「他人事ではない老人介護がテーマ」ロストケア コマキさんの映画レビュー(感想・評価)
他人事ではない老人介護がテーマ
今や日本の最大の課題である超高齢社会の老人介護がテーマの映画。
お年寄りに優しく、介護士として真面目に働く松山ケンイチが実は陰で老人を殺害していた。それはその老人を介護している家族を守るためだと言い切る。過去に辛く悲しい認知症の父親に対する経験から来るものだったのだが。
ここに描かれている認知症の老人がかなり酷い。現実なんだろうけどこんな状態なら居なくなれば良いのにと思ってしまうのはわかる。意外にもそうでない人もいた。
被疑者松山ケンイチの担当検事が長澤まさみなのだが、彼女にもまた認知症の母がいる。被疑者と自分を重ね合わせ、対峙するシーンでは被疑者に煽られ感情的になるところがあるが、検事がこんなに声荒らげるか?と醒めてしまった。
色々と考えさせられる映画だった。
老人介護はしたくないな。。。
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