「レストランに食事に行く前に観ましょう」ボイリング・ポイント 沸騰 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
レストランに食事に行く前に観ましょう
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クリスマスで大繁盛の人気レストランでの一夜の騒動をワンカットで描いたドラマで、なかなか面白かったです。ごった返す店内や厨房内で、次から次へと起こるトラブルを上手くキャラをバトンタッチさせながら、カメラがどこまでも追いかけていくので、臨場感がハンパないです。飲食業や接客業の経験のある人には、身につまされるかも。主人公のシェフも、役人には叩かれて、部下からは突き上げを食らう、まさに中間管理職状態で、最後は燃え尽きてしまうあたり、むしろサラリーマンの一生を凝縮した感じです。惜しむらくは、もっと手元の調理シーンや料理の映像も欲しかったかな。主役のスティーブン・グレアムは、くたびれた感がぴったり、スーシェフ役のビネット・ロビンソンは頼り甲斐のある姉御肌でインパクトありました。
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満塁本塁打さんのコメント
2022年8月8日
極めて共感です❗️イイねありがとうございました😊。ただ実際にはコレほど全員が「個の主張してたら客が逃げてしまうと」思いました。私は今は絶滅状態の個人商店商売人のせがれですが、お客さまの前ではニコニコ、今は亡きおやじもお袋も常識でした。料理は全くの脇役で大雑把で不味そうでした。イギリスは基本無茶苦茶料理が例外なく99%最低レベルでまずいので(何度か旅行歴あります)仕方がないかなと思いました。