線は、僕を描くのレビュー・感想・評価
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俺にも描けたら良いのになぁ
雅叙園の百段階段で、コラボ展示してるのを観た。
まだ映画公開ちょい前に見たので、気になったけど、忘れてしまってた。
全体的に暗い感じはあるけど、どんどんのめり込むところはよくわかる。
流星も、果耶ちゃんも可愛いわ、ほのぼのする
江口洋介が持ってったーー!
三浦友和は、いい人なのだと思うが
いい役者かと言うと うーん、、、と思う私である。
百恵ちゃんのご主人、それがすごく彼のクオリティを上げちゃってるというか、、失礼な言い方で申し訳ないです。
息子(次男)の方が 最近 余程良い。
役者って 努力とか 善良とか
そういうんじゃないんだろうなあ。
この大先生の役だってね、なんだろう、、声が若過ぎるというか 、、違和感が拭えない。
白髪頭が取って付けたようにしか見えないし、国宝級の人物としての重みを感じ取る事が出来なかった。
横浜流星
彼も ちょっと苦手です。
(竜星涼も苦手)
「私たちはどうかしてる」という泥臭いドラマに出てた事が原因なのか。
相手役の浜辺美波は「私の娘は彼氏がいない」で私の中では回復し その後 朝ドラ らんまん で好きな女優さんになってしまった。(神木隆之介も大幅にランクアップしてしまう)
こうやって考えると、どういう作品に出るかどう解釈して演技するかってすごく重要なのだなあと思う。
これは小説なのか漫画なのかの原作があるらしい。
とても評判の良い原作のようだが、映像化の評判もいいらしい。
それでも 私には 映像化したこの空気感が あまりつかめずに見終わった。
『鳥獣戯画』と『信貴山縁起絵巻』を生まれて初めて見た。
最初で最後になるが、小学校5年の頃、僕も『三墨法』で竹を描いて年賀状を送ったことがある。
水墨画や書道には興味はあったが、小学校3年生から3年間書道教室に通って、結局、初段にもなれずに止めてしまった。才能がないのは致命的。同期の女の子は有名な書家になった。消されるから、名前は書けない。
さて、本日は水墨画ではないが、東博へ『大和絵』を見に行った。『鳥獣戯画』と『信貴山縁起絵巻』を生まれて初めて見た。
さてさて、
来年正月は1月2日からまた『長谷川等伯』画伯の『松林図屏風』が展示される。毎年見ていて、もう何度も見たが、東博で見る回数は後、七回。東博へ行く事が僕の初詣。
この映画の画伯は『男はつらいよ 夕焼け小焼け』の『宇野重吉さん』をリスペクトしている。フーテンの寅さんを、画伯が気にいられた理由が分からなかった様に、この映画の主人公が、どういった理由で、この映画の画伯に気に入られたかそれが最後まで分からなかった。
追記
書家は主に紙を扱う商売だから、禁煙すべきだと思うが。
線の先にあった
もうしばらく観ることはないかもと思った自分を恥じてしまった
これはアイドル映画ではない 喪失の先に生きる力を見いだすとても真摯な映画だ
原作を読んでいなくても、そうすけの悲しみ・痛みはビンビン伝わってきて、最後は涙した
良い作品に出会えた清々しさが残った
ここ数年で1番好きな邦画
映像と音楽が本当に美しくて、映画館で3回観ました。
そして配信が始まったのでまた改めて観ましたが
やはり惹き込まれる世界観!!
脇役以外のキャストも良くて
特に清原果耶さん凄い透明感と
存在感で素敵です。
でも、とにかく水墨画と音が良い。センスが良い。
抽象度も丁度いい。心地よい。
線は、僕を描く
水墨画と出会った青年が自分の人生の暗い部分から避けていた事に目を向けて、自分というものを取り戻していく。
原作の小説と設定が変わってる部分もあったりしたけど、十二分に楽しむ事が出来ました!
後悔しても仕切れないまま、過去に自分を取り残した主人公。
そんなある時にバイト先で水墨画と出会い、その人生に戦を描き始める。
何事もやってみないと分からない。
何か夢中になれるかどうかなんて、誰にも分からない。
そんな所から思ってみないような場所に辿り着けるような気がする。
結びまでとても美しい映画
日本画や日本の美しさ、日本の情景の美しさが全面に描かれた映画。
全体を通して、しずかに流れる時間が心地よかった。
家族の不幸をきっかけに時間が止まり、なににも気力を見いだせなくなっていた主人公が、水墨画を通して…というよりちあきさんの椿の絵を通して、再生していく…。その様子が、無駄な演出や過剰な演技等々なく静かに淡々と描かれていくのがよかった。でも、イキイキと筆を運び始めるところは、爽快な演出、音楽でよかった!
