「【”聖(性)なる介入・・。”老人夫婦の、若さへの羨望と嫉妬が捩じれた形で、炸裂する作品。気色の悪さが半端ない作品でもある。】」X エックス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”聖(性)なる介入・・。”老人夫婦の、若さへの羨望と嫉妬が捩じれた形で、炸裂する作品。気色の悪さが半端ない作品でもある。】
ー 1970年頃の、アメリカの西部の田舎の農場が舞台。
自主製作のポルノ映画を撮りに来た、マキシーン(ミア・ゴス)達。
撮影は快調に進むが、不穏な雰囲気が半端ない・・。ー
◆感想
・マキシーン達を受け入れた老人の姿が、不気味である。部屋の白黒TVには狂信的な初老の男性が”若者の乱れた行動”に抗議する姿.それを、見る比較的年配と思われる人々の姿。
ー 作品の背景が、伺われる。-
・マキシーンが見た、二階から彼らをじっと見る白髪の老婦人の姿も異様である。
ー そして、この老婦人は夜になると、撮影監督や、ディレクターを惨殺して行く。動物を殺すように、無表情に・・。-
■一番、気色が悪かったのは、マキシーンの恋人を惨殺した老婦人が、彼女のベッドに入り込み、血だらけの手で、若くて張りのあるマキシーンの肌を触る所である。
怖いし、生理的に嫌悪感を感じる。
・夫も同様で、マキシーンと、録音助手の女性意外を惨殺した後、ベッドで妻と性交する姿。
ー 非常に気色が悪いし、彼らが性交しているベッドの下に隠れるマキシーンの姿にハラハラする。ー
・録音助手の女性が老人に、地下室に閉じこめられたシーン。そして、その地下室に吊るされていたモノ。
ー この老夫婦が、若さへの羨望と嫉妬が歪んだ形で殺人を重ねていた事が分かるシーン。又、録音助手の女性が扉を叩き割るシーンは、「シャイニング」を彷彿とさせる。(逆ではあるが・・。)-
<狂気の老夫婦を殺し、独り生き残ったマキシーンが老夫婦の農場をトラックで去るシーン。
誰もいなくなった部屋で、狂信的な、若者の乱れた生き方を正す事を激した言葉で述べ続ける初老の男の娘がマキシーンであると分かるシーンは成程、と思った作品である。
今作は、三部作であるそうだが、次回はどのような展開になるのであろうか・・。>
マキシーンとパールの二役には驚きですね。
石は投げないのでご安心を。
新聞広告、笑笑確かによく載ってますねえ。よく人には三つの欲があるとは言うけど、どの欲が強いかは人それぞれでしょうね。夫婦の欲が同じだと揉めることなく過ごせるんでしょうね。