パトニー・スウォープのレビュー・感想・評価
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オシャレだけどよく分からない
ジャケ買いで見始めちゃったので何の話かまったく分からず、冒頭のクレジットで監督ロバート・ダウニーと出ててそこが私の中でのクライマックスでした。見てて不快な感じはしないし、しょうもないユーモアは嫌いじゃないんだけど、あまりにもぶつ切りのコント集みたいのをずっと見せられてるとだんだん飽きてくる。やめようかどうしようか迷ってるうちに終わり近くなり、何かものすごい壮大っぽいテーマがあったの?そして社員みんな一丸となってる感じ?伝達係とアラビア人以外?やっぱりただのナンセンス映画じゃなくて後世に残すべき傑作だったの?とは思ったけどもう一度見直す気力もなく、何かおしゃれな映画だったなーの感想のまま終わりました。
「Don't think! Feel」系ムービー
意味がわからないので、内輪ネタぐらいに軽く捉えて、考えることを諦めて観たら、思いの外退屈しなかったw
コンプライアンス、ISMS、SDGsという言葉がない時代のNYの広告会社の設定がタチが悪くて笑える。
出演者も特にお芝居してるというよりも、与えられた台詞を発言することだけを求められていて、後は寄りの多いカット割りでリズムを作る安直な構成なのかな、と思うと、そこも笑えてくる。
オープニングは大傑作の予感しかしないのだが…
オープニングまでは最高だったけどなあ〜
久々にヒイヒイいって爆笑してしまった。
そして、あのオープニングクレジットの出し方のセンスの良さ!
もう傑作の予感しか無かったのだが…
しかし肝心の中身の方が…
なんとも、なんとも…
う〜ん…
なんともイマイチ…
扇風機のCMはファンキーで最高だったけど…
期待していた劇中での他の広告が言うほど破壊的でも奇抜でも悪趣味でもなく…
航空会社のCMもイイ線いってたが、オチがねえ…
もっとブッ飛んだの見たかったよ。
当時のマディソン・アヴェニューの雰囲気などは、さすが元業界人のロバート・ダウニーだけあってバッチリだったのだが…
せっかくニューヨークが舞台なのに、あの当時のカウンターカルチャーの熱気も感じられず…
サイト上でのシノプシスでは国家レベルの陰謀に巻き込まれるなんて書いてあったが、そんなのあったけ?てな感じだったし…
だいたい大統領役がアノ感じだと自称大統領にしか見えてこない…
コメディと割り切っているとはいえ、ホワイトハウスの外観くらいは見せないと…
あの時代ならキッシンジャーをパロディ化した人物を側近で出すとか…
ベタかもしれないけどウケたと思うけどなあ。
ラストも「え⁇⁇」って感じの終わり方…
アレだと予算の都合で無理矢理クローズさせてしまったようにしか見えない。
主人公の突拍子も無い行動にも当時の黒人特有の何らかの哲学を(コジつけでも、ウケ狙いの受け売りでも)語らせなかったのも物足りない。
ブラックパンサーをネタに色々とイジっていたようだが、あれだけじゃなあ〜
あれ以上やっちゃうと69年じゃ危なかった?
当時としては、攻めていたのかもしれないが…
本当にオープニングが最高だったので…
なんとも惜しい!作品ではあった。
イッツアジョーク!
ブラックジョークと風刺と先見性
これが後世に残すべき作品なの?
"Truth & Soul"
ヘリコプターからバイカーもどきのオッサンが全く意味のない、端の方に座っている黒人がパトニーとかスウォープって定まらない呼ばれ方からの社長就任で本作の主役に躍り出る、演じた役者は監督のロバート・ダウニー自身が声を吹き替えてしまう始末!?
ポスターのデザインから全体的な雰囲気にオシャレ映画好きが怪我する案件で有名デザイナーからTシャツも販売される位に、パトニー・スウォープの存在感からシュールな笑いにデンジャラスな風刺、置いてけぼりにされる意味不明な感じと『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』を観た時と同じ不可解さが残る印象デ。
訳が分からないまま可笑しくて笑える場面と個性豊かな登場人物からなる群像劇としては疎かな、映像がカラーになり見入っているとそれはCMとしての演出な訳で劇中の物語には繋がらない斬新さ!?
かなり昔にショーン・ペン目当てで『ヒューゴ・プール』をレンタルして観たくらい、これを機にロバート・ダウニーの監督作品が観れる可能性を大に、少し構えてしまうけれど、監督曰く本作と『イージー・ライダー』は鏡のような存在らしい、そこを含めても理解するのが難しい!??
1980-90年代の関西電通が放ったTV広告(CM)と、同じだ😂
高レベル者専用
1960年代のニューヨークにある広告会社を舞台に、手違いで社長に就任したパトニー・スウォープが暴れる話。
役員会議に遅れて登場した社長が卒倒して亡くなり、その場で後任の投票をしたところ、誰も選ばないと思ったが重なって、唯一の黒人役員が社長に就任し、社名をTRUTH&SOULに変更して巻き起こるストーリー。
気に入らないヤツはとりあえずクビにして、気付いたら黒人スタッフの多いこと。
まあ、黒人もクビにしていたし白人でも残っている人物もいたけれど。
基本モノクロ映像でCMはカラーでみせていく作りに、1960年代によくぞという印象を受けるブラックジョーク満載で、人種差別を逆手にとったり宗教を揶揄したりと兎に角パンチは効いているという印象。
ただ、「ナンセンス」はわかるけれど、じゃあそれが面白いか?といわれたら、笑いに繋がる部分は少なくて、結構ベタなギャグも満載だし、ガキの使いの七変化の誰も罰金を払わない様なノリもシーンも。
当時これが作られたことに意義があったり、それが凄いことなのかも知れないが、個人的には映画として良かったとは言い難い。
この映画の観客が理解できる低いレベルに合わせろって言ってたけど、それでも自分にはレベルが高過ぎた様だ。
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