先生が型にはめて教えようとしたり、1から100までを語ろうとはしないのがとても渋かった。
でも…個人的にヒットしたのは、兄弟子さんの方。性格の素敵さがにじみでているし、彼が手を合わせるシーンはとても美しい。楽しそうに、イキイキと描くシーンもとても素敵だし、急な出来事にも慌てずに対応できていたのがかっこよすぎた…!
「みんな、命とか難しいことを言うねぇ」なんてのんびりと言いながらも、命や自然と寄り添おうとする姿勢が素敵だった。
水墨画はその人自身を如実に表す…。
「僕はちあきさんの絵が好きです。」「私も、青山くんの絵が好き。」は、もう告白じゃないですか!「あなたが好き」というよりも、色気があるいうか…(?)美しくも色気がある言葉だなぁなんて思った。素敵!
結びの展開も、エンドロールもとても美しかった!
「想像していなかった。真っ白なキャンパスにある無限の可能性を。僕はそこに線を描く。そして線は、僕を描く。」
再生の物語
清原果耶ちゃんが鑑賞動機。想像以上に好きな作品でした。清原果耶ちゃんの翳が好きなんですが、横浜流星くん、こんな繊細な演技をする役者さんだったんですね(そんなことなにを今更、と思われる方たちはどうぞご容赦ください)
江口洋介さんの演技も私が長年抱いていたイメージと違って、これまた嬉しい発見でした。
三浦友和さんは元々好きな役者さん。
ストーリー、役者さん、そして監督が作り上げる世界観が嚙み合ってた心に残る作品でした。
家族を亡くした喪失感からの水墨画を通じての再生ストーリー。 水墨画...
家族を亡くした喪失感からの水墨画を通じての再生ストーリー。
水墨画と音楽、映画の空気感がすごく素敵。
心地よい空気の中でストーリーが展開していく。
キャストも良かった。江口洋介もまさかの絵師だったという。すごく中和する役柄が良かったし、キャストそれぞれがそれぞれの世界観がよく出ていて良かった。
自分らしい線を見つけ、線が僕を描く。
人生と線を重ね合わせる。背中を押してくれる素敵な映画がでした。
奈落からの再生青春ドラマ
水墨画という、常人にとっては何だか縁遠くて高尚な芸術の世界に、偶然踏み込んだ一人の青年が、その魅力と奥深さに魅了され、それまでの生き方そのものをリセットしていく青春ドラマです。
百人一首を題材にした『ちはやふる』のような、芸道に全力を懸ける青春熱血ストーリーのような体裁をとりながら、実は無気力・無表情・無感動という主人公の精神の奈落の日々からの再生の物語です。
本編巻頭での主人公の寄せアップの長回しは、いきなりの映像としては違和感があるものの、これが本編を通じた伏線になっていることがラストで分かってきます。
徹底して主人公・青山霜介の一人称で描かれますので、主人公の視野にないエピソードは一切出て来ず、映像は忠実に主人公の日常行動に従って展開します。そのため話が非常にシンプルに進み、観客は青山霜介の日常に連れ添い疑似体験していきますので、スクリーンに自然と没入していきます。
水墨画という馴染みのない深遠な世界を殊更に解説しようとはせず、基本に触れつつも決して理屈っぽくなく、誠に取りつきやすいものとして描いていて親近感が持てます。特に人間国宝の水墨画の巨匠・篠田湖山に扮する三浦友和の、飄々として気さくで人当たりの良い、けれど根は頑固で教え下手の無器用なキャラクターが、水墨画という壁を低くしてくれます。
ラブロマンス、アクション、サスペンスといった要素は一切なく、芸道ものによくある、芸を極めるために不休不眠で刻苦精励するような悲壮なシーンも少なく、穏やかで淡々としたリズムで進みますが、それが却って奈落からの再生を際立たせます。
主人公を演じた横浜流星、兄(姉?)弟子の清原果耶、互いに紆余曲折しつつも一つの道を究めようとする、それぞれの青春像を爽やかに演じました。
ラスト二人が描く水墨画のカットが続く中、本作の重要なモチーフでもある、本来モノクロである水墨画の椿の花が、私にははっきりと鮮やかな赤い椿に見えました。
水墨画に魅了
あまり観ないジャンル。でも横浜流星と清原果耶、推しの若手2人が出るんだから観なければ!
