「静かな余韻に清爽な風が吹く」線は、僕を描く じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな余韻に清爽な風が吹く
交通事故かと思ったよ。それにしては…
流星演じる青山霜介は、椿の水墨画(千瑛作)を見ながら咽び泣く。その様子を影から見ていた湖山先生(三浦友和)は「弟子にならないか」と誘う。
椿は夢の中に何度か登場し、霜介にとってなにかの意味があると思わせる。それは家族との別れの話。
何も生きる意味を見いだせかなった霜介は、水墨画と出会うことで「変わっていく」
静かな映画だけど、心の中では大きな葛藤のうねりが感じられる。
江口洋介がいい。
諭すのではなく「個人の感想」を言っているだけなのだけど、霜介には刺さっていく。特に「変わっていく」
というキーワードは重要。
三浦友和は「優しすぎる」(家内の発言)あんな作品を残す偉い人はもっとわがままで横柄なのでは?だとさ
清原果耶は美しい撮られ方をしている。
「ちはやふる」の松岡茉優もとても美しかったが、撮るの上手だな。光がいい。
清原果耶はあまり沢山笑うと美しさを損なう。だから、謎めいた存在がいいね。
横浜流星は、いつの間にこんな役者に成長したのかな。
泣いても、笑っても、水墨画に打ち込んでてもとても絵になる。
今回、特に気になったのは、大学の友人役の河合優実だ。少し山口百恵に似ているが巨乳。パイスラが…。
思いもしなかった別れは水害だった。
「お兄ちゃん。助けて」は2011.3.11を知るものには胸に迫る。
心の再生がテーマ。
家族を失った悲しみに向き合えない霜介が清原果耶や三浦友和、江口洋介たちとふれあうなかで立ち直っていく様を、髪の長さで表している・・・かも、
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