エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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ひねりは1回までで頼む
クセが強ーいぃ、、 なんならあらすじだけ聞く方が感動的かも知れないテスト↓ 駆け落ちで渡米し、小さな店の経営や日々の暮らしに追われていつしか家族と心の距離ができていた中国人女性が、家族を取り戻すためあり得たかも知れない別の人生の力を借りて、世界の存亡にかかわる闘いに身を投じる。 …なんだけど。 ここから想像するようなエモさとかドラマチックさというのはあんまりストレートに入ってこなくて、代わりに過度なビジュアルとか、めまぐるしい編集による情報量とか、割としょうもない直球の下ネタとかがバカスカ入ってくるという。 観てる途中で「スイス・アーミーマン」の監督だったことを思い出し、ものすごい得心が行った。 うっすら昨今のアメコミヒーロー映画をイジってるのかなあという気もした。 それ以上に、劇中でも繰り返される「無意味でしょうもないことを全力でやると謎のパワーが溜まる」という子供っぽい悪戯心の発露なのかも知れないけど。 とにかくミニシアターでやってる低予算映画ってノリで、これでアカデミー行ったという現実自体、まるでこの劇中で起こる展開のようだ。 こっちの予想を外してくる終わり方含めて、人によっては不快な映画と感じる向きも仕方ないだろなぁと思う。 国内では「エブエブ」という略称を使って売り出そうとしてたのもなんか納得。どう宣伝していいか、何が売りかって説明がむずかしいもん。 授賞式は感動的だったし、意味もわかるんだけど、それでもなおこれがアカデミー…というシュールさは残る。関係者もここまで大事になるとは思ってなかったんじゃないか説も残る。 トリッキーな時間操作がしつこいとは思ったけど、カンフー場面はふつうに楽しかったし、小ネタもちょこちょことは笑えた。 退屈ではないけど、確実に万人受けしないのと、頭のすみっこで晩ごはんのメニューを考える程度には余裕があった。よく言えばクール、悪く言えば斜に構えてる。 やっぱり王道のネタ(家族の話)をトリッキーな方法(マルチバース)で表現する、あるいは目新しい題材をベーシックな手法で描く、どちらにせよひねるのは1回までで、それを超えるともはや一般向けではなくなる、ということを痛感させられた。
アカデミー賞のNEWSで期待したが😅
意味不明の退屈な話しだった!登場人物の誰にも感情移入出来ません。真ん中あたりから限界で早送りしちゃいました😔👎U-NEXT990ポイント損した🤣
お下劣も混ぜつつの壮大な人生賛歌
おそろしく大きい単位のことをミニマムな家族という単位に収束して力技でまとめあげた。こんなんよく思いつくなあ! 万物の存在には果たして意味があるのだろうか?互いに干渉し合うことで起きる事象を思えばあるとも言える。 でも多元世界で常にハイスピードに流れ続ける時間の中では、そんなことも些細な塵芥。何度も何度も繰り返される選択と愚かな過ちや後悔を経て、輪廻からの解脱という最終形態に救いを求めるのもそりゃそうだってなる。 しかし視点を変えてなんの意味も持たないような存在で、短い時間しか共に居られないからこそ大切にしたいと天から地へ降りてくる。 愚かで取るに足らないからこそ愛おしい。 在る事を赦してくれる、これ仏の目線ではなかろうか。 アナ雪にも通じる、ありのーままのー♪存在を愛する、ひいては己の選択、己の人生も愛することに通じる。 驚きの角度からの人生賛歌だ。
何故オスカーを獲ったのかが分からない
