ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
全113件中、61~80件目を表示
ブレットトレイン
めちゃ面白かった!
高速列車(新幹線)で、ハイスピードで展開していき、伏線のオンパレードで点と点が線で繋がり面となった感じめちゃ楽しかった。
ブラピ作品いくつか観てるが、「スナッチ」のような展開ともいえるかな?
展開のテンポが速く、登場人物を掘り下げたと思ったらアッサリと死んで...
展開のテンポが速く、登場人物を掘り下げたと思ったらアッサリと死んでいたりして、飽きの来ない楽しい映画だった。
これは正しくブラットトレイン笑
映画館にて鑑賞
伊坂幸太郎が好きなので原作も読んでの鑑賞
正直cmとかでドンパチが凄すぎてこれは違うやろなぁと感じていたがとりあえず鑑賞するかーというノリで行った
蓋を開けてみたらストーリーはほぼ原作に近く
レモンと蜜柑が双子と間違われるくらいの設定なのに白人黒人だったり王子が女の子だったり改変はされているがそこまで問題には感じない。
アクションシーンがドタバタ強めでギャグシーンもありそこはやはり違和感あるが嫌いではない
また真田広之がいい感じでラストサムライばりの活躍をしている。
木村ジジイのてんとう虫の話は思わず涙が出そうになる。
またなぜ殺し屋が集められたのかのエピソードなども面白い。
ただ最後は原作よりもエピソードが追加されていてもうやりたい放題笑
完全にデッドプールのアクションシーンになってる笑
京都の街中に新幹線突撃するところもまあ正直やりすぎやなぁってなる💧
全編を通して監督や脚本も原作が好きなのがわかる
また原作ではなんとも言えない感じで死んでしまうレモンを復活させたのはそれはそれで面白い笑
ハリウッドに映画化されるとなんやこれになる可能性高いが結構再現度は高い。
まあ同じ作品として楽しむよりかは新たな別の作品として見たほうが楽しめるかもしれない。
逆に映画を見て面白かったら原作も見てみてほしいと思う。
圧倒的疾走感で突っ走るノンストップエンタメ
圧倒的疾走感、小気味よく繰り出されるお洒落な会話劇、かと思えば信じられないぐらいのバイオレンスで殺し合う面白い要素を全て詰め込んだ最高のエンターテイメント映画だった!
この映画が日本を舞台にしていることが素直に嬉しかった。例に漏れずハリウッド特有のネオンだらけのヤバ日本ではあったけど笑
この映画の真髄はやはりどのキャラクターも主役を張れる程キャラが強いことだと思う。言うまでもなくブラッドピットのレディバグはこの映画で一人飄々と場を乗り切るアクセントの役割を果たしていてこの映画のお洒落感を高めていた。
タンジェリン、レモンも口が悪いながらも互いを思いやる絆が強く魅力的だった。2人のスピンオフ絶対面白いと思う。
また何と言っても我らが日本の大スター真田広之は圧巻だった。登場するだけで他を圧倒する存在感を放っていて本作のMVPは彼しかいないと思う。家族の復讐で刀を奮いまくるキャラクターで右に出る俳優はいない。
殺し屋たちの思惑が絡み合い、それらの因縁がまとまる後半は手に汗が止まらなかった。
まさかまさかのキャラクターがちょい役で登場するサービス精神も👍
タランティーノオマージュ満載の列車版キル・ビル
この映画はとにもかくにもタランティーノオマージュが凄まじかったです。
まず冒頭のここは日本のどこなんだよっていう外国人の頭の中にしかない架空の日本の街並みからして完全にタランティーノ。
登場人物もことごとくタランティーノの過去作に出てくるキャラクターを彷彿とさせる外見をしていた。
まず、レモンとみかんという黒スーツに身を包んだ二人組の殺し屋なんかは完全にパルプ・フィクションのヴィンセントとジュールス。
しかも無駄話が多いとこも含めて二人の空気感まで超ソックリ。
ホーネットっていう女殺し屋とかはキル・ビルのヴァニータ・グリーンを意識してるし、極め付けにホワイトデスは意図的にキル・ビルのデヴィッド・キャラダインに寄せにいっている。
あとは、とにかくかけたい曲をシーンの脈絡関係なくかけまくる選曲センスとか、時間軸を戻してどうしてこうなったのか経緯を遡る編集(特に飲料水の経緯を追ってるシーンが最高すぎた)とか、毒殺の時に血を吹き出す量の異常さ(ヘイトフル・エイトの毒入りコーヒーを飲んで吐血するシーンにソックリ)とか、隅から隅までタランティーノ印が刻印された演出がとにかく目白押しでした。
