劇場公開日 2023年3月24日

「おそらく誰もが通る道」ロストケア NAOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5おそらく誰もが通る道

2023年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

医療が発達するに従いいわゆる延命が可能となり、介護はある意味避けて通れない命題のようなもの。
長澤まさみ演じる検事のようにお金に余裕があり介護をサービスで解決する場合もあるだろうが、深く日本の社会に根付いている問題で誰も目を逸せないだけに深くこころをわしづかみにされて考えさせられる作品だと思う。
目を背けて見て見ないふりをする事が出来るのか。
松山ケンイチも長澤まさみも抑えた中で溢れる感情がすごい良かった。
あと柄本明さんの演技がすごかったなぁ。。
介護疲れで放心してた戸田菜穂さんの最後法廷でのシーンも印象的でした。ビクってなった。
後半は映画館あちこちで啜り泣きが聞こえてたけど、きっと他人事じゃなく身につまされちゃう人もいそうだなと思いました。
来年のアカデミーじゃないかと

NAO