「何をどうしたらこのような突飛な話や展開を思いつくのか全くわからない...」夜を走る ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
何をどうしたらこのような突飛な話や展開を思いつくのか全くわからない...
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何をどうしたらこのような突飛な話や展開を思いつくのか全くわからない。
中盤の宗教セミナーも、笑っていいのかなんなのか全く分からず。監督の企みとして意図的に破綻させたかったのかなんなのか。宇野祥平、ホントに何の神なんだ。
宗教、戦争、外国人差別、男女差別、ミソジニー、階級差別、孤独、幸福、家族云々、、、
「誰だってそんなつもりじゃない」
「そうやって戦争は起きる」
「あの人は幸せでしょ、そうじゃない人の気持ちを考えたことないでしょ」「あの人は悪魔だ、私たちはあんな汚れた人とは違う」
「私は幸せだ」「そんなわけない、君は外人だし女だしあんなところで働いてるじゃないか」
「悪いのはあなたではなく社会」
ポリコレ的には何もかもが破茶滅茶で倫理やモラルは崩壊している。けれども、宗教団体を一つの軸に据えながら時折社会規範を問い直したり、既存の価値観を鈍く切り裂いていく。
意表を突く角度から社会の闇を炙り出す怪作。
☆☆
・序盤2人がどう殺しに絡んだのかが全くわからず、終盤の谷口の曖昧な回想で何となく想像するしかない。
・松重豊の贅沢な無駄遣い。
・終盤の、ベランダから幻覚を見た秋本、からの窓の下を映すシーン、一瞬、ん?秋本は自殺したのか?とか思った。
・谷口は一生背負って生きていく地獄。
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