RRRのレビュー・感想・評価
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エネルギーに圧倒される1本
去年公開だけど、間違いなく今年観たベスト3には入るであろう映画。
平たく言ってしまうと信念と友情を中心に据えた反体制のストーリー。
異なる背景を持つ2人の主人公それぞれの視点を丁寧に、しかし簡潔に描いていた。
印象的だったのはダンス(ナートゥ)のシーンと鞭打ちのシーン。
人の心を動かした2つのシーンだが、「誰の心を動かしたか」「どうやって動かしたか」に圧倒的な対比が込められており、思い返して心臓をつかまれたような感覚を覚える。
終始エネルギーに圧倒されて目が離せなかった。素晴らしい映画だった。
関係ないけど気になったところ
・戦うシーンに「それはないやろ」的な笑える展開がちょこちょこあったけどあれはウケ狙いなんかな、本気なんかな。
・ビームだと思ってたら急に字幕がビーマになった。あれは謎。
・ちゃんと映画館で観てるのにスタッフロールの文字小さすぎて読めない。笑った。
人間がCGではないとこが凄い!
あたま おかしい
裏切られる友情と再結成
とにかくおもしろすぎる!
ケインとアベルが爆裂したかの如く面白い
分かりやすいくらいの勧善懲悪に、愛と友情、裏切りや和解、しっかりとした構図があった上で、さらにそこに見た目の面白さがあれこれ加えられていて、軽快で迫力満点の音響と音楽とともに、3時間ずーっと楽しめました。
王道を行くタイミング─これでもかというくらいに神的な瞬間を、ゆっくりと丁寧に、惜しげもなく見せてくれて、笑ってしまうくらいのカタルシスを感じてしまいます。
映像的な対比、音楽的な融合、徹底した分かりやすさをとことん追求していて、それが稚拙とか単純ということに成り下がるどころか、絶大なる安心感を与えてくれて、超エンタメにどっぷりと浸ることが出来た気がします。
歴史的な背景とか大義名分という要素もまた、この単純明快さを助けていたように思います。ただ派手に踊って戦うだけということではなく、その派手さの中に大いなる野望を見いだすことによって、完全にこの作品の虜になってしまいました。
重厚で濃密な作品を軽やかに楽しく堪能出来ました。
これぞボリウッド映画?!
イギリスによる圧政の歴史までエンタメ作品の素材にしてしまうほどの幅の広さというのか、奥行きの深さというのか…そういうことは特筆すべき一本だったと思います。評論子は。
同じ素材に基づいた映画といえば、評論子に思い浮かぶのは『コットン・メリー』(イスマイル・マーチャント監督/1999年/フランス・イギリス・アメリカ)なのですが、同じようにイギリスによる植民地支配の非人間性を描くにしても、『コットン…』のように湿っぽく(失礼!)描かれるよりも、もっと訴えかけられるものがあったとも思います。
これぞボリウッドの真骨頂と言うべきなのだろうと思います。
(追記)
3時間の長尺映画であることを、少しも感じさせない一本でもありました。
同じような体験は『沈まぬ太陽』(若松節朗監督/2009年/日本)以来でした。
『沈まぬ…』のときはストーリーの展開に没入しているときに、いきなり「インターミッション」の画面が出て思わずのけぞりましたが、本作の場合にも「えええ~、ここで中断かよ」と意外に思うほどでした。(当劇場では幸いにも中断なく映写続行!)
間断なく作品を楽しめたのも幸いでした。
タイトルの「RRR」が読めない
スリーアール?
アールアールアール?
トリプルアール?
本気で何も予備知識が無く見に行ったら、映画のパワーにフルスイングでぶちのめされた。
そんな映画。
たぶん、ポリコレ遵守の今の欧米には創れない映画だと思う。
2人の主人公の対比が頻繁に出るけど、それが毎回美しい。
一方が火を使うと、もう一方は水を。
一方がバイクに乗って戦うと、もう一方は馬に乗り戦う。
救いたいモノが「村から連れ去られた少女」な男と「植民地化からの祖国の解放」な男。等々。
映画だから多少の強調があるとしても、よその国の植民地になることがどういう事か、支配された事が無い日本人、特に中国に支配されたがってる左翼の方々には理解できないと思う。
よその国に侵略される前に見ておいて欲しい。
最初の虎との命懸けのおいかけっこや、途中の「猛獣大脱走」なシーンの動物達は…CG?
