エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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マルチバース+カンフーと見せかけ、感動の親子愛ドラマ
マルチバースを、人生のメタファーとして描いてるところが斬新すぎる。
アメリカでアジア移民としてランドリーを経営する主婦。
仕事に追われ、税金に追われ、娘は反抗期。夢を諦めて結婚した自分が腹だだしい毎日。優しいはずの旦那にも文句しか言えない。
税務署への話し合いの日、突然彼女はマルチバースの世界へ。そこではさまざまな職業で成功しているエブリン自身が沢山いた。
そこで出会うのは。。。
そこで自分自身と向き合ったエブリンの心を変えたのは何か?
お寒いギャグ、下品、アホ、オマージュ満載、
しかしながら後半しっかりと泣かせてくれる愛すべき映画。
アメリカでは娘を持つ女性たちが号泣したそうです。
SFカンフーコメディの革を被った、感動の家族ドラマです!
カオスながら着地点はしっかり
劇場予告観て以来、劇場で観ようと決めてた作品。
まずイマジネーションめちゃくちゃ良いな!
無秩序で不合理、ナンセンスな夢の中の世界を見ているかのよう。
作中で様々な場面や世界をかなり行き来するので、衣装にメイク、世界観、色々見られるのがとても楽しい。
主人公エヴリンと一緒に混乱しつつずっと脳内がジェットコースター状態だった。様々な世界が重なる演出の仕方も面白い(すさまじい情報量)。
あと特にジョイのメイクや衣装が良かった。なぜゴルフウェア?なぜゴスロリ風ファッション?この訳の分からなさがマルチバース世界の無秩序さを出してて良い。
あと、作品としては変化球なのにストーリーのベースが王道SFなのが良い。
非日常から来た存在に自分の秘めた可能性や能力に気付かされて、どんどんアイテムや技、仲間を取り入れて強くなっていき、かつ意識してなかった大きな世界の法則に気づいていくやつ。
よく小説や映画で観るやつで、こーゆーのシンプルにワクワクする!オタクが好きなやつ!
(本作、オタク向けの波動を感じる)
また大きな物語(セカイの物語)が個人のプライベートな物語(本作で言うなら家族の物語)に帰結する、ってのも王道で良いよね。
そこがぶれなかったのでカオスな作品なのに着地がしっかりして消化不良感がない。
人種、ジェンダー、ルッキズム…。アメリカで意識が高まってるポリティカルコレクトネスの要素は時勢もありやはり意識が向いてしまうのはあった。
でもアジア系の中年女性(しかも娘がいる自営業の経営に悩むごく普通の女性)が主人公なのは、新しい雰囲気を持ち込む要因になってて良かった。
しかも主人公のエヴリンは色んな面で成功しないまま生きてきた(本当はそんなことないんだけど)ので、だからこそマルチバース世界のエヴリンの能力を手に入れることがどの世界線の彼女よりも強くなれる要因になってる、という設定が面白い。
アクションも動きがスピーディーでカッコよかった。
カンフー要素入れてたのが良い(マッチョ小指はちょっと笑った)。
下世話で下品なくだらないシーンも割と有り。
みんな突飛な行動取ろうとすると割と下ネタに走りがちなのに脱力して笑った(棒状のモニュメントをお尻に入れようとする人多すぎ問題。笑)。
難点はちょっと長いことと、登場人物の魅力にかけることかなあ…。テーマや世界観や演出とかは映画作品として本当に良かった!
アカデミー賞作品賞を取る実力はある映画
アカデミー賞の作品賞なのに、非常に日本のウケは良くないこちらの作品。
ルッソ兄弟とA24と言う理由で見させて頂きましたが、なるほど〜って言う感じでしたね。
個人的例えで、「リアル鬼ごっこ」+「レミーの美味しいレストラン」+「コロコロコミック」+「ラブストーリー」+「ファミリー」を混ぜた映画です。
確かにカオス過ぎる内容でして、一体何が起こっているのか、今どんな状況なのか読めないですね。
普通に内容の把握がしやすい方でも難しいと思います。
とにかく、自分の違う世界線から能力を手に入れながら、主人公と同じ能力を持っている悪い奴をやっつけろって言う内容なのかな?
