「自主制作の色味と柔い雰囲気」距ててて たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
自主制作の色味と柔い雰囲気
シュールな世界観。オムニバスとしながら地続きに魅せていくので、不思議な感覚。ただ、ちょっと萎んでいっちゃったな…。
イラッとするような同居人。よく分からないけど成立する会話。ちょっと怖い家族。見つめる二人。空気感はなかなか面白いけど、ちょっと最後は迷いを感じる。豊島晴香さん曰く、キャラを演じながら脚本を作ったということもあって、それが出てるかと…。つまらなくはないけど、どういう人物か掘りきれてない部分がちょっと見えている。それが勿体なかった。
映画美学校のアクターコースの同期に協力を得ながら作ったという本作。自主制作の匂いがかなり強いが、カット割りとか面白い。かなり模索をしながら作っているのが見えるが、それはそれで味を感じさせる。
オンラインで見せてくれる田辺弁慶映画祭に感謝。他の作品も時間の都合を合わせてみようと思う。
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