「耳の聴こえない親と耳の聴こえる子供。両者の本音が垣間見えるドキュメンタリー作品です。」私だけ聴こえる もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
耳の聴こえない親と耳の聴こえる子供。両者の本音が垣間見えるドキュメンタリー作品です。
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「コーダ あいのうた」を観て
「コーダ」と呼ばれる子供たちの事を知りました。
この作品は、コーダのことをもっと知るためにびったりの
作品なのかと思い、鑑賞することに。
上映時間は短め。
1年に1回、コーダの子供たちが集まって
1週間程度のキャンプをするようです。
それに参加したメンバーの中から数名を取り上げて
・キャンプでの姿
・日常の生活
・抱える悩み
などが紹介されていく内容でした。
また、参加したメンバーの親(=ろう者)から見た
・子供たちへの期待
・将来への不安
・子供を手放せないという本音
も紹介されます。
親のエゴ (いつまでもそばに居て欲しい)
子供の葛藤 (いずれは親と離れて暮らしたい)
そんな本音の部分がちらほらと垣間見えます。
そういう点では、「コーダ」を理解する上で
見ておいた方が良いドキュメンタリーなのかな と
そんな風に思う作品でした。
◇
「コーダ あいのうた」 でも
「ろう者の親」 を支えるのは 「健聴者の子供」 でしたが
「子供」 とは 「未成年」の子供でした。
何年たっても「親子関係」は変わらない訳ですが
どこかのタイミングで、いずれ「子供」は親から離れていく
それが現実なのかなぁ と
観終わえてからその辺りが気になっています。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで
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