RRRのレビュー・感想・評価
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『バーフバリ』とは違う!
「植民地時代のインド」を舞台に。
避けては通らないテーマなのかなぁ?
『バーフバリ』のノリで見ると、期待半分⁈
という感じでした。
ポップス界の、男性グループのダンスに、
参考になると思えるほどの独創的なダンスは
圧巻です。
どう観たら良かったのか、、
基本的にインド映画は好きで、どストレートな演出と莫大なお金を掛けたお祭り感が最高だと思ってます。
今作もその要素は盛り盛りなのに、何故か素直に楽しめない、、。
差別や虐げられても絶対に屈しないというストーリーなのは分かるのですが、やはり暴力に対してさらなる暴力で報復することを正義としすぎていて。
ラーマが、武器ではない解放があると言ったセリフは何だったのか??スコットが倒されても全くスッキリせず、むしろ後味が悪かったです。
私にはテーマが重く感じてしまいエンタメとして見るには難しかったので星3つです
ただ、歌やダンス、映像は最高なのでそこはおすすめです!
やり過ぎなくらいカッコいい
最高すぎる、人生救われました。
精神的に滅入っていて体調が悪く、夕方今日1日何もしないで終わっちゃった…と落ち込んでいたところ、友人からラインが。普段映画を見ないけど、これは絶対見た方がいい!と。
40分後に上映だったので予告も何も見ず映画館に行きました。それから7回見ています。こんな素晴らしい映画に出会えたこと,本当に生きててよかったー!!と、その後帰って朝までバーフバリ1,2と翌日マガディーラ見ました。本当最高。絶対見た方がいいです。
インド映画は初めてでしたが、あまりに最高です
インド映画については踊るくらいしかしらず心配でしたが、そんな心配は無用でした。
あまりにおもしろすぎます。
3時間の長さにロード・オブ・ザ・リングで疲れた記憶を呼び起こしましたが、そんな暇なく、常に感情を揺さぶられ続けました。眠いと思った瞬間は0でした。
3時間の間で「喜怒哀楽」すべてを感じさせられ、号泣した2秒後に大爆笑していました。
2人が出会いで繋いでいた手が、展開と共に2人の絆の状態を表しているのが素晴らしかったです。
炎のラーマ・水のアクタル(ビーム)が象徴の2人ですが、子どもを救う際はそれが反転するような演出で、お話的にも相反する2人が、そうではない、という演出のように感じ、この映画がとても考えられているのだと強く思いました。
2人の年齢が分からず、なぜビームはラーマを「兄貴」と呼ぶのか疑問でしたが
・部屋に大量にある本を気にするビーム
・英語が1ミリも分からないビームに対し、そうではないラーマ
・最後の「読み書きを」
という所で、全て繋がりました。ビームはずっと、学のあるラーマを尊敬していたんですよね。
ラーマの背負った宿命と葛藤があまりに重く、ビームにやきもきするシーンもありましたが、それこそがインド独立の背景を見たような気がしました。
かといって学が全てというわけではなく、劇中ラーマはビームの持つ治療法に何度も救われていたので、ここでも「学」が一体何なのか考えさせられます。
そういった点が、この映画がただの「インドダンスのおもしろ映画」だけで留まらない所だと感じました。2人の青年の喜怒哀楽青春にナートゥダンスだけでも満点映画ですが、その裏に隠された思慮深い映画でした。久しぶりにいい映画に出会えて良かった。
twin株式会社のエナジー、本気度を感じる作品!
どんな映画を配給するかって、とてもセンスが試される仕事だと思うんですよね。
マーケティングの側面から選択することもあれば、そういうの関係なく、これを観てほしいんだ!っていう個々の株式会社のエナジー、熱意で推す作品もあるわけで。
その点において、本作は配給会社であるtwinの、まさに熱意・エナジーだけで選ばれた作品なんじゃないかと思いました。
そもそも「観るエナジードリンク」というレビューの見出しと、インド史上最高の製作費というのが気になって観てきました。
世界初の株式会社で、エナジーを奪いながらインドを抑圧していたのがイギリスの東インド会社。
長年抑圧されていたインドのエナジーあふれる若者がイギリスに立ち向かうのがこの映画の大枠。
と、いっても内容は重すぎずアクション映画として爽快な作品でした。
〇〇〇・ブル株式会社エナジードリンクを飲んだときのような爽快感とエネルギー感は確かに分かります。
ただ3時間という上映時間は私にとっては長かったです。
二部作にして、二本分の値段を払っても充分楽しめると思います。
CGもスタントもほぼ使っていないという、観た限り信じられない映画ですが、遡るとマッハも大好きだったため、やはりリアルなアクションが好きなのかなと思います。
日本の作品は最近どちらかというと、アクション映画というよりはストーリー重視、といったものが目立ちます。
ただ、エナジーがみなぎるような作品を日本でももっと観たいものです。
真のジェットコースタームービー
最初から最後まで3時間、常に最大速度で駆け抜ける恐ろしい作品。
そろそろ終わるかな?と思ったらまだ続く!という展開が何度も続くので目が離せない。
いい意味で見るのには体力が必要。
終わった後はドッと疲れたがこの満足感はRRRでしか得られないものだった。
全てマックス
単なるエンタメなのか、それとも…?