ミシェル・ヨー演じるコインランドリーの店主がマルチバースの戦いに身を投じるというのがおおまかなあらすじですが、正直なところ何故この作品がアカデミー賞を受賞したのかまるで分かりません。 同監督のスイス・アーミー・マンは面白かったのですが、この作品はあまりにつまらなさすぎて途中で観るのをやめてしまいました。 マルチバースとカンフーを題材にしたものだとジェット・リーのザ・ワンが思い浮かびますが、あちらのほうが余程見応えがあります。 マルチバース間をジャンプする際に変な行動を取るというのがトリガーになっていますが、狙いすぎてて笑えないし、何を伝えたいのかも理解出来ませんでした。 ミシェル・ヨーとジェイミー・リー・カーティスの演技は確かに素晴らしく、グーニーズ以来久しぶりに見たキー・ホイ・クァンも良かったです。 役者の存在感が光っていただけに残念でした。
わっかんね〜な〜
基本的にアクション。しかしその割に詰め込まれる台詞の量。差し挟まれる観念的な映像(石ね)。わからないことをよしとする映画だよねーと、自分で勝手に納得した。 それしかないわね。どこが面白いって言えないし、登場人物に魅力感じることないし。 それだけに、突きつけてこられている気はする。「あんた、結局は美男美女が観たいだけじゃないの?」って。この映画観ると、そうかもしれないって、思わされちゃう。勝手に考えちゃう。 「何を伝えたかったの?」と考えちゃう。「家族って素敵だ」って話? それとも「優しさこそが強さ」? まさか。 この感覚って前にも味わったことがある。「スイスアーミーマン」死体がすごいスピードで水の上を走る映画。そうだ、あれもこの監督の作品だ。 観て、ピンとこなかった映画も、わからなかった映画も、誰かのレビューや解説を読んで「そういうことだったのか! え、めちゃくちゃ面白いじゃん」と思わされたこともある。 でもこの映画は、その上を行く。「バードマン」もそうだった。何を言いたいんだか、さっぱりわからん。ダニエルズ監督(二人のダニエル)、俺にとっての鬼門か。 でも、すごい映画らしい。だってアカデミー作品賞だ。「バードマン」もそうだ。「スイスアーミーマン」だって、サンダンス映画祭の監督賞だ。いつか、俺もこういう映画の凄さがわかる日が来るのだろうか。 来ないような気がする…そんな不安に苛まれ映画でした。
世界で初めて見たのが自分なら100億点の映画
この映画はすごく魅力的で おもしろくて、ちゃんと攻めてて アイデアも溢れていて大好きになれる要素が とてつもなく詰まったカルトムービーだと思う。 アカデミーで話題になり 映画人からも絶賛された、誰よりも遅く見た 私自身は悔しながら、そこまでノレナカッタ。 そういう映画。 文科系中学2年生が、夏休みにちょっと冒険して観て 開眼するタイプの映画です。 そして、クラスメイトをサブカルに誘い込める 素敵な要素が詰まっている。 題材的に内容がいかに単純でも 複雑に描かれてしまうので、飽きようと思えば 飽きる事ができるのが少し残念。 ティーンネイジャーのパターンでも見てみたい。
意味不明です。
もう少しコミカルな笑える映画に寄ってくれればもっと面白く見れたんだろうけど、、、 淡々と流れていくから意味不明なまま置いてけぼり。 それぞれのキャラが濃いわけでもなく、 テンポ感のあるBGMもなく、、 笑える要素ほぼ無くて、 ただただみてるのが辛くなった。
人生賛歌
なんの取り柄もないエヴリン。 つぶれかけたコインランドリーを経営する華僑。 そんな彼女のところへ並行世界の優位次元から使者がやってくる。 使者は唐突にあなたこそユニバースの救世主だと説いて戦いがはじまる。 スパイダーマンノーウェイホームみたいなマルチバース構造、だがヒーローではなく一般人(な見た目の登場人物たち)が過去と未来と次元を超え死闘を繰り広げる。 意識が見た目をつくることで何でもありな圧倒のビジュアル、 次元間ジャンプの仕様が“ぜったいやらないような変なことをする”──ゆえのコミカルなムード、 そこにカンフーアクションが加わってカラフルで騒々しい。 が、特異な方法を使いながら、エブエブは家族のことを描いている。 