で、その悪い奴をサポートする味方が夫に乗り移ったり、悪い奴は娘に乗り移ったりみたいな。
多分完璧な答えは出ないです、きっと。
エブエブが好きな方は多分こう言うと思います。
→「考えるな感じろ」って
でも、僕からもそうしか言えなくてね...
この作品って解釈がめちゃくちゃ広がる映画だからこそ、自分が思った内容で評価して良いと思います。
なので、僕が思った解釈だとめちゃくちゃ好きです。
最後もなんとなく良い展開にしようとしてるな、
能力を手に入れて戦うのではなく、良い事に使うって言うとこや、1人1人関わってきた家族や上司などの関係も良くしていくとこ、
なんか不思議とラストは涙が出そうでしたね...
内容掴めてないのに。
アクションはまぁまぁのカンフーです、
普通に雰囲気に合わないギャグ的なコメディもあり、
下ネタもありです。(ち○ち○のおもちゃ出てきたけど普通にレイティングGなんやね...)
多分、意図的に付けただろうモザイクシーンはめちゃくちゃ笑いました。
最後に、賛否両論の作品ですが、確実に言えるのは、
めちゃくちゃ頑張って作っている事。
同じアングルで、同じポーズで、果たして何パターンのカットを作成したのだか...
ほんの0.1秒ぐらいしか出ないシーンでも、ちゃんと背景も衣装もメイクもしていて...
世界線が切り替わりまくるアクションシーンも切り替わるところのズレもなくて...
めちゃくちゃ大変で、めちゃくちゃ苦労しながら制作していたんだろうなぁって実感させられます。
全然アピールしてないけど、想像以上に製作費と製作時間ヤバそうだなぁって思いました。
日本でのウケは確かに良くないかなぁって思いながら、出来と労力を考えると、確かに作品賞は分かるなぁってなりましたね。
だからこその楽をしたかったのか、石の環境音のみの字幕会話シーンはめちゃくちゃ好きです!斬新ですね。
これぞ「映画」って言う映画でした。
カオスが好きな方、映画好きの方、物語シリーズが好きな方、ルッソ兄弟が好きな方、めちゃくちゃ頑張っている映画を見たい方はオススメします。
↑に当てはまらない方はサブスクやBDで良いかも。
カオス
端的に表すならカオスな作品。
映像の見せ方や、カンフーアクションは圧巻。とてもカッコイイ!ただストーリーが自分には合わんかった。
マルチバースという難しい題材の割には、説明が少なくて分かりづらい。段々と分かってくるが謎な所は多々見られる。終わり方も良くも悪くもって感じ。並行世界を飛びながら一つ一ついい感じになっていくが、少しくどく思ってしまった。悪くないけれど。
なにより、家族愛?的な話がもうちょっと感動する感じで終わるのかな?って思ってたからうーんって感じ。
何回か見たりわかる人には分かるのかも?
