「どうやったら、こんな作品が創れるのか」さかなのこ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
どうやったら、こんな作品が創れるのか
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沖田修一と前田司郎はすごいね。
こんなぶっ飛んだ作品、創れないよ。
さかなくんの半生をのんが主演で描くっていうから、主人公の性別を変えたんだと思ってたのね。
そしたら、変えてなくて、のん、男の人の役なんだよね。
冒頭で「男とか女とかどうでもいい」みたいなテロップが出るんだけど、これ、のんをどう扱うか考えてるうちに「どうでもよくないっすか、実は」みたいな話で作り手一同納得したんだろうな。
一つ一つのエピソードもぶっ飛んだ感じだけど、それはまあ、実話なんだろうな。
そこでの会話とかすごくうまい。この辺は前田司郎がすごいのかな。
小学校時代、高校時代、就職後とつないでくんだけど、そこもさらっとつないでいく。
就職後のところは、作品をまとめに入っていくからか、それまでのぶっ飛び具合が落ち着いてくるのね。
そこで面白さが少し落ちた気もしたんだけど、十分すごいかな。
モデルになったさかなくんは、イッちゃってるね。これだけ好きなものがあるというのが凄い。偏執的に好きだもんね。
それを「おかしい」と言わずに「すごいな」と言った周りもすごい。才能を生かしたね。
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