「自分の線で変わり続ける自然に寄り添い描く」線は、僕を描く がっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の線で変わり続ける自然に寄り添い描く
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湖山先生の印象に残ったセリフです。
自然は、人間の力ではどうにもならないもので、だからそれを描き続けるしかできない。
時に、人間の力では、どうにもできない現実に争うのではなく、寄り添い描くことで、それは自分を描くことになるのではないか…
結局は、目の前にあるものではなく、自分と向き合って自分の中にあるものを描く、そこに辿り着くまでを、じっくりと登場人物の心の変化に寄り添いながら、鮮やかに見せてくれる作品です。
湖山先生の家に出入りし、あらゆる雑用を、やる西濱さんが、鮮やかに龍を描いたシーンも素敵でした。
決して、多くを説明しない、観る側のペースで物語に入り込める、穏やかな作品です。
久しぶりに、墨の匂いを嗅ぎたくなりました笑
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