とりあえず、自分的にはアクションや見せ方はいいけどストーリーは可もなく不可もなくって感じ。
マルチバースで挫けた人はかわいそう
でも結局は母娘愛とどんな人生だろうが肯定的に生きようってだけで
難しく考えて挫けて低評価
ノーランとか好きなSFマニアには内容がコメディ過ぎて低評価って感じだと思う
頭空では見れないけどそう悪くもないと思いました
全体的に平均点高いけど脚本とか演技とか全部が混沌としてるから評価しづらいってのが評価だと思う
アカデミーは政治と時勢でとった感はある
色んな人生を追体験してやっと気づく真理もあるということ
人はそれを小説なり映画なりで補完するがエブリンにとってはそれがマルチバースだったと言うことですね
ミドル・エイジ・クライシス主婦の人生再生物語
祝アカデミー作品賞で観た映画であるが、思いのほかよかった。表層的なところだけ観れば「マルチバース」のよくわかんない映画かもしれないが、本質は、「あの時はあーすればよかった、こーすれば違う人生があったはずなのに…」という悔恨を抱えた中年の危機にある主婦が、ご主人の良さを改めて認識し、また娘との喧嘩を通じて、「私の人生、これでよかったんだ!」と自分の人生に納得する物語だと理解した。ある意味、この映画は40代以上の中年女性(及び男性)の賛歌であり、20代までの若い人には見るには少し早い映画だと思われる。若い人たちには、40代以上になって改めてみることをお勧めする。
これがアカデミー作品賞なのか…
多元宇宙を扱った話はかなり好きです。
しかし、この映画は残念過ぎました。
あらすじとしては、何の特技もない主人公が別世界の男(主人公のいる世界ではこの男は夫)に全多元宇宙を救えと言われます。混乱しているうちに敵勢力に襲われ、逃げ回ったりしているうちに、別世界の自分の職業的な技を使って戦うことを覚えます。で、ラスボスは主人公と同じ力を持った自分の娘であることがわかりますが、最後は娘と和解し、元の世界へ戻るというものです。
歌手や小説家やシェフを夢見て、中年になった今もその夢を捨てきれないまま、コインランドリー店を営む主人公。
この設定は、とてもいいと思います。
別世界の自分は夢見た職業に就いているという虚しさも理解できます。
ですが、コインランドリー店主にもかかわらず歌手になるためのカラオケセットを店の経費に入れたり、成功している自分が別世界にいることを知って、夢を叶えられなかった原因は駆け落ちを止めなかった父親であるとして激しく責めたりと、主人公はかなりガッカリな性格で、共感出来るキャラクターではありません。
また、元世界では担当税務署員が、別世界では主人公の恋人という設定はかなり面白いものなのに、手指が全てソーセージであるとかいう設定で、そのソーセージを齧るとチーズが出てそれをお互いに舐め合うというのが愛情表現という世界であることを、執拗にしかも汚らしく繰り返すのも不快でしかありませんでした。手指がグニャグニャであるため足を使って物事を行わなければならないのは納得できますが、折角の恋人設定が霞むほど、このソーセージを強調する意味はなんだったのでしょうか?
更に別世界では、主人公はシェフ(といっても、ステーキハウスのパフォーマー)になっているのですが、その主人公のライバルが「レミーのおいしいレストラン」のネズミがアライグマになっただけの相手である点もガッカリでした。主人公がライバルを肩車して、捕らえられたアライグマを追いかけるもすぐ息切れするシーンは、海外の人には面白いパロディに感じるのでしょうか?大の男を肩車ね、そりゃ疲れるよねぇ…で、それが何?私が観ていた映画館では、笑い声の一つもありませんでしたね。
更に別世界では、主人公は無生物である石になっていましたが、最後には石に目がついて動き出してしまうという、そもそもの石の設定を全否定するような変化を遂げ、これも呆れて開いた口が塞がりませんでした。
一番最悪だったのが、下品なシーンがあったこと。別世界の力を使うには「有り得ない行動をとること」という設定はわからなくもないですが、敵はお尻に銅像を挿すことでそれを成そうとし、挿して飛び回るという大騒ぎシーンがそれなりの時間続いて、かなりゲンナリしました。この場面はどっかんどっかんウケるシーンなのかと思いますが、私が観ていた映画館では、このシーンも静まり返っていました。
それと、散歩していた犬のリードをぐるぐる回して犬を振り回し、ポーラみたいに扱って主人公を攻撃するシーンも辛かったです。ただの虐待にしか思えず、早くこのシーンが終わってくれないかとばかり願っていました。
そもそも、折角、母と娘の関係性、主人公自身の元世界での自己肯定という良いテーマを扱っているのに、そういった大事な部分の心理描写や掘り下げより、つまらないパロディや下品なシーンに多く時間を割く必要性はどこにあったんでしょうか?
