エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
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カオスって言っておく
期待度MAXから鑑賞したらけっこう困惑というのが正直なところ。評価が二分されていることは監督の過去作からも想像はついたので、がんばっておもしろがろう、話に付いていこうとスクリーンに集中したのだが、それでも意識が時々別のバースに飛んでしまった。いくつかの著名な映画評論のおかげでオスカー7冠の理屈はわかるけど…。 そもそもコメディ?ギャグ?要素が個人的にまったくハマらず。下ネタは嫌いじゃないが、ディルドをヌンチャクにしたり、アナルプラグ型のものが肛門に刺さったところで露悪的なだけで笑いにはならない…と思ったら、CINRAというウェブメディアで、ディルドやプラグはQIAカルチャーと切り離せないとの説明。いやいや大人の玩具までそこに結びつけにゃならんのか。 ただ、ムービーウォッチメンでの解説で監督の一方ダニエル・クワンがADHDであることが語られていて、妙に納得。スイス・アーミー・マンも妄想的に話が進行し、これなにやってんの?感があったものの、ある視点を持つことでまさに膝を打つ作品だった。せめてスイス〜同様100分以内に収まってたら、とソーセージ指バースの自分なら楽しめたかも(適当)。
純粋な心で楽しむのが鍵、この映画の真の意味とは。
とてもハチャメチャだけど、実はとても哲学的で深遠なテーマを持った作品。 「愛」「優しさ」「理解」これら全てが根底に流れ、壮大なマルチバースは実は自分自身の心の中の、別の人生を選んだ自分への羨望と夢。 どんな人生も自分の人生。 「今ここ」を大切に✨ 家族の愛は強し!
本気でふざけてる
良い大人が本気でふざけながらメッセージを込めて作ったのが伝わってきました。 個人的には指がソーセージの世界がツボでした。 正直笑いの感性が合わないと厳しいような気がしますが、こういう超下らない笑いは大好物なので、ゲラゲラ笑いながら楽しく見ました。 パロディもてんこ盛りで畳み掛けてきます。 正直中盤辺りで退屈を感じる時間がなかった訳でもないですが、ぜひ劇場で見てください。 たぶん家で見ると訳の分からなさが悪目立ちして魅力が伝わらない気がします。 かといってIMAXで見るべきかどうかは分かりませんが、 他の方も書いてますが過度の期待をせずに軽い気持ちで見たらとても楽しめると思います。 最後のクレジットでびっくりしたんですが、わざわざHotdog Hands LLCって会社を設立してるみたいなんですよね。 しかもA24の公式Webショップでソーセージ指型の手袋も買えるようです。使う場面が思い付きませんが欲しい。 ほんと徹底してて痛快です。
すっごく採点が難しい作品
前提として ・ダニエルズの作品だと、「スイス・アーミー・マン」を視聴済 表現が色々とぶっ飛び過ぎな作品。 内容としては、マルチバースを通して自分の人生を振り返り、別の自分を鑑みつつ、結局自分にとって大事なものは何なのかを見つけていく話。 今までの自分の選択すべてを肯定してくれるような優しさ、逞しさがある。そこから自分の本当にやりたいことを知り、他者を受け入れ、愛をつないでいく。 ……という風に感動要素に家族愛を持ってきている。 マルチバースという壮大な世界観ながら、普遍的なものに着地するのが良い。 実際はこれが描きたかったのかもな、とか考えた。 ただ、映像や音楽、発想が色々ぶっ飛びすぎていて、面白いけどついていけなくなる。 モンタージュ味が強く、麻薬をしているみたいな訳の分からなさがあった。音楽もたまに怖いし。 それらを踏まえた上で、全部まとめてこなしちゃおうぜっていうトンデモ展開に持ってかれるから、さらによくわからなくなる。何種類もある物語を同時進行で一本にした感じ。 わけわからないなりに笑えるところ(下ネタも)は多いし、SF的な設定とか色々面白いし、音楽は幻惑的で(月光のソナタが好きなので嬉しかった)魅力がいっぱいの体験になる。 壮大にラリってる間に感動をぶち込んだみたいな作品。 どこからどこまでを魅力とするかで、意見がめちゃくちゃ分かれると思う。自分一人の中でも分かれているぐらいだから。 採点つけるのが難しい……
ステファニー・スー。
賛否両論っていうけど、ここまでレビューが分かれていることに驚いた。自分には普通に面白かったので…。まぁ下品なパートは要らなかったとは思うけど。(ソーセージ食べ合うの最強に気持ち悪い) シンプルなことを破茶滅茶に伝えるって効果的。真面目なドラマにしたら15分で終わってしまう。複雑な展開の後に残るシンプルなテーマ。皆さま絶賛の石のシーンはインスタレーションみたいで、映画館の静寂が妙にツボった。 ミシェルももちろん良かったけど、キー・ホイ・クァンのウェストポーチ戦には興奮したし(ジャッキーっぽいし、キルビルのGOGO夕張的技も素敵だ)最後は泣かされた。ミシェルのラストバトルも微笑ましかったしなぁ。 しかし何よりステファニー・スーが素晴らしくてびっくり。ぱっと変わる表情で語れる女優なんだ。途中何度か渡辺直美風に見えたけど。ジャンル映画クイーンのジェミーリー・カーティスも可愛げがあって憎めない。けどやっぱり演技だけ見たらスーに助演女優賞上げたかった。
混沌。キツイ。
