「「悪くない」は「良い」ではない」線は、僕を描く Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
「悪くない」は「良い」ではない
神社で行われた湖山会の設営のバイトをしていた大学生が、突然巨匠に弟子入りしないかと声をかけられて、水墨画にのめり込んで行く話。
「千瑛」の落款のある椿の水墨画に惹かれた主人公が、良くわからないながら水墨画教室の生徒となり学んで行くストーリーだけど、気付いたらサイコパス?w
家族に起きた不幸を抱えるせいか、憂いのある線を画く主人公が、自分と向き合い絵の本質に迫ると共に、写真のように完璧な線を描く千瑛様も本質を思い出していくという、水墨画意外にも通ずることだけど、言葉で教わるよりも気付くことが大切だし、見た目はもとより想いや力を感じられるもが評されるということですね。
湖山会は顔面の画力もかなり高いけどw
水墨画家としてのそして人としての成長を、ド素人にも頭で理解出来る様にみせてくれる展開で、とても爽やかだし哀しいし温かいしで面白かった。
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CBさんのコメント
2022年11月6日
> 「悪くない」は「良い」ではない
この言い方、よいですよね。(相手がそれによって油断しちゃったらどうしようという潜在意識が働いて)なかなか言えない言葉だと思います