劇場公開日 2022年10月21日

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「水墨画に魅了」線は、僕を描く アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0水墨画に魅了

2023年7月10日
iPhoneアプリから投稿

 あまり観ないジャンル。でも横浜流星と清原果耶、推しの若手2人が出るんだから観なければ!
 家族を失った喪失感から水墨画に目覚めた青年が周りに支えられながら成長する姿がとても清々しく描かれていて、水墨画の美しさにも魅了され、観賞後に爽快感をかんじられる。
 ソウスケが湖山先生に見出される場面は、映画ならでは、実際にそんな恵まれたことはほとんどないだろうが、そんな出会いや友達も優しい。
 見所は湖山先生と湖峰さんが描く場面。湖峰さんが先生の代役で龍を描く場面、Tシャツを筆がわりに、とてもカッコ良い場面。あれは画家の小林早雲さんが海外で筆を持っていなかった時にいきなり壁に描いてくれと頼まれて着ていたTシャツを脱いで描いた事があったらしい。凄いなあ。
 主演2人の他、ベテラン勢の演技ももちろん素晴らしく、水墨画にも興味を持てた良作でした。

アンディぴっと
NOBUさんのコメント
2023年7月11日

今晩は。
 この作品、私はとても好きでして。
 未来が見えない青年の前に現れた未知なる墨の世界。
 私が、大学生時代にバックパッカーとして、中国を2カ月放浪した際には様々なカルチャーショックを受けましたが、桂林奥部で出会った水墨画には魅入られました。墨一つで描き出す風景。当時は中国も今ほどでなかったですが端渓の硯は流石に手が届かず。その代わりに今でも使用している私のフルネームの象牙のハンコは我が家の代々の重要な場便(新築一戸建てを立てる際など。手が震えました。)で押印して来ました。では。返信は不要ですよ。

NOBU