「唯一無二の傑作‼︎」ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
唯一無二の傑作‼︎
名古屋シネマテークでベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンと出会った。
日常生活に潜むフラストレーションとその爆発をデフォルメした破格の傑作だった‼︎
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ブリュッセルのアパートで息子と二人で暮らすジャンヌ。彼女の3日間の描く200分。
観る我々は彼女の日々のルーティーンを知る。
些細なイレギュラーさえわかるようになる。
肉料理の下ごしらえができるようになる。
午後に来ては金を置いて去る男たち。
彼らが部屋にいる時間のみがブランク。
彼女の中でくすぶる不穏なものを感じながらドキドキして見守る3時間余り。そしてラスト、一気にギアを変えて加速した。
ホント大胆な構成。
唯一無二の作品。
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