた映画で、評価も満点を与えたいと思います。
因みに韓国と北朝鮮の両国は、大使達がモガディシュを脱出した1991年9月に国連加盟を果たしたそうです。そういう意味で、歴史を刻む作品でもあった訳で、いい映画を観たなあという感覚を一層強めました。
なお、ソマリアは現在も治安状況が最悪のようで、外務省が出している渡航情報でも、最悪の「退避勧告」が出されているようです。そのため本作のロケも、モガディシュと似た感じのモロッコで行われたとか。ソマリアを舞台にした映画と言うと、1993年に実施されたアメリカ軍の軍事作戦を描いた「ブラックホークダウン」がありますが、あちらもモロッコでロケが行われたそうで、本作の制作に際してもそうしたことを参考にしたのではと勝手に想像するところです。
あと、作品の内容とは一切関係がないのですが、韓国大使役を演じたキム・ユンソクは林外務大臣に、韓国大使の片腕である参事官役を演じたチョ・インソンは前原誠司衆院議員にそれぞれ似ており、なんか笑ってしまいました。
力作 追記 史実とフィクション
昨日新宿で見ようとしたらなんと満席でキャメ止めに変更。今日吉祥寺で鑑賞。狭い小屋だけど8割の入り。これもしかして俺と同じで金曜のアトロクの影響かなあ。宇多丸さん絶賛だったからなあ。
で、作品は期待に違わぬ力作だった。まず画角や色彩、CGも含めてとにかく映像が締まってる。残念ながら邦画には時々あるけど韓国映画はごくわずかしか見てないけど見た範囲では画面が緩いことはない。役者も誰も知らないけど主役のおっさんが良かった。
あえてマイナスを指摘すると、クライマックスの大カーチェイスは素晴らしいんだけど、ソマリア軍の銃撃が激しすぎで、ワイスピ並にタイヤに当たらないのがオカシイ。映画の質が全く違うんだけどね。
ともあれラストに向けて両者に生まれた友情というか相互理解。清々しい映画でした。
追記
非常によくできた映画であるからこそ、歴史改変のリスクには自覚的である必要があると思います。
この監督の前作が「軍艦島」とのこと、未見ですがかなりの創作が含まれていると聞きます。おそらく映画として完成度は高いのではと想像しますが、もし事実と違うことが描かれているのなら、それが定着することになるのは困るなあと。
中国でもそうした改変がまだ行われてますからね。日本もわかりませんが、映画の出来が悪いから定着しないのかも。
迫力あるが中途半端感
実話ベースでもここまでエンタテインメントにできることに賛辞を。だがドキュメンタリーチックに行くのかスリリングなアクション路線で行くのか中途半端だったかも。実話ベース故にあまり北のことを荒唐無稽には描けなかったのだろうか。
脱出までの流れを追う中での大使同士のやりとりが本筋で、安企部と保衛部の両エージェントの疑心暗鬼ぶりとか、帯同家族の文化の違いの中の触れ合いなど、(脚色を増やしても)もっと掘り下げればおもしろくなりそうな要素があったと感じる。
ソマリア人を躊躇なく悪辣に描いているのは潔い。邦画ではなかなかここまで描けないのでは。
イニシアチブ
実話ではないという前提で。
内乱に巻き込まれた北と南の外交官が協力してソマリアから脱出するって筋書だ。
内乱の描写は凄まじく…少年が銃を構える異様さったらない。同じ地球上で起こっている事だと、どこかで認識したくない自分がいる。
今もウクライナでは相応の事が起こっているのかもしれず…狂気に当てられてしまう。
さて、肝心の物語なのだが…改めて、南北間の隔絶って根深いのだなぁと思う。
韓国では大ヒットらしい。
北がコレを見る事はないと思うのだけど、もし見たら戦争でも起こしかねないんじゃないかと思う。
最低でも、監督は国家侮辱罪みたいな事で、銃殺されるんじゃないかと…。
要所要所というか…至る所で韓国がマウントし放題なわけだよ。外交官同士の喧嘩にしても一方的だ。
そりゃ本国では大ヒットだろうよ…その理由を想像したら吐き気しか起こらないんだけれど。
ラストがこれまた、国家という枠組がなければ、人は分かり合えるみたいな終わり方で…。
どの面下げて講釈垂れてんだと、呆れる。
脚本を書くにあたり、全くそんな事考えてませんでしたとかなら、余計にタチが悪い。見下してる自覚がないって事だし。
