「起きたら隣にババアがいるドッキリ」X エックス せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
起きたら隣にババアがいるドッキリ
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B級ポルノ映画を撮るために田舎の農場を借りた6人の男女が農場主の怪しげなジジイとババアに襲われる話。
6人の若き男女が獲物にされる動機は老人の若さへの渇望。肌もカサカサ髪も薄くなって乳も垂れ下がり、旦那に求めても心臓のせいで行為はできない。そんなババアは若者達が性を謳歌し、楽しげなのが羨ましくてしょうがない。
このババア、体は衰えてるけどパッションはすごい若いなと思った。多分私より若い(笑)そのパッションがあればもう少し綺麗な見た目保てたんじゃない?とは思うけど、きっと田舎だからあまり努力をしなくても若さで求めてくれる人がいたんだろうなぁ。
マキシーンも「私らしくない人生は受け入れない」と宣言するようにパッションがすごい。数十年後同じようなメンヘラババアみたいになってる可能性はあるけども(実際両方ミアゴスが演じてる)、この子は愛への執着がなさそうなのがババアとの違いかな。自分一人でもどうにか成功を掴んでやろうという姿勢が、世代の違いっぽく見えた。
『悪魔のいけにえ』とか『シャイニング』などあの時代らへんのオマージュも良かったけど、私が1番好きだったのはやっぱ池のワニ。マキシーンの背後、遠くから誰かが見つめてるのをずっと見せられた後、池で浮かぶマキシーンからショットが移動して何がいるのかと思ったらワニかーい、で笑った。
起きたら横にババアとかジジイとババアの夜の行為が化け物にしか見えなかったり、割と見た事ないシーンがあって面白かった。
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