お笑い系がやりたいなら、そちらに全振りすればいいのに、この中途半端感が粋なのですかね???
カンフーおばさんVSプロレスおばあさん、時々プロフェッサーおじい
潰れかけのコインランドリーを経営する平凡な女性エブリンは、ある日突然平行世界から来た別次元の夫ウェイモンドに“平行世界全体崩壊の危機、救えるのは君だけだ”と騒動に巻き込まれる、バースジャンプと呼ばれる平行世界の自分にアクセスしてさまざまな技能を習得できる技術を駆使して襲撃者に立ち向かう、果たして宇宙の運命は、、、
見始めはバースジャンプの仕組みが分かりにくいかと思ったけど案外すぐに慣れる、というかジャンプするためのキー(マトリクスでいうとログアウト時の電話を取る、みたいなやつ)がくだらなすぎて何か細かい設定とかどうでもよくなる
さて我らが主人公エブリンはユニバース全体に偏在する個体を持つ特異点のような存在(普通の人は数パターンの似通った人生を持つだけ)
の中でも最底辺の個体、夢想家で様々なことに挑戦しては挫折を繰り返す集中力のない人間
実は彼女の挫折こそが別のエブリンの成功に枝分かれしており、バースジャンプによって万能の力を引き出すことができる(集中力のなさ自体も映画と勘違いしていたものがラカクーニバースだったりとこれまで装置なしでも別のユニバースを白昼夢として見ていた可能性が仄めかされている)
対する全ユニバースを脅かすカオスの化身ジョブ・ドゥパキの正体は、エブリンの一人娘ジョイのアルファ体
アルファバースの母の人体実験で精神を壊されおちゃめな破壊者になってしまうどこぞの饒舌な傭兵のような存在(※キルズマーベルユニバースを参照)
ジョブも俺ちゃんと同様その騒々しい装いは無限のユニバースを知覚し、たった一人で永遠にも等しい時を生きる孤独を隠す鎧である
全ユニバース崩壊の鍵“ベーグル”もたったひとつの存在、自分を消し去るために作られたもの、もっと輝ける自分があった、と現在の自分を否定するエブリンと実に似た者親子だ
どんな人にでも愛すべき所はある、どんなに今が最悪でも楽観的になることは大きな武器、意地悪でいるよりも優しく出来ることの方が強い、
指がソーセージだったりケツにトロフィーぶっ刺したりくだらなさのオンパレードなのにストレートなメッセージが心を温める不思議な作品
マルチバース
どう見てもアナルプラグ....
嫌な予感しかない.....
割とガチムチ男が使うとは....
巨根ディルドも出てきましたが
あれは双頭ディルド方が
ヌンチャクっぽく使うのに良さそうかも....
でも愛よね
やっぱり愛よね
でも愛は怨みや憎しみにも
変わりやすいのよね...
愛は全宇宙を救う!!
ビックリする映画
国税庁に書類を提出に行くだけで、こんな世界にいきなりなるという設定には驚きました!
監査官が遅いかかってきて、エヴリンが殴りかかりで、そこから流れが変わりカンフーしているウェイモンドがジャッキーチェンに見えてしまうし、エヴリンが真矢さんになぜか思えてしまうぐらい七変化のうまさを感じてみえました
税金はしっかり申告して払いましょうみたいな映画かと思いきや娘が、男性のシンボルを武器にしたりと絶対に映倫GではありませんW
笑ってしまったのが、ラカクーニの代わりになって上に乗るくだりが何度かあって笑ってしまいました。
カンフーとかコメディーやマトリックスが入った内容とLGBTサイコパスが合わさった感じでした 手がソーセージになるのが、何の表現をしたかったのかがわかりませんでした?
