「涙が止まらなかった」人生ドライブ taichikomさんの映画レビュー(感想・評価)
涙が止まらなかった
40代男性です。
6月4日に東京恵比寿で人生ドライブ見てきました。
いやーもう涙でマスクが濡れまくりで代えのマスクを持って行かなかったのを後悔。
感想を一言で表すならば、
大変なことは多々あれど、愛情を絶やすことなく注いだ両親と
それを存分に浴びて育った子供たち。
YoutubeやTiktokで兄弟たちがいろいろ配信していて、
子供目線(「親に対して子供」という意味)での育った環境は語られてるが
お父さんとお母さんの言葉を中心にこの映画は作成されていた。
一番心に響いたのは、お母さんの2つの言葉。
一つは火事の翌日撮影されたという家族の様子の中で、
「火事で失ったものは、あったらよかったなと思うものだらけで、
本当に大事なものは全部無事だった」と言っていたこと。
これはもちろん家族の命と、お父さんがお母さんにプロポーズをした時の
メッセージが書いてあるもの。
(このメッセージがまた泣けた)
私欲、物欲に支配され、それにより落ち込んだりすることもある自分の心に
とても響いた。
もう一つは、「人生はいろいろある。大変なこともある。
でも大変でもう嫌だな、とは思ったりする。
でもパズルのように一つ一つのピースは全て必要なもので、
今の人生があるのに、必要のなかったことなんてない。
一つでもピースが欠けていたら、その絵は絵にならない」
と言っていたこと。
不可能だけど、このお父さんとお母さんと会えるならば、
こうして強い励ましをもらったことに感謝の気持ちを伝えたいくらいだ。
あと多く語らないお父さんの存在、姿勢もすごく大きいと思った。
僕は父親が家族のためにできる一番大切なことは、
母親を大切にすることだと思っている。
そしてこのお父さんはそれを本当によくしていた。
そんな愛情豊かな中で育った岸家の子供たちが
ああやってあたたかい人間に育ったのも
そういうお父さんとお母さんの愛情があったからだなと思った。
余談だが、今回映画終了後に、監督が舞台挨拶で話してくれた。
その後に「とても励まされた映画でした」という一言を伝えたかっただけなのに、
そこでまた涙が溢れ、言葉がうまく出てこなくなってしまった(汗)
作り物ではない作品だったからこその真の感動をもらえた映画。
40代おじさんの心は感動でいっぱいでしたw