「独りよがり」辻占恋慕 さいとーさんの映画レビュー(感想・評価)
独りよがり
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ライブハウスに馴染みが深く、自身も演者として活動していたので気になり見に行きました。
しかし終始登場人物達の独り善がりさ、倫理観のなさが気になり、誰にも感情移入ができませんでした。書きたいテーマはわかるのですが、それ以前に主役たちがあんまりにもお客さんや同業者のことを考えていなさすぎます。彼女達はそもそも、音楽の何が好きで何がやりたくて歌っているのでしょうか?アイドルやラジオDJに対する敬意のなさも気になり、「こんなに性格悪ければそりゃ干されるわ………才能以前の問題だろ………………」という気持ちになり終始冷めた気持ちで見ていました。
夢を諦める葛藤や創作が認められない苦悩を描きたいのでしょうが、主役たちへの嫌悪感が先に立ち「自業自得だろ」という気持ちにしかなりませんでした。
歌は好きでした。
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