劇場公開日 2022年5月21日

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「あまり客観的とは言えないウクライナ側の視点で、ロシア侵攻前のウクライナ内戦を描く。」ドンバス caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0あまり客観的とは言えないウクライナ側の視点で、ロシア侵攻前のウクライナ内戦を描く。

2022年6月13日
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現時点で、ロシアはウクライナに侵攻し、世界から非難を浴びている。
この映画は、ロシアがウクライナに侵攻する前のウクライナ国内で行われていた内戦を描いている。
この映画の内容が事実かどうかはわからないが、結婚登録所という役所のようなところで開く結婚式の様子はどうなのだろうか?
風刺ということでロシア人を茶化しているのだとは思うが、映画の中のような結婚式は、さすがに行っていないだろう。
批判を浴びているが、プーチンはロシア正教を大事にしている。さすがに結婚式は教会であげるのではないだろうか。
ウクライナ東部、南部はロシア系の住民が多く、ウクライナ国内のネオナチ勢力から弾圧を受けていたと言われている。
それが、今回のロシアからのウクライナ侵攻につながっている。
これも風刺だが、映画の中にドイツ人ジャーナリストを登場させ、ロシアの支援を受けているとされる分離派の兵士から、ファシスト扱いさせるのは、そうした背景があるからだろう。
ラストシーンも意味不明だ。ロシアから支援を受けている分離派の兵士が、ウクライナ系の住民を12人射殺したのだろうか?
すぐに警察が来て現場検証をして、ヤラセのインタビューを撮影していたが、それは隠蔽のためなのだろうか?
2018年は、ロシアはクリミアは併合していたかもしれないが、ドンバスには侵攻していない。
反ロシア勢力からのプロパガンダも存在するということかもしれない。
何が正義かは、わからない時代になっているのだと思う。

caduceus