「メガネ君がメガネ君の子とは限らない」ぼくらのよあけ 猪古都さんの映画レビュー(感想・評価)
メガネ君がメガネ君の子とは限らない
アニメ映画には2種類ある。
棒役者のいないアニメ映画と、棒役者のいるアニメ映画である。
この作品は後者である。今作主人公もその類で話しの不自然さは顕著である。
漂流団地2だろうか、近未来、少年らが団地に捕らわれた宇宙人を開放する話。
映像は良く、音楽も良いだろう。ストーリーの大枠は良いが細部がやや浅いか。
なお、こちらの団地は30番、漂流団地は112番。割と近いのだろう。お付き合い問題や水によるトラブルは共通の話題である。最近は落下事故も多いらしい。
良い点
・近未来感。絵の質感。空間演出。
・お叱りママ
・仲直りについて
悪い点
・スープがやたら漂白
・キャラデザが全員共通顔すぎて惜しい
・訳ありげの何もない面々の集い。何かとギスギスしていたりするが、とくに意味はなく、そういう設定ということなのだろう。
・姉は諸悪の根源
・物理が所々胡散臭いのは漂流譲りだろうか。ペットボトルに3人がかりなど、キャラを無理やり活躍させてる感がやや苦しい。
・「居間から」
・2人のメガネ君
その他点
・過度な円安により近隣住居は外国人に買い占められてしまい、引っ越し先は遠方しか選択肢が無かったのだろう。
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