装飾をとってしまうと、すがすがしい母娘の物語になっていた。 逆から言うと、反抗期の娘が紆余曲折を経て母と和解した──という普遍的な家庭ドラマに、余分なアイデアや枝葉をつけまくって、奇想天外なフィクションにしている。 それゆえ、見たこともないアイデアに呑まれていたら、お終いに思いがけない感動にいきついてしまった──という感じになる。 基調となるドラマはSaving Faceやグザヴィエドランの描く母像やテネシーウィリアムズやShelagh Delaneyのように普遍的だ。 世界中のあまねく物語のなかに出てくるような母娘の愛憎話を極端に風変わりな方法で描いてみせた。 その結果、エブエブは見ている最中は目まぐるしさに没頭するが、見終えて俯瞰してみると人生賛歌を見たように温かい気分になる。 キャラクターはみなスター気配が払拭され、地味に庶民化され、それは観衆に充てているように思える。わたしたちのとるに足りない人生を応援してくれているように見える。 ──きみはつぶれかけたコインランドリーをいとなみ、毎度税務署から呼び出しを食らうような崖っぷちを生きている。 連れ合いはお人好しで、父は要介護で、一人娘は反抗的でレズビアンだ。 だけど、そんなことがどうした。 きみは得がたい家族と愛に囲まれている。 なによりきみはこのユニバースにとって特別な存在なんだ。 だから、さあ、元気出して、扶け合って生きよう──とエブエブは言っている、のだと思った。 Danielsの辣腕と心優しいヒューマニズムを浴びる特殊体験だった。
いろいろ詰めこみすぎ
マルチバース、並行宇宙と言われてもよくわからんけど、要するにカンフーアクションのSFコメディ。139分は長い。家族の物語、岩の世界、大人のおもちゃがあまり必然性なく使われたり、いろんな要素を詰めこみすぎなのか。岩の世界の場面もそれはそれでよかったけど。 長いと言えばタイトルも長い。原題そのままのカタカナでは伝わらないと思うな。
気づいたら終わってた。
目まぐるしい場面転換で気づいたら終わっていた。 だけどストーリーはわかったし、この作品の主軸みたいなのもわかった気がしたから不思議。 とにかくLOVEのチカラは偉大で、とにかく今の世界に必要不可欠ということ。 ミシェル・ヨーのキャラチェンジ100連発みたいなのがもうさいっっこーだった!
秩序よく散乱
ミシェル・ヨー、最高だね。 キー・ホイ・クァンも良かったし、 ステファニー・スーの七変化もキュートだった! もうねぇ、ひっくり返したおもちゃ箱の中身が秩序よく散乱してる感じ 笑 ゴッチャゴチャしてるのに、まとまってるみたいな。 面白かったなー。 でも、愛だよね、つまるところは。 アカデミー賞発表前に観ましたが、 結果になるほどでした。
わけがわからない
マルチバースで何でもあり、ってことなのかなあと感じましたが、話が飛びすぎで繋がりもよく分からず、そもそも繋がりなんてないんだろうけど、一見、高尚な意味がありそうでいてカオス過ぎてそれに気付かなかい、いや、そもそも意味なんかないのかも、という作品でしょうか。非常につまらない映画でした。 ドクター・ストレンジのマルチバースの描き方って秀逸だったんだなあとも思いました。
半分寝ちゃった💦
話題なのでジャックに来たら観ようと思ってて、勇んで行ったけど… ポカン?としてたらウトウト… 娘が「面白かった!観た方がいい」と言うので 押さえておかなきゃな、と でも「お母さんに分かるかな〜?」とは言われてはいた😞
普通にハチャメチャ型娯楽映画かと思いきや
…号泣した。 辛く苦しい人生もちろん楽しい事もあるけど、常に心配や苦労、他人の妬み嫉みになど様々なネガティブな事からは逃れられない。 そして日々の多忙から小さな幸せをも見つける事が出来ない。 良い事も悪い事も全部受け入れる事ができればある日突然、霧が晴れたかのように視界が晴れる。 幸せはすぐそこにある。 愛あれ!
