「フィクションとノンフィクション」さかなのこ higashiyamatonokoさんの映画レビュー(感想・評価)
フィクションとノンフィクション
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前半はフィクション作品として喜劇的に作られる一方、後半はノンフィクション作品風に悲劇作られてるためにフィクション作を観ているようで作品が薄まってしまい、本当にあったことが何となく嘘に見えてしまう。またのんが演じることでさかなクンが妙にバイセクシャルに見えてきてしまう印象がある。副題にあるような好きを貫くことでさかなクンが大成した人生劇を見にきた人にはエンターテイメント色の強いこの作品はどうも腑に落ちないだろう。終始さかなクンの主観的な思い出がもとになっているかもしれないが、第三者から俯瞰して見たさかなクンが経た人生の葛藤も拾いきれていないように思えてしまう。エンターテイメント作品としては上々であるが、テレビチャンピオンに出たことや表彰されている部分は描いてほしかった。
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