世界観に全然頭が追いつかない。 私はなかなか時間がかかりました。 結論。個人的にはオススメ作品ではないです。 この映画最高!なんて言ってたら、心配すらされそう。私ならします。 普段から飛んでる人ならすすめるのもわかりますが。。 や、凄いですよ。映画。 笑えるしちゃんと泣けるだろうし。 が、タイトルどおりの感想です。 よくも悪くも強烈でした。
初めての経験です
終始どうでもいい。 石にならずに映画をつくる方法を考えてほしい。 近々のバビロンといい、お金をかけてくだらない映画を作ることに僻遠してしまった。 なら、 ヘンテコ映画でしかアジア系は評価されないのか、、 ミッションヨーは素晴らしくて大好きだから、コレで主演女優賞なんだ、、なら賞なんていらないんじゃないかな。 なんだか冷めました。 役者さんに罪はないので、0.5星
ここの低評価の数々が物語ってます
かなりひどい映画です。 広告に力をいれてるのかかなり前評判などが期待値をあげてるかと思いますが しっかり裏切ってくれます。 B級映画にお金をかけてるようなチープな内容。 とりあえず観て損しました。 久々に大ハズレの映画を引いちゃいました
けっこう面白かったけど
酷評が多いから、ちょっとだけ擁護しよかな。 ミシェル・ヨー、百面相お疲れ様! アカデミー賞とったから、ほとんど前知識なく観たわけだけども、けっこう笑えたし面白かったよ。B級お下劣カンフーアクションSFコメディってところか。突飛なことやると強くなるっていうルール、あれ誰が評価してるんだろね。 確かにマイナスポイントも多い。これで作品賞かよとも思う。でも過去にもそんなのがあったしね。「クラッシュ」とか「アメリカン・ビューティー」とか。毎度思うけど、アカデミー賞の冠、かなりメッキ剥がれてきてるよね。
ここまで賛否両論わかれるとは.....
A24は元々かなり好き嫌いがはっきり分かれる作品が多いですが、ここまで賛否両論が0か5かに分かれてるとは思いませんでした(笑) 私は久々に凄い映画観たなと感動しました。 ここまでカオスを言語化(具現化?)してストーリーとして組み立てられるのは天才だと思います。 映画であんなに笑ったのは久々です。 下ネタから社会問題、マルチバースまで盛り込んで人によってはポリコレっぽさを感じるかもしれません。 が、私はよくまとまってるなと思います。 この作品がアカデミー取ったのは驚きですが、ある意味いい時代だなと思いました。
サッパリわからん
カネを払って眠気に耐える2時間って、何の罰ゲーム何だろう。昨夜はしっかり寝たはずなのだが…。 何故これがアカデミー賞作品賞なのか、誰か解説して欲しい。 私には10回観ても理解できない自信がある…ってか、説明してやるからもう一度観ろと言われても、もう観たくない。 私は自信を持って「観に行かない方が良い」と断言する。
スイスアーミーマンも見てね
MV作ってた監督ってことで1シーン1シーンの映え力がさすがで、シュールな展開も好きなので高評価。 ただ低予算ものの面白さみたいなのが詰まった映画だったんで何となくアカデミー賞取ったのには驚きました。 時代の流れ感じるわ〜! レビュー評価が真っ二つなのも読んでて色数な目線を楽しめていいですね👌
ミシェール・ヨー、久々のカンフー
予告編でのカオスぶりに、エネルギー消耗してもOKな日に鑑賞😅 クレイジーリッチで、久しぶりに彼女を観て、グリーン・ディスティニーを思い出し。 宋家の三姉妹も見直したり、昔の彼女に浸ってましたけど。 まさかの再会😅 実力あってこその、今回の作品。 私は娘の気持ちに共感してしまい、パラレル作品と言うより家族の物語として、捉えてます。 それで良いのかな? 映画への想いは、個人それぞれですものね。 カンフー場面は、ジャッキー・チェンより、なぜか😅サモ・ハン・キンポーを思い出しながら楽しく鑑賞しました😊
「頭の中の自由」
昨年末に映画館で予告がよく流れていた。 ミシェル・ヨーがカンフーアクションをしている場面がフィーチャーされていて、コインランドリーを経営するさえない中国人のおばさんの冒険ファンタジーみたいな映画…という印象で、まず見ないだろうな、と思っていた。 しかし、アカデミー賞7冠ということで、チェックしておかなきゃ、と映画館へ行った。 とはいうものの、3月中旬すぎて今年2本目(1本目は昨夏公開された『スープとイデオロギー』を遅れて鑑賞)の劇場鑑賞作である。今年封切られた新作映画では僕としては初めての作品だ。 テンポよく、主人公の脳内の映像=想像=があちこちに飛んで展開。「実」は置き去りにされ、「虚」だけが広がるが、それは映画はじめ、物語のすべてに言えること。 「実」に引きずられては物語にならないのである。 「虚実ないまぜ」――それが物語の要諦である。 それが成功した作品なのだ。 ミッシェル・ヨー以外に、知る俳優もおらず、中国人がメーンキャラクター。監督も中国系。夫婦、親子関係や貧困、人種問題など、現代のアメリカ人が抱えるリアルを通底し、その上に、別世界という虚構を載せた映画だ。 最後は、ほっとさせる「物語」になっており、それが映画としての面白み、「人生賛歌」になっているのだ。 もう一度いう。 すぐれた物語=映画もそのひとつ=は、虚実をないまぜにしながら、人間を、人生を讃えあげるのだ。 下町の、シネコンで鑑賞。前3列を除きほぼ9割の入りという感じ。上映時間2時間20分は頻尿のぼくにはきつかった。
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