「溶けていく私的空間」アンナの出会い 悠さんの映画レビュー(感想・評価)
溶けていく私的空間
他人のそれと混ざり合い、完全に居場所をなくし、かといって共有もできない哀れな現代女性を描いた秀作。
アケルマンの素晴らしいところは、例えばゴダールのような省略による時の魔法ではなく、ただその生活という舞踊によってのみ自立している映画の魔法を持ち合わせているところ。
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他人のそれと混ざり合い、完全に居場所をなくし、かといって共有もできない哀れな現代女性を描いた秀作。
アケルマンの素晴らしいところは、例えばゴダールのような省略による時の魔法ではなく、ただその生活という舞踊によってのみ自立している映画の魔法を持ち合わせているところ。