ブラック・フォンのレビュー・感想・評価
全106件中、1~20件目を表示
死者からの電話(黒)の本当の意味が、終盤まで見ないとわからないサイコ・スリラー。最後の展開は恐怖を超える
少年ファニーは、科学に興味がある頭の良い13歳。野球のピッチャーをして、エース打者に「いい球だな」と素直に褒められても、内気で交友関係でもあと一歩が踏み出せない。
警察沙汰や音に妙に過敏な父親と、妹との3人で暮らしで家族内でも緊張感のある生活。父親の地雷を踏んでしまうと激怒されてしまうため、そのあたりは映画を見る側の想像を掻き立て、私にはファニーが必要以上に丸くおさめる性格に見えた。この時点でちょっとしたホラー感さえある。救いは、妹とは常にお互いの思いやりがあり、兄妹は普通の学校生活を送っているということ。ここまでが序盤。
そして、突然、ファニーは行方不明になってしまう…。
それからは、ファニーが唯一関われる黒電話一つで様々な展開が繰り広げられていく。
個人的には、「ここで?」と驚いた想定外な映像シーンが印象に残り、ホラーという枠での高評価に変わった。
妹の存在により、緊張感のある場が少し和んだり「怖さ」から「期待」へと変わる場面があったり、悲劇を乗り越える子供の力に焦点をあてた映画でもあるので、ホラーが苦手な人でも挑戦してみる価値のある作品。
映画を見終わっても、殺人鬼役がイーサン・ホークとは思えない仕上がりにも驚いた。笑えない人もいるのかもしれないが、ある意味笑える「一般人捜査マニア」の存在も作品の緊張感にいいスパイスを効かせている。
妹の不思議な能力と兄の勇気ある行動で恐怖を乗り越える
不思議な力を母親から受け継いだ妹を持つ、自信のない苛められっ子のお兄ちゃんが、恐怖の存在を倒す話。
言い換えると、妹の特殊能力が、兄救出のため最大限に発揮され、仮面の殺人鬼(イーサン・ホーク)の謎の野望を阻止することに成功し、ヒーロー的存在になるという単純明快、かつ愉快痛快なストーリー。
さらに別の言い方をすると(しつこいが)、変な怖い状況を克服したのは、何か特別な不思議なものに助けられているからで、助けと言ってもアドバイスのみで、自分からアクションをおこしてこそ先に進めるという、勇気と希望と友情の物語。
監禁されてから、黒電話からの情報を頼りに脱出するところが楽しい。
不思議な黒電話は、妹の能力が関係してるのかな。
米映画の強さ。職人技な映画の方法論。
期待を上回った
よき
スリラーのようで
スリラーに非ず。なんならちょっとホロッと来るストーリー。
1978年のコロラド州を舞台に、連続少年誘拐事件に巻き込まれた気弱な兄のフィニーと、現実とリンクした不思議な夢を見る妹グウェンが、フィニーは脱出を、グウェンは救出をするため奮闘する、謎解きスリラー&兄弟愛&友情&家族愛+ちょこっとホラーの寄せ鍋ムービー。
フィニーは気弱で学校ではいじめられ、酒浸りで気難しい父親にも逆らうことができない。一方のグウェンは超勝ち気でフィニーが暴力を受けている現場を見かけて、大きな石!でいじめっ子をぶん殴るアグレッシブさ。かと思えばとても可愛らしかったり健気なところもあり、もう最初から終わりでずっと妹かわええ…、となること間違いなし。
一方のフィニーは、もうちっとしっかりせえよ、と序盤は思うんだけど、そこがこの映画の一つの見どころ。
フィニーたちの住む町では、同じぐらいの年頃の少年たちが行方不明になる事件が5件起きている。中には彼と野球で対戦したブルース、親友のロビンも。
ある日、下校途中に妹と別れて一人になったフィニーが、黒い風船の入った黒いバンに引きずり込まれていく。
フィニーが監禁されて閉じ込められるのは、もうお約束の地下室。ここ最近観た映画での地下室ヤバイ率がとにかく高くて、家を作っても地下室を作るのはやめましょうキャンペーンをしたくなるぐらいの大活躍である。
その地下の部屋には鍵付きの扉、高い位置に小窓、マットレス、そして線の切れた黒電話。
準主役の黒電話の登場である。
さっき書いたように黒電話は線が切れていて、もちろん使うことができない。だけど、フィニーがマットレスにうずくまっていると、鳴らないはずの黒電話が鳴り始める。
その電話の相手とは?
そしてもう一つの要素である妹の夢。たびたび現実に起こるものを夢で見るグウェン。はっきりとは言わないが母親は同じような能力を持ち、それがもとで命を絶っているようで、父親はその能力をグウェンが持っているかもしれないことを頑として認めない。
しかし、フィニーが誘拐されてから、過去に誘拐されていった少年たちの夢を見るようになり、監禁現場の真相に近づいていく。
この黒電話の使い方が実によく考えられていて、最初はよく分からないのだけど、そうか、そういうつながりになっていくのね、と理解できるとちょっと怠い展開だった中盤以降が一気に面白くなっていく。
スティーブン・キングと私の相性は大変よろしくないのだけど、息子のジョー・ヒルとは案外悪くないのかも。お父さんもこれぐらい、読んで後悔した…ってならん納得エンディングを用意してもらえると、もう少し相性良くなる気がするんだけど…。
お目目が愛らしいイーサンホーク
何もかも最悪だ!💩みたいな質問だな☏
❇️第六感テイスト脱出成長劇。😱
ブラックフォン
1978年🇺🇸コロラド州デンバー
この街に度々起こる誘拐事件。
放課後を狙い、主人公の友人などが行方不明になっていく。
主人公も拉致され、地下の部屋に閉じ込められる。優しそうにふるまう犯人。
地下室の壁に付いている壊れた黒電話から、脱出のヒントが何者から伝えられる!
主人公はこの地下から逃げる事ができるのか?
◉77D点。
❇️第六感テイスト脱出成長劇。
★彡ただのサスペンスでもない、主人公の成長や家族のストーリーでもあったのが意外に良かったです。
🟡見所5!
1️⃣スタートタイトルの緩急が凄い。
2️⃣犯人の目的が気になる。
3️⃣第六感的に主人公掛かる電話の謎。
4️⃣兄貴想いの頼もしい妹が可愛い。
5️⃣アル中の父親の存在とその理由。
全然期待しないで見たら面白かった
ヤマダ君、あんた凄いわ
ITが見えるとおしまい、ほど浮世離れしていないし
余計な演出で怖がらせようともしてないし
そら犯人も寝不足にもなるでしょうけど、
兄妹愛も伝わってきてツッコミどころも満載ですが
それなりに楽しめました。
70点
4
ヤマダ君、小学生であのスピードのあのコースを
ホームランにするのは凄いわ!うん
シネマート新宿 20220810
全106件中、1~20件目を表示