この映画を見て、どっかの大統領が推進してた南北統一なんて絶対実現しないと確信した。
民族融和とか1ミリも感じなかった。またも出ました韓国万歳映画にしか見えん。愛国心の塊だ。
韓国の外交官を演じたキム・ユンソクさんって、きっと名優なんだろうなぁって思った。
とてもよかった
南北朝鮮がアフリカの危機的状況で協調して友情みたいな感情が芽生えるのが感動的だ。車にドアとか本とか砂袋など張り付けていたが、機動性が悪くなって視界もふさがってあまりよくないのではないかと思っていたら本当にあまりよくない。それより突っ走って危険地帯を走り抜けた方がいいのではないか。しかし、それで防げた弾もありそうなので、一概に否定できない。あんな状況でよく飛行機が飛ぶものだ。
感情を揺さぶってくる
ストーリー的には「内戦が勃発したソマリアから、韓国と北朝鮮の大使館関係者が協力して脱出した」という話なんだよね。その中で、色んな人が、何をどう思ったかを描いてくるの。
内戦勃発したあたりで思うのは「国って意外に脆弱な基盤の上に成り立ってるな」ってことだったの。なんか確実なものが存在してる気がしてるけど、国民がそれを信じなかったら簡単に崩れるね。「民なくして国なし」だと思ったの。
韓国の大使館員が脱出できなくなったあたりでは、「この時期の韓国は、国力がまだ低かったんだな」って思った。大国のアメリカはすぐに撤収してるし、最後に頼るイタリアは、内戦の中でも色んなことが機能してるんだよね。
そして、中国を頼ろうとした北朝鮮は、それが無理だと知ると韓国を頼る。色々なものが崩壊した状況で、最後に、政治的に近いところでなく同胞を頼るのは、正しい判断だと思ったよ。
韓国もすぐに「人道的に助けよう」とはならなくて、政治的な駆け引きを続けんの。こういう状況でも、駆け引きをやめない人たちが、外交を進めるんだなって思ったね。
それで感情を揺さぶってくるのは、女の人と子供を描いてくるのが大きいの。大人の男の人は、まあ、闘って負けたらしょうがないみたいなところあるけど、女の人と子供は、この状況下で闘うの厳しいからね。だから北朝鮮大使館が襲われたときは「どうなっちゃうの?」「ひどいことは、しないで」と祈るように観ちゃう。
ソマリアの子供が、遊びのように銃を向けると、意図が分かった子供が倒れた振りしてくんだよね。ここ面白い。
韓国大使館で食事を出されたときも、北朝鮮の大人は『これは、食べちゃ駄目だ』って感じなんだけど、子供は食べたくてしょうがない。それで『食べてもいいぞ』ってなったときは、「良かったねえ」と思ったの。
最後は政府軍から誤解を受けて銃撃されるんだけど、あれだけ撃たれたら犠牲はあれだけでは済まないだろうな。ちょっと脚色が入ってる気がする。
ラスト、危機を通じて、韓国と北朝鮮の大使館員は気持ちが通じ合ってるんだよね。いがみ合う気持ちがなくなってる。でも、通常の生活を送ってる韓国と北朝鮮の政府の人たちはそうではない。
南北統一が、いつか果たされるといいなと思ったよ。
実際に
起こった事なのですね。最後の両方の大使館員がお互いに手を振りたい所、国への立場が邪魔をして全く無視をするシーンは、逆にお互いの存在を認めているシーンになりました。カーアクションもワイルドスピードばりのシーンでした。
良い映画
この作品、劇場で予告編を観た時は、もう"スルー"しかない…と思ってたんですが、Filmagaの初日満足度ランキングで、『リコリス・ピザ』や『ブラック・フォン』を差し置いて、何と第2位!
と言うわけで、急遽観ることに…笑
まあ、面白かったですよ…それなりに。
ただ、何か特別な面白さをちょっと期待してたんですが、南と北のカラミは、良くも悪くも予想の範囲内というか…もっとドロドロしたものが見られるのかなぁと…。
と言っても、ラストの場面は、ジーンと来てしまいましたかね…。
韓流映画が、三度の飯より好き!という方は、どうぞ!笑
*車の車体を本で覆うというのは、グッドアイデアでした…最後は銃弾の雨の中を逃げ回りますが、ゾンビの中を逃げ回るっていうシチュエーション、ありませんでしたっけ?笑
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