「長徳元年ならまだ30だろ!」映画刀剣乱舞 黎明 43さんの映画レビュー(感想・評価)
長徳元年ならまだ30だろ!
冒頭のツッコミどころでした。
少しだけステを見るようになった原作ユーザーです。
再現度クソ高勢:
長義、陸奥、博多。三人ともすごい。原作そのまま。多分本当によく研究されている。
加州。声が似てるのがでかい。お隣に座ってた(*'艸')ってなってたお姉さん、良かったね。
ただただ格好良い勢:
源氏兄弟。あいつらやべえ。
頼光四天王。大河。
前回、舞台なら遠目で何とかなるのに間近に見える映像で見てしまうと色々な…という点に気づいてしまったので、ちょいちょい眼鏡を外す作戦に出ました。おかげでビジュアルのあれこれは気にならなくなったのですが。
脚本にも穴はあるんだよな。
この映画は…ヒロインのあの子のために作った映画なんでしょうか? せっかく東宝特撮の仲間入りしたのに、脚本のテイストが東映ニチアサなのは何故なんだぜ。千年祟ってる相手に「思い」「心」云々が響くわけないだろ。今時プリキュアでもそんなこと言わんぞ。
先週シン・仮面ライダーを見たところだったので、あそこまでとは言いませんが、もうちょっとハードボイルドに何とかならんかったんでしょうか。
そもそも「仮」のシステムがユーザーにとっては地雷である可能性がかなりある。この点は前回の継承でも言われていましたが…前回は主人の意思での代替わりでした。しかし、自分が動けなくなった時、誰かが勝手に自分の家人の主になる可能性があるというのは、本当に恐ろしいことですよ。
ユーザーは仮ではなくちゃんと本丸を運営している審神者の方なので、「仮がこんなに出張っているのに我々審神者は一体何をしているのか?」という蚊帳の外感もあったかもしれません。良いから出陣させろ。経験値を食わせろ。鬼。何だそれは。(経験値とドロップが)うまいのか。戦場の条件は何だ。縛りはあるか。誰に何を持たせるか。
そういうことを考えながら見ていましたが…自分は一体何が見たかったんだろうなと、分からなくなりました。色んな本丸の主従の群像劇…が、見たかったような……
もっと作戦上の共闘や衝突がほしかったなぁ…あったのかなぁ…あれ共闘と衝突だったのかなぁ…その前に作戦が何かふわっとしてて戦っぽくないんだよなぁ…もっとこう…色んな時代、出身の主従がいて…それぞれ歴史のために自分の部隊で頑張っててさぁ…というのが……
見たいけど、pixivにありそう。