「足立の表情の柔らかさ」夜を走る タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
足立の表情の柔らかさ
見方によってはファーゴやディック・ロングはなぜ死んだのかみたいにも思うがもっとシリアスなトーン。ドラマよりも停滞感を描くことに注力したのかな。展開はあるけれど、そこをドラマとして転がしていく気は薄い宇野が教祖役は殺人ワークショップを思い出す。性のところで少し古臭いところがあるが、監督も50ぐらいだから自覚的なのかな。シネコンの洋画とかが好きなあまり邦画に対して積極的ではない友達が誘ってくれたけれど、そんな層にアプローチしているのかな。洗車はクラッシュを思い出した。逸脱もかなりしているけれど、どこか疲れきった態度も感じられるのは、この年齢の監督ならではかもしれない。
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