解説付きでもわからないと思います。感動したと言う方には申し訳ないないのですか、感動より理解したいけど、無理矢理理解しなくちゃなならない映画だと感じました
また観たいかと言われればと言われるとお腹いっぱいです。
最後のオチが観にきた客が退室して数える程度にしかいなかったのもビックリでした
ありがとうございました!
アカデミー賞は「貧困と家族」から「混沌と家族」へ
「貧困と家族」を扱った作品がしばらく続いたアカデミー賞、今年は「混沌と家族」を扱った今作が受賞。
コロナ、戦争、世界の分断など。実生活でも混沌が身近な世の中ですね。
混沌の中でも隣の人に親切でいれる自分でありたいですね。
かしこ
忙しい展開で面白いが子供には不適切な表現がちょっと…
テンポの良い展開で楽しめるがアダルトグッヅのディルドゥブン回したり、モザイクかかってきたアナルプラグが入るやつとか、猿ぐつわされて責められたりちょっと子供に余り見せたくない内容が残念です。
渡辺直美さんを思い起こさせる娘の衣装や化粧が素敵です。
一瞬なのに多くのパターンが映るシーンは考えると凄く大変そうですが動画配信などされたらコマ送りで見てみたいです。俳優、世界観など良いと思います。
万人向けでは無いものの素晴らしい作品だとおもいます。
期待外れ
星マイナスにしたいくらい。なんでこれが騒がれてるの?
【1】登場人物が好きになれない
・まずジョイとベッキー、本当に付き合ってるの?ジョイだけ苦しんで悩んでてベッキーは突っ立って見てるだけな気がして…これカップルじゃなくて友達でも良かったのでは?
・エヴリンの夫がなぜか愛と寛容の象徴みたいになるのが謎すぎる。
コインランドリーの経営をエヴリンに任せきりでヘラヘラ客と談笑してて、お客さんの荷物に目ん玉貼って遊んで、離婚を切り出す勇気すらなく離婚証明書をつきつけてエヴリンに決定権を委ねようとする奴がなんで急にもてはやされるの?
・爺さんは爺さんで最後までエヴリンに何もかも任せきり。この映画の男どもは何故成長しないの?
・エヴリンが作中の1番のヴィランだと思った。ただの毒親でしかないのに「こう生きるしかなかった」可哀想な人として見せられるのがとても不愉快だった。
【2】全く笑えない下ネタ
デ◯ルドで戦うレズビアン、下ネタ大好きな中学生が考えたような陳腐ネタ。
ア◯ルプラグネタも何が面白いのかさっぱりわからなかった。ゲイだよwwwwレズビアンだよwwwwほら笑えwwwwておちょくられてるようで不快。
一瞬だけ映ったエヴリンのベッドシーンもいらねえ〜
【3】どこがマルチバース?
想像してたマルチバースと全然違った。鉄板焼きの店や中華衣装着た歌手、なんやかんやでアジアという括りにめちゃくちゃ縛られてるじゃん。これ主人公が白人だったらもっと色んなバースあったよね?
【4】衣装が泣ける程ダサい
映像の色彩センスにギリッギリ救われてるけどジョイの衣装が死ぬほどダサくて泣けた。生え際浮きまくりのウィッグと美容専門学生がやったような下手くそなメイク、顔と骨格に全く合ってないゴテゴテの服…スタイリストいなかったの?
ドヤ顔でジェレミースコットのアディダスコラボ着てる名シーンみたいな演出も痛々しい…何年前の服だよそれ…「アジア人だから原宿ガールぽくしてみましたー^_^」的なハリウッドお得意のアジアごっちゃ混ぜに呆れた。
【5】ゴミみたいなエンディング
後半もう期待はしてなかったけど案の定
家族賛美エンド。「あー、フィクションですら毒親に苦しまされた子供は親を許して面倒見なきゃいけないのか…」て思わされて怒りと悲しみで脳が疲れた。
指がソーセージのバースでエヴリンが作中一番幸せそうにしてたのにあのゴミ夫と仲良しヘテロエンド。結局ただのクィアベイティングかーい。
【6】良かった点
石のバース
色彩センス
くらいかな…
【7】全体的な感想
この映画がアカデミー賞受賞してて、
LGBTやクィアにオススメされてる意味もわからない。
どちらかと言うと、LGBTやクィア当事者の子供を持つ親、または毒親が見て気持ち良くなるオ◯ニー映画だなって思いました。
いや、これが80年代とか90年代の映画だったらまだわかるよ?でも今の時代にまだこの程度なの?
