「理屈じゃないよね」線は、僕を描く やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
理屈じゃないよね
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映画の序盤、三浦さん演じる湖山が大きな水墨画を描くシーンが有るんだけど、シーンと言うより描かれていく絵そのものに胸を打たれるの。
もう理屈じゃないんですよね。開始早々、水墨画に心を掴まれちゃった。
もし、そこでこの映画が終わっても、満足してたかも。
それから、千瑛の登場シーンが美しいの。
光の中の清原さんが美しいの。
今まで観た清原さんで、一番美しいと思った。
千瑛はこの時は迷いの中にあったのだろうけど、霜介には美しく輝いて見えたのでしょうね。
それでですね、話は戻りますが、私は水墨画に対する知識はほぼ無いです。
それでも、この映画に登場する水墨画には、心を動かされたんです。
水墨画に限らず芸術って、それでもいいんじゃないかな。理屈じゃなくて感じれば。
そして、映画も芸術だと思うんです。
勿論、映画を楽しむには頭で考える事も必要です。
だけど、理屈を抜きにして感じる事も大切したくなりました。
そう言った意味では、この映画は、涙腺を刺激されるシーンや見とれてしまうシーンも有ったし、全体から温かさの様な物も感じたから、良い作品なのだと思うんです。
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