劇場公開日 2022年10月21日

「ともすれば人の人生を変えてしまうぐらいの作品。三時間全てが見せ場の超弩級エンタメ。」RRR レントさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ともすれば人の人生を変えてしまうぐらいの作品。三時間全てが見せ場の超弩級エンタメ。

2023年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

もし、映画人を目指している十代後半から二十代前半の若者が本作を鑑賞したなら、その受ける影響ははかり知れないのではないか。言い換えれば感性の豊かな時期にスターウォーズエピソード4を観るくらいに匹敵するのではないか。私は残念ながら当時幼すぎてほとんど覚えてなかったけど。

中年の私の衰えた感性でさえをも刺激する本作を年頃の若者が観て、どれほどの影響を受けるのだろうか。映画作りを学ぶためにインドへ渡る日本人も出てくるのではないか。
それほどまでにパワフルで理屈抜きのエンタメに徹した本作、昨年度から話題だつたのになかなか観に行けずようやく観に行けた。いやあ、見逃せば生涯後悔するレベルの作品だった。なんとか最低あと一回は観に行きたい。

内容は単純明快のボーイズラブ的作品。大英帝国をこれでもかと悪役に徹しさせたのもお見事。娯楽映画では悪役が魅力ないと面白さが半減する。スターウォーズのダースベイダー然り、ダイ・ハードのハンス・グルーバー然り。
CGのクオリティーも半端ない。虎のCGなんてまったく粗がなかった。ハリウッド大作に負けてない。

ちなみに本作を観て、イギリスの人は反英映画だとか、国辱映画だとか言うのかな。

レント
pipiさんのコメント
2023年6月4日

うん、うん。
厳選なさってると仰っていらしたので、もしかしたら酷評を理由に弾かれたかな?と思って^ ^
でも、原作読んでなかったらあまりお勧め出来ない仕上がりかもしれませんw

ワイスピはハマってないんです(笑)
元々、第3部までは好きだったんですが、4部からの方針転換以降はおそらくレントさんと同じ理由で嫌いですw
今回は「ファイヤーブーストがシリーズ最終作になるようだから、とりあえず観るだけ観てみるかな?」と思っての鑑賞。(と言っても2部作か3部作になる模様)

だから4〜9作目に関しては酷評レビュー続きでありますwww
唯一、褒めているのはスピンオフ作品ですね。これはCG少なめ、ゴリマッチョ&細マッチョのガチな肉弾戦多めで楽しかったです。

pipi
pipiさんのコメント
2023年6月3日

そう言えば、楽しみと仰っていらした「聖闘士星矢」はご覧になられましたか?

日米共にかなりの酷評のようですが、私は割と楽しかったです。
レントさんならば、リアルタイムでの原作読者ですから楽しめるのではないかと思います。
(リアルタイム時に小学生で、漫画ではなくアニメで育った〜という方々は受け入れにくいみたいですが。)
もし未鑑賞でしたら、VOD落ちした際にでも是非♪

pipi
Mさんのコメント
2023年2月12日

「人生を変えてしまうくらいの作品」まったく賛成です!

M
pipiさんのコメント
2023年1月23日

おそらくね。軽く「インド映画=ボリウッド」と使う人はボンベイをご存知ないか、文字上の知識としてしか知らないんだと思うんですよ。
私達世代だと、ムンバイよりもボンベイの方が馴染み深くありませんか?(私はそう。未だにムンバイって馴染めません。ボンベイサファイアも好きだしw
ミャンマーよりはビルマ。チョモランマよりはエベレストが馴染み深いのとおんなじ)

だから「ボリウッド」なる新語を聞けば1発で「あぁ、ボンベイ+ハリウッドだな」とわかるわけでして。

ニューヨークやルイジアナで作られた映画をハリウッド映画とは呼びませんよね。その程度の話なんですが、トリウッドとかコリウッドとか全部「後付け」です。

ボンベイで作るからボリウッド。ボンベイじゃないからボリウッドじゃない。
でも次第に拡大解釈でヒンディー語・ウルドゥー語ならボリウッド映画でいいじゃないか、ってなっていっただけの事。

例えば「神戸らしさって何?」と問えば、神戸市北区&西区よりも芦屋市&西宮市の方が神戸っぽいという、そんな感じの話ですね。
コベウッド映画なんてもんがあれば、芦屋・西宮は含まれるけど尼崎は含まない、みたいな。
その程度の話です、ボリウッド(笑)

pipi
pipiさんのコメント
2023年1月23日

他の方々のレビューをざっと拝見してみましたが「ボリウッド」という単語は出てきても「マサラムービー」を正しく理解していると思われるものが見当たらなかったのでレビューに少し加筆しました。
最初っから、1本の映画内で観客の「9つの情感」を強く揺さぶる事を目的として制作していますから見どころの連続になるのは当たり前なんですよね。
ヒンドゥー教の厳格な戒律の為に他の娯楽が制限されがちなインドですから許される映画が大衆娯楽として凄まじく発達したという経緯に言及してくれるプロ評論家がいるといいのですが。
他の国の「映画好き」とは根底の事情が違うんですよね。
色気の露骨表現などにも規制や嫌悪感情が複雑ですからそういう部分の表現は感情をダンスに託して踊りまくるんですね。

でも、並の監督が本作のコンセプトを映画にしたら5〜6時間かかるかもしれません。ドラマパートを最小限で理解させる脚本・演出・編集は本当に見事だと思いました。

pipi
pipiさんのコメント
2023年1月22日

レントさんのお勧めに従って観てきましたよー。
選択肢は本作か非常宣言のどちらかだったのですが、余計な事を考えず気楽にのんびり楽しみたかったので本作へ。
でも予備知識一切持たずに観たので3時間とは驚きました(笑)
娘の英検の待ち時間潰しだったのですが試験時間と同じなんですもん。鑑賞後は映画館から試験会場まで大急ぎで迎えに行きましたw

予備知識無しで観て正解でした。
脚本の妙を存分に楽しむことが出来ましたよ。紹介ありがとうございました^ ^

pipi
talismanさんのコメント
2023年1月12日

レントさん、私も英国人はどう思うかな?と考えましたがそんなこと言ってたら、イギリス、フランス、ポルトガル、スペイン、オランダなどボロボロ出てくるから言えないよなーと思うことにしました。映画自体楽しいし彼らを理解し仲良くなった英国女性達も映画の中に居たし!

talisman