「不可も無く、尖も無く、淡々と普通に9品。」MIRRORLIAR FILMS Season3 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
不可も無く、尖も無く、淡々と普通に9品。
企画第三弾です。一と二は見損ねてますw
短編9本毎に記録を残します。面白かったんですけどね、全体的には。ただし、「無名の若手」と言うほどに無名でもなく。割と知名度の上がって来た監督さんの作品が多いので、やっぱり、そこそこのクオリティは求めてしまう訳で。そう言う意味では、物足りなさも残りました。
◆沙良ちゃんの休日(山田孝之) ★1.5
ミステリアスなファンタジーですが、完全にナンセンス。これは山田監督と言う事ですが、楽屋オチ的なショートフィルムで、明らかに物足りなかったです。不思議さの不足。と言うか、奇妙さの中途半端。
◆Good News, (渡辺大知) ★3
これは好きかも。「時間の切り取り」ってだけですが、見てても飽きない。そうですよ、飽きずに見せるのも才能の内だと思うんで。
◆絶滅危惧種(野崎浩貴)★3.5
発想の面白さに一本。日光の葬儀は分かりやすい。ほのかな恋心、みたいトコロはもう少し強調しても良いんじゃないかと。
◆可愛かった犬、あんこ(井樫彩)★2
途中で井樫彩さんだと分かってしまうんですよ、なんとなく。あんこをプラスチックの棺に納めて花を並べてる場面なんですけど。ワタクシ、この方の感性に合わない様です。
◆INTELLIGENTIA(Ken Shinozaki)★4
今や、オチとしては陳腐な部類、って事になってしまうのかも知れませんが。IP接続のAI。は!っとさせられるんで良かったですし、時間的にも良かったです。
◆サウネ (松井大吾)★3.5
もう、安定してますよね。ふつーに面白かったです。
◆ママ イン ザ ミラー (李闘士男)★2
ラップ場面だけは良いですけど。この短尺に、「ネットで見かけた良い話」的なネタと画「その辺りで聞いて来た話」的な話、などなど、押し込み過ぎじゃないでしょうか。全く消化できませんでした。
◆家族送(村岡哲至)★3.5
これも普通に楽しかったです。落としもGoodですが。ワタクシは見習いませんけどw
◆そこにいようとおもう (林隆之)★2
ジャームッシュです。でも、これは色々と足りてない。染みなかったです。