あと個人的にこれだけのハリウッドメジャー大作で日本の往年の名曲を聴くことが出来たのがとても嬉しかったです。
特に麻倉未稀のヒーローが流れ始めた瞬間はあまりにも意表を突かれて思わず吹き出しそうになっちゃいました笑
ハリウッドの役者を使った邦画みたいな。。。
笑いを求めて劇場へ。
この手のお笑い系アクションはアマゾンプライムに降りてきたくらいのタイミングが丁度良い、なんてスタンスでしたが日本舞台だしちょっと面白そうだという事で観てきました。
で、結果は”クソ”だった。。。。。
まず、ハリウッドの日本観には期待していなかったけど案の定の”ハリウッドのなんちゃってニッポン”で、まあこのハリウッド映画の日本はそういうある種のジャンルを確立してますので、お笑い系の映画だしまあいい。
けど、物語がそもそもそんなに面白く無くて、舞台も手狭なので殆ど俳優の演技で笑う、”悪い意味で邦画みたいな”作品でした。ああ~逆に邦画ってこの感じがスタンダードなんだな!とか気づいたりして。
まあ頭空っぽにして楽しむ映画なのは重々承知なんですが、あまりにも大味過ぎて1900円払った客はちょっとキレるかもというレベル。どんなジャンルの映画にしても最後の最後には満足感が必要になってくるわけで、この映画はそれが弱い。敵も色々出てくるのだが、結局その場の勢いうりゃー!ってラスボスまで同じ感じでぶっ倒して終わり。つかあのラスボスメチャメチャ強いんじゃなかったのか?と。
舞台も新幹線なんだから駅に止まるわけで、なら駅ごとに殺し屋が乗り込んでくれば良かったのに一人を除いて最初からみんな乗ってるせいで列車を舞台にした必要性が薄まってます。途中からホワイトデスの組織が駅で待ち構えてたけど、アレに対抗する為に車内の殺し屋達全員が協力してウリャー!トリャー!でも良かったんじゃないかと。そういう感じでコメディとはいえ流石はハリウッドだなと見惚れるようなアクションシーンも無かった。
この映画にはそういう収束していく快感も無ければ、ギャグの面で笑い死ぬという事も無い。ブラピの演技を観てられるだけ。それだけなのだ。第二の主人公とも言えるキムラも影が薄くて扱いきれてなかった。
何もかもがおかしな世界観で一つの列車に殺し屋を集めたコメディアクションを作ろう!舞台は元々おかしな文化のある日本にしよう!ってな企画会議で作られたのが容易に想像出来る脚本でした。
仕事帰りの平日のレイトショーで観るくらいなら丁度良いのではないでしょうか?
怒涛の展開、バトル!
まず、バトルシーンは見ていて迫力があった!
一人一人の戦い方から倒し方まで。良き!
内容は、段々と色々わかってくる系映画。洋画でありがちなやつ。普通に面白くはあったけど、ちょいとだけキャラクター(殺し屋)が多いような、一人一人の事をもう少しピックアップしてもいいような、、って感じ。
それでも、ブラピのレディバグ?を始めレモン、日本人の人とかとか好きになれる人達はいた。ラッシュのように怒涛の展開(バトル・ストーリー)で休む間もなく楽しめた!
天道虫が、悪意?不幸?を背負ってるって話好き!今度どっかで話そうかな。
終わり方もキレイでいい感じ!
カオス…笑
最近忙しくてなかなか見れず…
久しぶりに映画館へ。
これは日本の話?
アメリカの話?
パラレルワールドかな??
ツッコミどころ満載で、
満載すぎて直ぐにどうでも良くなった笑
中途半端に(中国っぽい)日本を作っていなくて、
明らかに日本じゃなかったから
『流石にねーわ笑』と思って気にならなかったのかも。
洋風日本ファンタジー映画って感じ?
でも、『ヒーロー』が流れた時だけは、
一気に80年代になって、ヤクザが
ドンパチやっている風になっちゃったけど笑
でも、どの国なのか直ぐ忘れたので、
私は楽しく見れました。
好きな方。
ブラッドピットの映画って感じ。
良い声しているな…笑
マリアがレディバグを宥めるシーンが面白かった。
それに、サンドラブロックと
チャニングテイタムが出るなんて思わなかったから…
驚きました…笑
ピンクのラメがチラつくから、やめてほしい笑笑
伊坂幸太郎さん好きなんだけど、
原作(マリアビートル)は読んでいなかった。
伊坂さんっぽくなかったな…
映画を見た感じでは、
どの辺を映像化不可能と言っているのか、
全く分からなかった。
そんな作品には全く見えない。
海外では映像化できるけど、
日本では無理って意味なのか…?