ロボット?
まさかとは思うけど…本物?
恐るべきインド映画とそのパワー
熱い友情、裏切り、権力への抵抗というのは万国共通のカタルシスを呼び起こす要素で、RRRではその要素がとにかく濃厚で熱い。ラーマとビームは意気投合し兄貴!と絆を結ぶし、身体能力超人のラーマには隠している過去と意図がある。襲撃となれば猛獣が画面を駆け回るしオートバイすら投げ飛ばされる。炎の中での二丁拳銃とくれば「男たちの挽歌」を思い出すし「ガンパウダーミルクシェイク」をも思い起こす。パーティではタンゴやフラメンコを誇る白人をキレキレのナートゥでねじ伏せる。ここまでやるかという過剰さはこの作品ではエネルギーにしか見えず、単純に熱くて楽しい。
RRRは英語では、蜂起、咆哮、反乱の頭文字だが、タミル語などでは怒り、戦争、血なのだという。その差というのがそもそもわたしたちは民族や文化的に隔たっているという事実を示していると思う。自分に関して言えば、ラーマとビームがインド独立運動にかかわる実在の人物であることも知らずに観ていたわけで、インドにおいてこの作品が持つ意味や価値をわかっているとは言い難いのだろうなと思う。あの怒りも、傷も、涙も、けしてエンタメのためだけのものじゃないということ。
「マガディーラ」「マッキー」「バーフバリ」と傑作を産み続けるラージ...
「マガディーラ」「マッキー」「バーフバリ」と傑作を産み続けるラージャマウリ監督最新作。普段はAmazonPRIMEでスマホかテレビ画面で見ているのだけれど、さすがにこれは劇場の大きなスクリーンで見なきゃだめでしょ、ということでやっと見にいけました。
公開から2ヶ月ちょい。亀有あたりのハコでもまだ大盛況。前から5列目に陣取る。
映画は期待通り。ストーリー、テンポ、音楽どれもが一級品。主演の男二人の見事にシンクロする超高速ナートゥダンスには釘付け。ハリウッドでは作り出すことのできない壮麗なアクションシーンの数々はもはや芸術品。事実が明かされるシーンでウルウルするのはもちろんの事、ふたりの息の合ったアクションシーンにすら感動して涙が溢れて止まらない。
泣いて笑って熱くなり、心で踊って3時間。あっという間。もっと見続けたい。数多くのインド映画を見たけど、本当にどれも外れなし。楽しいひとときを与えてくれる。これこそがエンターテイメント。最高です!
大 興 奮
INTERRRVALは絶対に必要だった
面白いね。
英雄が二人ともインドの人なのに、一人は英国の味方するのなんでだろう? と思いながら観てるんだけど、INTERRRVAL後に理由が分かってくるんだね。
それで「どっちの事情も分かる。でも、どうすんだ?」となったところで、英雄二人が覚醒し、共通の敵の英国をやっつけるという爽快さ。
ただINTERRRVAL後の回想に入るところがかったるく感じちゃうんだよね。
これは、しっかり休憩をとって、休憩中に「面白かったけど、なんであいつ英国の味方するんだろう?」とか話をして、気分切り替えて「さあ、もう一本、観るか」って感じで観せないといけなかったね。
いくつかのシーンはインド映画独特の荒唐無稽さがあって面白かった。動物つかうと、その動物が味方も襲っちゃうのいいね。
そしてエンドロールはインド映画らしく踊り、そしてインドの英雄を讃えていく。
ガンジーしか分からなくて、少しちゃんと勉強しなきゃと思ったな。
前例踏襲の内側に置きに行った感。
細かけぇ事はいいんだよ!!
小さな事は気にせず没頭せよ
インド人じゃないと…イェーイ!って見るのは難しい
あっという間
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