「平凡な話を1人で年一候補にしてしまう清原伽耶」線は、僕を描く bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
平凡な話を1人で年一候補にしてしまう清原伽耶
いやいやいや。
個人的には、コレも年一候補だす。と言うか、またROBOTですよ。最近キレがあるんじゃないですか?キノが完全失速してるんで期待してます。
メインテーマになってる音楽を鼻から惜しげもなくガンガンに押してきます。コレがですね。ピアノが良いんですよ。明確に良いって分かるくらいに良くって。エンドロールを見たら、山田武彦さんでした。やっぱ実力あるんだと思った次第です。
物語りの方は、世の中そんなに甘くねーから!と軽く毒づきたくなるよな、甘ちょろワールド。三浦友和の吹き替えなしの筆捌きに軽く驚き。水墨画の素晴らしさに目を奪われ、掴みが良いんです。冒頭の好感度がダレないうちに清原伽耶が登場。この子の存在感ですよ。凛とした美しさですよ。
物語りが平凡で、起伏に乏しい事がバレてしまう頃には、清原伽耶にココロ鷲掴みにされてますんで、白ける事もなく「やや平坦」なクライマックスまで一直線。からの「行ってきます」。
全体的に淡々としてます。内心描写も舌足らず。セリフは少な目。演説かます人物はカオタだけ。って言う、フランス的しつこさの無さが良いです。
凡ゆる言葉での解釈が可能な「線は僕を描く」と言うタイトルも、押し付けがましさ・講説感が無くて好きだし、色恋沙汰にならないとことか最高。
良かった。
とっても。
タイトルバックとエンドロールの静謐な美しさには胸を撃ち抜かれました。
コメントありがとうございます。
エンドロールの映像(水墨画)は良かったのに…あの曲で余韻が……😂
あとレビューでおっしゃってる色恋沙汰にならないところ←同感
霜介の手に千瑛が添えるところなんて千瑛の顔を見つめて好きになりそうなシーンだったのにそうなってないところが個人的に好きでした
昨年はミニシアター系の小規模低予算映画に良作が多かったのに対し、今年はビッグタイトルが名の通り大物ですね。
貞子や天満荘の三姉妹、窓辺にて、ある男、母性、月の満ち欠け、ラーゲリーより愛を込めてなどなど、今年の邦画はまだまだ注目タイトルだらけです!
コメントありがとうございます!
最近の邦画のホームラン率、信じられないほど高いですよね笑 今年ベスト3には確実に入る傑作でした。
清原果耶、大阪にはいらしてたみたいなんですけどねぇ...私も見たかった笑