マーベルとかのヒーローもののアクション映画という感じ。
登場人物同士の関係性や立場が分かりやすく描かれており
最初から最後まで、ストーリーを理解しながら観ることができて
映画として単体で楽しめて良い。
あつかっている史実としては本来笑えるような話ではないのかもしれないが
これをきっかけに、過去の事実に目を向けたり
考えるきっかけにもなるかもしれないと感じた。
フィクションだと思えば、純粋にエンタメとして楽しむことができる作品かなと思うが
実際に苦しんだ人々がいたのだという史実を忘れないようにしたいと思った。
意外と知られていない過去の事実というのを
映画や小説などといったエンターテイメントという形で伝えていくことも
大事だなと感じ、
そう言ったところにも映画や本などは非常に価値があると思う。
その点において教育が担う意味は非常に大きい。
最後の「読み書きを教えてくれ。」という一言が、
国を良くしていくためにも、過去の事実を正確に伝えていくためにも非常に重要であり
教育の充実ということが
インドという国がこの時代から発展していくということ示唆する
とても意味のあるラストシーンに感じられた。
パレードとか花火大会みたいな映画
抑圧された歴史をエンタメ大作にした傑作。
男の友情に家族の絆・民族の将来を見据えた闘い、と色々な要素を盛り込んだ、インド叙事詩をモチーフに描かれる極上のエンターテイメント作品です。
予告編を観たのが全ての始まりでした。
何これ 面白そう。
ひげの男が二人。
空中アクロバットにハラハラ。
合体バトルにドキドキ。
どんなストーリーかは分からないけど
面白そうな匂いがプンプン。
これは観なければ、と劇場へ。
◇
インドを舞台にした、男二人が主役の物語です。
アクセル (顔中ヒゲの男) ※本当の名はビーム
部族の団結・群れを導くもの・羊飼い
イギリス人に連れ去られた少女を連れ戻すために
デリーまでやって来た男。
ラーナ (口ヒゲの男 ⇒ 最後は顔中ヒゲ男 ・_・; )
父の意志・部族の未来・国家の将来
それらを受け継ぐために敢えてイギリスの手先となり
英国政府の警察に身を置く男。 アニキ。
デリーの街中で、列車事故に巻き込まれた少年を
協力して見事に救出に成功する二人。 おぉ
この時、二人は互いに相手の事を知らない。
知らぬまま、意気投合していくのだが…
妹を取り戻したいと願う、アクセル。
その前に立ちはだかるラーナ。
「何故だ アニキは最初から俺のことを知ってたのか?」
"違う 出会いは本当に偶然だった"
言葉に出来ない気持ちを飲み込み
闘いの末にアクセルを捕縛するラーマ…。
その脳裏に浮かぶのは、純粋なアクセルの姿。
"あいつは俺を助けてくれた…"
毒蛇に噛まれ瀕死のラーナを見つけ
毒消しの薬を処方し
お守りを体に巻きつけてくれたのは…アクセル…
使命と友情の板挟み…
命令に従い、アクセルを捕縛するラーナだが
アクセルが処刑されると知り…
さあどうなる 二人の運命。
◇
いやー、面白かった。
これぞエンターテイメント。
色々な要素が入ってます。
好漢二人の友情 あふれ返ってます
奪われた少女の奪還 萌えます
支配体制への反抗 燃えます
心に秘めた使命 耐えてます
使命か友情か 悩みます
裏切り…失意 どん底…(涙)
そこからの
婚約者へ明かす心中 二人の絆
後になって知る真相 アニキぃ…
決死の救出劇 渾身の大地ドラミング
友情ふたたび 合体だ~
そしてクライマックス
弓矢を手にしたラーナが英国軍を倒していく姿は
まさにヴィシュヌ神の化身。
まさに圧巻のシーンです。
※ インド叙事詩ラーマーヤナの世界ですね
※ 「ラーナ」の婚約者の名前が「シータ」 ですから
◇
舞台設定は壮大ですが
人物の心理描写はとても細やか。
最後まで登場人物に共感して観ることが出来ました。
上演時間の長さに鑑るのを躊躇ってましたが (…3時間)
観て良かった。 ホント
満足です。
◇ あれこれ
■ナートゥ
最後まで踊り続けた者が勝ち。
そんな舞踏 いや 武闘ダンスです。 (本当…?)
踊り始めたラーナとアクセルに
冷やかな目を向けるイギリス男… それに対し
面白そうね とノリノリで踊り始めるレディたち。
なんか見ていて気持ちよい。
アクセルにさり気なく勝ちを譲ったラーナ
彼も良い奴だなぁ。
■ラーナとアクセル
「三国志」に登場する、関羽と張飛に
イメージが重なりました。
冷静沈着なラーナ =関羽
燃える闘魂アクセル =張飛
※関羽と張飛もヒゲの義兄弟です。
■インド叙事詩
「ラーマーヤナ」に登場するラーナとシータ。
この二人が、作品のもう一つの重要な
要素になっていました。
話の途中からこの二人(特にシータ)の重要性が
増え始め、エンディングでは
アクセル含めた3人で踊る姿が印象的でした。
■上映時間
なんと179分 です。
やはりこれは、ポンポさんに叱ってもらわねば。
(※↑ 「映画大好きポンポさん」より)
「この作品、90分を超えてますケド…」
「集中していれば、あっと言う間ね」
「トイレが心配なんですが…」
「インターバルがあるでしょ」
「日本での上映には無いみたいですぅ…(涙目)」
「きっと あるわよ」
※ インターバルの「文字」は、数秒写ってましたが
休憩は入りませんでした わーい(涙)
◇ 最後に
人物関係の描き方が秀逸です。
毒蛇に噛まれ、死を免れないと悟り、捉えていた男を逃がすラーナ。
魔除けの首飾りを「今はアニキに必要」とラーナにかけるアクセル。
逃走中のアクセルと妹をかばうために
「奥に天然痘の患者が」 と咄嗟に芝居をして匿うシータ。
他にも色々と、印象に残る場面がいっぱい。
もう一度観たくなります。
◇どうでもよい追記
途中トイレは行かずに済みました ほっ
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
音と映像の圧倒的な同期に沸く
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