二度と見ません!😃
開眼
エブエブ、深層心理に語りかけるようである意味怖かった。
SFのような話で、大きな宇宙(マルチバース)の中では小事にこだわらず、大きな愛で生きよ、と言われているような。仏教的な教えにも通じるものを感じた。
この映画のカオティックな世界観に対する評価は、人によって1にもなれば5にもなるだろう。自分は他の映画と比較して相対的に4をつけた。好きな映画かと言われればそれほど好きではないが、あれだけ大きく展開したカオスをどのように収束させるのだろうと思ってみると、最終的に前述のような思考へと着地していくのが非常に興味深い。また、世代的にはグーニーズの子役が大人になってもちっとも変わっていないのが何気に嬉しかった。
最後に個人的な話で恐縮だが、娘役がどことなく離婚した妻との間にできた自分の娘に似ていて、ストーリーとも重なり胸が痛くなったのだが、別れた世界線と別れていない世界線、いくつもあるなかで、すべてがリアルなのかも知れないと思うと、どの世界線であろうが娘や家族に対する愛や思いやりを貫こうと思った。
人生初の「ムカついて」何度も帰ろうとした映画
アカデミー賞7部門受賞ってんで遅ればせながら見てきましたが、未だかつてこれほどイライラして途中席立って帰ろうと思ったこと一度もないです。マジでつまらねぇ…
リアリティSFアクション的な娯楽作品と思って見に行ったのですが、とんでもない。
やたらにカンヌが好きそうな感じで説教くさいし、もうとにかく死っっっぬほどテンポが悪い
別にカンヌ的なのは個人的に退屈なことが多いだけで、マジメにアート系とかなら全然楽しみようもあるのですが、表面がとにかく悪ノリに悪ノリ重ねて娯楽作品ぶってるくせに、その悪ノリジョークも最初の数個はくすりと出来るものの、とにかく本当に"悪"ノリ。しかもひたすら同じような悪ノリの繰り返し。
「これウチらの間じゃめっちゃ面白いんだよね!どうどう??」って、もうなんか最近のイタズラ炎上SNS動画見てるような気分で、つまらんどころか嫌悪感すら感じてくる始末
バースジャンプの「自分が絶対にやらない事をする」って、型を破れ的な事なんでしょうが、例えば急に瓦を殴って割る>カンフーをやっていた自分と接続、人前で旦那に熱いキス、歌い出す>俳優の自分と接続
とかそう言う意味あるやり方あったでしょ。失禁だ、リップ食うだ、アナルプラグだ、はーー何の意味もねー!アホくさい。しかも後半はそんな設定無視して好き放題
何もかも詰め込もうとして全てが相反して何もかも失敗すわこんなん
いや、メッセージ性的な部分も分かるんですよ。
ただ、例えばあなたが本当に人生に悩んでるときに親に相談したら、親はなんか良いこと言ってはくれるんですが、"下半身丸出しでベビーカー乗って鼻にクロレッツ挿し"ながら「◯◯ちゃんの好きなようにするのが一番!大事なのは覚悟!覚悟が足りない!」とか説教されてるような感じです
まともな感性した人間ならそんな親はっ倒して人生の縁切りますが
恐らく系統としてはパラサイトみたいに「コメディの中に、現代社会の光や闇が…」的な雰囲気を出したいし、多分アカデミー賞もそんな感じで評価されてるのかとは思いますが、
そこらの立ち飲み屋トークで出てきそうなあっっさいセリフ(単語だけ難解だったり無駄に遠回しなせいで余計イライラ)に、伏線もとっ散らかりのほっぽりぱなし。
到底パラサイト等と比較する映画ではないです。
この悪ノリSFに家族愛をぶっ込む構成、一番近いのはおそらく劇場版クレヨンしんちゃんなんですが、そんなステージにはとてもとても……
あとやっぱりそう言う構成は実写と食い合わせ悪いですよ。実写劇場版クレヨンしんちゃん!!とか想像したらわかりそうなもんですが
いやまぁ、移民の葛藤や、新しい価値観への恐れ、生活に追いやられて家族や生き方に心の余白が回らなくなってしまう事、そういった"日常"の息苦しさを、荒唐無稽なSFコメディアクションにブチ込む。意欲作ではあります。そこは評価したい…!