そういう意味で、原作がめちゃくちゃ気になる…
なんとなく、原作の仕掛けを
淡々と流されている気がしてならない。
映画見た後だと、小説は面白くないかな…?
最後に、
白い死神は内田裕也さんのようだった。
レモンとミカンは可哀想だった…
王子は蛇に噛まれて欲しかった。
なんとなく。
頭空っぽにして楽しむ映画
そりゃ、突っ込み所は沢山ある。だって関西人だから。米原駅は流石に笑い堪えきれなかった笑。
伏線回収のストーリーも日本原作だけあって細かいし、殺し屋も癖が強くて面白いです。変なコネで日本人俳優とか使ってないのが高評価。真田広之を使ったのは良かったね。トレインの中だと大きな俳優さんは殺陣がブレる。京都駅出てから東京行に戻るような感じで山科辺りから東寺めがけて突っ込む感じとか、見終った後で妄想するの楽しい。
初ブラピ🎦
auマンデーにて観賞。
間違って吹替版で予約しちゃいました(^-^;
奇想天外・喜天烈・死人大量でスピーディかつスッキリする作品だと思いました。
檸檬だけでも生き残ってくれて良かったです。
しかもあのトラックを運転してるのが檸檬だなんて〜\(◎o◎)/!
愛すべき軽薄さ
大ウソもこれくらい派手についてくれたら気持ちがいい。
伊坂さんの原作は読んでいないから比べられないけれど、おそらくかなり思い切ってアレンジしているはず。
たまにはこういうぶっ飛んだ、クレイジーな映画を観るのも脳が活性化されていいですね。
舞台は日本だけど、本作の制作者たちがイメージでつくりあげた世界だからリアリティーがまったくない。
そんなわけで「これはお伽話」と完全に割りきって映画の虚構に浸ることができる。バンバン人が死んでも、理屈にあわないことが次から次へと起こっても気にならない。
『ブラック・レイン』を連想させるところもあるが、こちらはそういうヘビーな作風ではなく、全編にわたってコミカルなタッチで描かれている。
そこで展開するドラマからは「愛すべき軽薄さ」といったものが感じられ、ビビッドな映像の視覚効果とあいまって、珍味と言いたくなるような、ちょっと変わったテイストの作品に仕上がっているなと思った。
選曲のセンスも抜群で、カルメン・マキや麻倉未稀の歌が聴けるとは予想だにしなかった。
エンド・クレジットの見せ方もめちゃくちゃカッコいい。
ただ、ひとつ野暮なことを言えば、ラストに列車が大破するシーンでは、福知山線の事故を想起して、ここまでやる必要があるのかなと考えてしまった。
追記
『きかんしゃトーマス』を見て育ったかたは、より楽しめるでしょうね🚂
日本だけど日本じゃない
近未来か、はたまた平行世界か。
東京→京都間をひと晩かけて走る、乗客が外人だらけの『超高速列車』。
他にも色々とおかしな日本が描写されるのですが、物理法則とか身体能力とかがファンタジーなので、リアルじゃないのは逆によかったんじゃないかな。
“そういう世界”として楽しむ作品かと。
正直、筋としては単純だし、伏線が回収されても物語の色をガラリと変えるようなものではない。
ただその分エンタメに振り切った印象で、ごちゃごちゃ考えすぎると楽しめなくなりそう。
登場人物はめちゃくちゃ多いわけではないけど、現在の相関図に加え過去の絡みもあり、油断してると把握できなくなるかも。
動機と目的は明かされるもののバックグラウンドの話はほぼ無いため、みんなキャラ濃い割に薄いかな。
そこが知りたくなるような魅力のあるキャラが多かったとも言える。
タイミングの関係で吹き替え版を観たのですが、フワちゃんが思いのほか上手くて驚いた。
退場早くて勿体ない。。(ヘビの方が出番多いやん)
主人公見てて、ラッキーマン思い出した。笑
外国から見た日本の姿が変わって来た。
映画の中の日本
昔は、異質の理解不可能な世界。
禅、寺、など 東洋的な世界。
この映画では、欧州の都市と変わらない描き方。
NYやLAの様な都市と同様で、東京や京都が描かれているのが興味深い。
映画自体は、最近のハリウッド系の アクション映画らしい演出。
大好き
やはりデヴィッド・リーチ監督のアクション映画はハズレないですね。
今作もデヴィッド・リーチ感溢れる作品になってました。
日本の新幹線に殺し屋が集められて、誰が盗んだか、誰が殺したか誰が黒幕なのか、殺し合い、協力し、無事にてんとう虫(ブラピ)が列車から降りられるか。って言うお話です。
やっぱりアクションはピカイチ、
日本や機関車トーマスのネタが多めのコメディ、
デヴィッド・リーチ作品史上1番伏線を張って、回収するストーリー(これは伊坂幸太郎さんのおかげなのかもしれませんが)
今年だと、トップガンマーヴェリックに続く、最高の娯楽アクション映画なのではないでしょうか?
