「「さかなのこ」ができるのはのんだけ」さかなのこ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
「さかなのこ」ができるのはのんだけ
さかなクンの人生半分を見た思い。お母さん頑張ったな、えらいなと思った。世の中には子どものことで辛かったり悩むお母さんが沢山いる。そんなお母さん達を励ます映画になってたらいいなと思う。ミー坊はサカナが小さい時からずーっと好きだった。でも凡人は好きをそんなに続けられない。でも「普通」という考えをぶっ飛ばせばそれだけでかなり楽になると思う!「いい大人がおさかな博士って可笑しくない?」って将来言うような人間に子どもを育てない、それだけで風通しはよくなると思う!
美術と音楽は成績いいけどあとは全然だめだ~ってヒヨに嘆くわりにミー坊は気にしてない。ひたすらサカナの絵を正確に細かく描き続けている。社会に出ても仕事はサカナ関係か絵。水族館、寿司屋、自費診療歯科医院のおさかな水槽、ペットショップと点々とした。持つべきものは友達で、ヒヨ、総長、モモがいてよかったね。
海、川、湖、サカナ、水棲植物、釣り、餌、飼う、捌く、お散歩する、サカナを食べ尽くすっていう広い世界をミー坊は知っている。だから学校でも社会に出ても誰もミー坊のこといじめない。
この映画でものんの眼が生きていた。表情もセリフも夢中顔も自然だった。学ランがあれだけ似合う俳優もいないだろう!
おまけ
ミー坊が住むアパート隣の理髪店「ウチダ」がいいスパイスだった。店先に一日中男が佇んでいてミー坊とも顔見知り。朝9時になると女が店から出てきて三色グルグルのスイッチを入れる。閉店時間になると女が出てきて三色グルグルのスイッチを切る。そして男は女と一緒に店に入って行く。髪結いの亭主かな?イタリア映画の一場面みたいで洒落ていた。
今年もよろしくお願いいたします〜。
のんちゃんは、ほんとに不思議な俳優ですね。
目がやはり素晴らしいです。
同級生が子連れで転がりこんできて、けっこうその気になっちゃうところがかわいかったです。