「ポーニョポニョポニョ」さかなのこ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ポーニョポニョポニョ
男とか女とかってどうでもいい!予告編を見たときから、さかなクンの個性からして性別なんて必要ないといった大胆なキャスティングのおかげで目から鱗が出る思いだった。そしてタイトルからは当然『崖の上のポニョ』を連想・・・恥ぃ。
幼い頃から水族館が大好きで閉館するまで粘ったり、海に行けばタコを捕まえたりするミー坊。母に買ってもらった魚介類図鑑を毎日持ち歩き、カメオ出演のさかなクン本人から家に誘われたりする。二人で絵を描いたりしている姿も印象に残るけど、そのギョギョおじさんの家に行っていいと許可を出したのも母親。子どもを自由に育てていた偉大さがあってこそ、彼の人生の方向付けが決まってしまった。もう井川遥にメロメロ・・・
絵も上手くなり、小学生から続けていたミー坊新聞が評判となったが、高校生になってからはヤンキー連中の総長(磯村勇斗)の記事を新聞の片隅に載せた。当然、見つけた彼らがミー坊に絡んでくるのだが、「ジャーナリズムが暴力に屈してはならない」と一喝。これも母の教えの一つ。おかげで総長や青鬼、他校のカミソリ籾と仲良くなってしまった。そして、カブトガニのエピソードも凄い。
「普通って何?」「好きに勝るものはない」など印象に残る台詞によって一般常識に囚われすぎる自分が情けなくなる。そんなミー坊も進路を決めるには悩み続け、大好きな水族館ではドジばかりだし、寿司屋の修行も思うようにいかない。人生って何が起こるかわからないけど、「魚博士になりたい」という信念を貫いたおかげで道が開けた。
ありゃ、人じゃない。さかなのこだ!という意味不明のシーンがなぜか最高。それにバタフライナイフを操る青鬼のキャラも最高。ミー坊にそんな迫力があったわけでもないし、やはり彼に後光が差していたのかもしれない。そして、アオリイカにはアニサキスはいない!
自分の父親は釣りが好きだったし、自分で魚をさばいていた。kossyは何もできません。今までに釣りに行ったことも数回程度。魚は食べるのは好きだが、苦手なのです!そんな魚音痴のタクシードライバーですが、金沢に来る観光客には「ノドグロは金沢で有名になったけど、実は山陰沖で獲れたもの。逆に石川県が漁獲高全国1位を誇るのがフグ(現在は北海道)で、ふぐ料理で有名な山口県は能登で獲れたものが多い」などと名物逆転のネタを話したりします。
kossyさん、タクシードライバーなんですね。金沢行く機会があったら、是非偶然乗り合わせて、美味い飯やを教えてもらいたいものですね。映画と関係なくなっちゃって、失礼しました。
二度目観ました。
なんど見ても、青鬼はおもしろい。
のんちゃんは唯一無二ですね。
あのこは人間の子じゃない、さかなのこだ!
この一言のためだけに大方斐紗子を起用するのもホラー要素があっておもしろいですね。
あゝ、井川遥に育てられたかった!
下関のとらふぐは実は大分で養殖して下関に送っているんだとずっとまえに聞きました。最近はシェア率変わったのかな?
サバ缶寿司はうまくいきませんでした。サバはシャリにくっつかないし、バランスが悪くてこけるし、小さくするとばらけてしまい、結局、酢飯のおにぎりに。でも旨かったです。
低評価のレビューなのに共感ありがとうございます。本作は個人的にまったくはまりませんでした。ただ、さかなクン本人を社会不適応者のように出演させた点は良かったと思います。ミー坊も境遇次第ではああなってしまったかもしれないですよね。