劇場公開日 2022年7月22日

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「高レベル者専用」パトニー・スウォープ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5高レベル者専用

2022年7月23日
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楽しい

単純

難しい

1960年代のニューヨークにある広告会社を舞台に、手違いで社長に就任したパトニー・スウォープが暴れる話。

役員会議に遅れて登場した社長が卒倒して亡くなり、その場で後任の投票をしたところ、誰も選ばないと思ったが重なって、唯一の黒人役員が社長に就任し、社名をTRUTH&SOULに変更して巻き起こるストーリー。

気に入らないヤツはとりあえずクビにして、気付いたら黒人スタッフの多いこと。
まあ、黒人もクビにしていたし白人でも残っている人物もいたけれど。

基本モノクロ映像でCMはカラーでみせていく作りに、1960年代によくぞという印象を受けるブラックジョーク満載で、人種差別を逆手にとったり宗教を揶揄したりと兎に角パンチは効いているという印象。

ただ、「ナンセンス」はわかるけれど、じゃあそれが面白いか?といわれたら、笑いに繋がる部分は少なくて、結構ベタなギャグも満載だし、ガキの使いの七変化の誰も罰金を払わない様なノリもシーンも。

当時これが作られたことに意義があったり、それが凄いことなのかも知れないが、個人的には映画として良かったとは言い難い。

この映画の観客が理解できる低いレベルに合わせろって言ってたけど、それでも自分にはレベルが高過ぎた様だ。

Bacchus