税金の申告、夫との愛の確認、娘の親離れと、マルチバースになんの関係が??
コインランドリーの税金申告の話しのために、マルチバースまで 持ち出して、 ミシェル・ヨー姐さんは40面相&八面六臂の大奮闘。 中島みゆきの「ファイト」 “戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろ“ みたいなシレーっとした娘のジョイ。 今、wikiで粗筋読みましたよ!! ジョイがマルチバースでエヴリンの宿敵のジュブ・バトゥキなんだって? 普通にぼーっとイヤイヤ観てたら、 ジョイー=ジュブ・バトゥキ、 うーん? なんてまるっきり分からなかった。 不機嫌な娘のこと、エヴリンは、凄く気にかけていて、 結局は娘を振り向かせよう・・・みたいな家族の内輪話し!! ですよね!! なんでマルチバースだの、 世界の危機・・・だの持ち出すんだろ!! 楽屋ネタを延々と見せられてる感じ。 ところで「カンフー」ですが、 ブルース・リーは有名ですが、 今、カンフーをちょっと調べたら、 カンフーとは、中国武術全般を指す言葉で、 少林拳、詠春拳、太極拳などなどがある。 カンフーの本来の意味は「練習、鍛練、訓練の蓄積」 及びそれにかけた「時間と労力」の意味。 ブルース・リー世代じゃないし、女だし、 カンフーたって思い入れはない。 夫の姿をした使者のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)の アクション(カンフー?)はそこそこ面白いけど、 顔の優しさとのミスマッチがあって、ぜんぜん強そうに見えないんだけど、 なんか小さい話しを大風呂敷広げて、 ユニバース(宇宙)だの、 マルチバースだの、 《世界の危機を救う》のと、エヴリンになんの関係があるの? 税金申告と経営危機と娘のレズ問題で、 頭がパンクしそうなエヴリン!! お疲れ様!! 2時間半、面白くない映画に付き合わされた私にも、 お疲れ様!! これが今年のアカデミー賞7部門受賞!! 正直言って、どこが面白いのか、 分からない。
壮大な馬鹿騒ぎの奥に隠された哲学
壮大な愛の物語に頭をガツーンとやられて終盤に涙した1回目。 終盤の人生哲学的な粋な台詞のオンパレードの部分を理解したくて二度目の鑑賞をしましたが、より一層泣かされた。 理解できないという理由の低評価が多すぎて悲しくなるけど、観る人を選ぶ映画なのは分かる。 壮大なバカ騒ぎでもある無数のマルチバースの大嵐を最終局面でbe kindの言葉と共に優しく両手で包み込み、愛でなぎ倒す。 そして所詮人間など小さな存在であるって… 人類の生まれなかった自然の美しい星で石として存在する事の平穏な日常って深すぎるでしょ。壮大なアフリカのサバンナで体操座りしたくなるよ。 色々壮大すぎて、あと何度か観てすべてを吸収して頭に叩き込みたい名作中の名作エンターテイメント映画 キラキラした人生を過ごしただろうイケメンバージョンの旦那が 「それでも君と一緒に税金をやりたいと思う」ってウォン・カーウァイ映画ばりに粋な台詞で決めたかと思えば、大事な家族になったアライグマを取り戻す為に肩車して全力で走って吹っ飛ばすし、マルチバースの大嵐を総動員して優しさの竜巻で包み込んで吹き上げるエンディング。 壮大な愛に直面して泣くしかないやつでした。 昨年のアカデミー作品賞のコーダとは180度違う、奇天烈な作品ではあるけれど「上手く行かない日常に苛立ちを抱えた家族達が前にむかって進む物語」と言う点では同じ。 この作品の素晴らしさが理解できる人が増えますように。
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