ただ、それがちゃんと評価になるのはその2つがちゃんと絡み合ったときです
「変な食材と変な食材合わせました!味も変です!!」
それはただの思いつきのマズい料理って言うんだよ……
「これとこれとこれ入れて、こんな組み合わせ今までないでしょ?!」ってアイディアだけでオスカー取れたら世話ありませんわ。その上で面白く調理するのが映画でしょうが
この映画設定でしっかりエンタメに昇華できる監督、脚本家は沢山いるだろうに……もったいない。これがアカデミー賞を取っては、今までしっかりと脚本書いてきた人たちが報われませんよ
あともう単純に長すぎ!!100分くらいにまとめるだけで5倍は評価変わるはず。唯一面白いカンフーシーンですらスロー多様で後半はダレダレですよ
色んな映画のオマージュも「いっぱいオマージュあるのになぁ〜w気づかないか〜w」みたいに訳知り顔してる人いますが、いやこれ、分かったとこで作品の話には全く寄与してないでしょ。入れたら評価上がるもんじゃないですよ。マジで無駄。むしろ不快レベル
さんざ罵倒してしまいましたが、そんな中でも役者陣はこんな無茶苦茶な役を演じきっていたので、ほんとはマイナスですが1点つけときます
特に娘、変なコスプレしてないとこの"一般人の葛藤、息苦しさ"の演技はとても良かったです。彼女の演技はちゃんと人間ドラマ映画で見たかったですね
ダマサレタ
何度も途中で鑑賞をやめたくなり辛かった.
何に腹を立てていたのかと考えたら,アカデミー賞候補だとか,マルチバース物だとかの好評価に騙されてしまった自分に対してでした.予告編を見てた限りでは,これはパスしようと考えていたのに・・・.映画.comで,みなさんのレビューを注意深く見ていればよかったのですが.
主人公はマルチバース間をジャンプできる能力を持っていて,特にこの世界の主人公はこれまでの人生の選択で一番不幸な選択を続けてきたために,大きなジャンプが可能であるとのことで話が展開していく.そのどん詰まりの人生を説明するために,冒頭でクリーニング店の半日程度が描かれているのだが,ただわちゃわちゃしているだけで,何をもって1番のどん詰まりなのか響いてこない.たとえ中国人移民の特殊性とか忖度しても,全く共感できない.しかも,税務監察官に会うまでが無駄に長すぎる.
アクションも衣装も俳優も良くなかった.ただ,ジェイミー・リー・カーチスの演技が救いであった.True Liesの時はスリムだったのに.
私個人的には,ハリウッドと中国資本には要注意という教訓になりました.
あきらめないで
この宇宙にある全ての可能性を体験し、
この世界の理り真理を全て理解し、
そして「無意味」だと悟ったとしても、
「優しくなって」
って言う。
あらゆる事を理解した果てに、
「無意味」と断ずることが出来るなら、
その逆も可能なはずだ。
「優しくなって」、
少しでも意味が見出せるのであれば。
始まりも終わりも分からない
この宇宙の中にいて、
一瞬でも、
愛したり、愛されたりがあるのなら、
そんな奇跡ってない。
十二分に意味はある。
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