家族を失った喪失感から水墨画に目覚めた青年が周りに支えられながら成長する姿がとても清々しく描かれていて、水墨画の美しさにも魅了され、観賞後に爽快感をかんじられる。
ソウスケが湖山先生に見出される場面は、映画ならでは、実際にそんな恵まれたことはほとんどないだろうが、そんな出会いや友達も優しい。
見所は湖山先生と湖峰さんが描く場面。湖峰さんが先生の代役で龍を描く場面、Tシャツを筆がわりに、とてもカッコ良い場面。あれは画家の小林早雲さんが海外で筆を持っていなかった時にいきなり壁に描いてくれと頼まれて着ていたTシャツを脱いで描いた事があったらしい。凄いなあ。
主演2人の他、ベテラン勢の演技ももちろん素晴らしく、水墨画にも興味を持てた良作でした。
横浜流星くんの静かな演技が新鮮
水墨画というあまり知られていない世界のことがとても簡潔に自然に語られていて、知らなくてもいつのまにかその魅力に浸っていた。
アクション派のイメージが強い横浜流星くんが、水墨画の魅力にハマっていく。心に深い傷を受けていた彼の止まっていた時間が動き出す。押し込めていた気持ちが筆を通して浄化されていくようだった。
彼の繊細な心に気がつき、声をかける水墨画の巨匠、湖山を三浦友和が演じて、素晴らしかった。味のあるいい役者になったなぁ。
静かに感動できる映画だった。
「ちはやふる」の水墨画バージョン。
水墨画をテーマにした青春映画。小説の映画化なんですね。
水墨画について詳しくないのですが、描いたこともなく、興味すら
なかった人物が、こんなに短期間で上達するものなのかな?
と疑問を抱きながら見ていました。展開としては、「ちはやふる」ほど
ドラマチックでもなく、淡々と進んでいきますね。
まあでも、退屈することもなく、最後まで楽しめました。
三浦友和さん、江口洋介さん、この二人の演技が素晴らしいですね。
あ〜と思ったシーンが一つ。柱が見つかるという描写。
「柱の傷」が何度も出てきたので、どこかで回収されるのだろうな、
と思いましたが、必要ないんじゃないかな?
泣かせようとする描写に感じて、あまり好きじゃないな。
一言「劇場で見ても、良かったかも」。
原作の詳細あんまり覚えてない(失礼)。
これはこれで見ました。
はっきり言おう。
主人公があまり惹かれるものがなかったんです、終盤まで。
でもそれは「自分の過ちから逃げられず、前にも進めていない」。
戸惑っている若者と思うと、まあこんな感じかと。
主人公を水墨画に導く先生役が、三浦友和さんで。
これがねー、さすがですねー、泣いちゃう温かさなんだなー。
終盤ほろっときました。
まだまだ主人公を後押しするキャラ、個性豊か。
あと、劇中のBGMが水墨画のリズミカルさを表してたし。
エンドロールも、おお!とかっこ良かった。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「できるか、できないかじゃなく。
やるか、やらないか」
やさしく心に入り込む作品でした
主人公のそうすけのガツガツしたキャラクターではなく、いい意味で流されやすく、自信を持てていないという性格が入りこみやすかった。他の登場人物も皆芸術家でありながら、人間味を帯びた堅苦しくなく身近にいそうと思え、肩の力を抜いてみられる作品だった。水墨画という全く知らない世界のことを少しだけ垣間見れてよかった。
前日に「あきらとアキラ」を見て、江口洋介と横浜流星がエリートバンカーの役で全く別人だったので、余計に楽しめた。
音楽と絵の迫力で魅せるも小綺麗すぎたかなぁ
2022年劇場鑑賞86本目 佳作 59点
清原伽耶目当てで鑑賞
まあ横浜流星は外さないけど、、なんかこう上手く言えないけどその他の若手俳優よりも上手く演じてますよ感が拭えない。必要十分にこなせるけど本当の部分で期待や想像を裏切ってきたことがない、、、声はすごく良いと思う。淡々と沈むような声質はグッと押し寄せてくる感じがする
お目当ての清原伽耶ですが、相変わらず真面目なムスッとしたキャラクターが多いけど、凛としていて暫くこの手の真面目な役は十八番になるだろうなあと引き続き思ったし、2.3年いないくらいに松坂桃李みたいに真面目役以外で一皮剥けて欲しいです
作品についてですが世間の評価ほど高評価に感じなかった、というのも結局当方には2時間にわたる水墨画の世界に魅了を感じなかったからで、のめり込めなかった原因です
大学時代、悶々とした日々に転がったチャンスや機会を掴み魅了されそれで生きるのを決めるほどの何かに出会える方が稀で、ある種これに憧れを持っている人が大多数を占めているからこそドラマになる青春群像劇なんだろう
何かに出会える人生でありたいですね
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