デップー2感ものすごくあるなーって思ってたら、
途中でいつものアノ方が登場したり、
サンドラ・ブロックさん出てるやん!って思ってたら、
アノ方も登場してて、ザ・ロストトレインかっ!って思ったり。
遊び心満載で、僕は楽しかったです。
日本も忠実では無いですが、頑張って再現しようと努力してる感じはあったし、
そもそも、テロップとか音楽とかも日本語や有名J-POPを使ってくれたり、
非常に嬉しいなぁって思いました。
R-15なので中々グロいので注意を。
アクション映画好きなら是非!
最高でした。
別の意味で不思議な映画
特に日本人からするとあり得ない事だらけで漫画以下ですが、不思議と許せて最後まで鑑賞できました。
車内の作り、東京-京都間一晩かかっちゃう、血だらけの服で車内歩いても違和感無し、非常ボタン押してるのに平常運転、あんな人達平気で通す京都駅、名古屋超えての富士山、弱っちそうなラスボスとか。その他登場人物の行動も?が多かった。小説から映像になった時点で様々な変更があるのは仕方ないけど、ポップで明るい作風は好みで、何よりブラピが見れてよかった。やはり存在が絵になる男です。トムとブラピはカッコいいですねぇ。
トンチキジャパン
かなり楽しみにしていた作品。IMAXで鑑賞してきました。
とにかく突き抜けてぶっ飛んでいた作品でした。やや派手な日本、大袈裟なくらいの出血量、とにかくド派手に人が死ぬ、デビッド・リーチ監督が大暴れしていて、キャストもそれに通ずるように暴れ回っていて最高でした。
戦闘シーンと会話シーンのバランスが絶妙で、コメディしている時はとにかくコメディに全振りで、シリアスな時はしっかり話を聞かせ、その中でちょこっと笑いを混ぜる、いいバランスで進んでいくので全くダレませんでした。
仕事人の双子の殺し屋、ナイフ使い、毒使い、殺し屋集団、日本の総大将、演技上手ウーマンと、一つの電車の中にカオスな人物たちが続々と乗車してくるので、絵面がとにかくカラフルです。
不幸な殺し屋レディバグはずーっと不幸に見舞われて、任務完了したはずなのに、中々降車できないレディバグが面白いです。日本のトイレを堪能する姿は可愛らしいですし、律儀に日本語でお礼を言ってくれますし、割と呑気なのも面白いですし、超強いはずなんですけどそれを感じさせない緩さが良い味を出していました。
タンジェリンとレモンの双子もずーっとピンチな目に遭っているのに結構くぐり抜けているのも面白いです。レモンとレディバグが電車の座席で殺し合いしようとしているのも楽しいです。座席で煩くしてはいけませんっつってるのにずーっと座席をぐるぐるぐるぐる、銃をカチャカチャしてます。好き。タンジェリンも車外にしがみついて意地で窓ガラス割って乗車してくるタフネスです。
ウルフも恋人を殺された(その毒殺での出血量が口から血をドバドバ吐くというコメディかい?という内容)恨みをその場にいたレディバグと勘違いして殺しにかかって逆に殺されるという残念っぷり。死体は超様になってた。ホーネットは着ぐるみに入り込んで襲ってくるけれど、逆に毒入り注射を刺されて血をドバドバしながら死ぬのも景気が良いです。
京都駅が戦場の舞台になりますが、最初の爆発でとりあえず何人か爆散しますし、新幹線の上に乗っかった人は車内からの攻撃や、障害物に体を真っ二つにされたりで殆ど死ぬのもまた良いです。真田さんのカッコいい斬撃や、レディバグとレモンがタッグを組むシーンはシンプルに熱いです。いや〜カッコよかった。
最終盤にプリンスが銃を構えた瞬間にレモンが何故か生きててその勢いで軽トラに乗って轢き殺すという展開にはドッと笑いが起きました。
京都の街がもう訳わからない事になっていましたが、それでもいいやと思えるくらい楽しい作品でした。トンチキジャパンが私は大好きみたいです。
鑑賞日 9/2
鑑賞時間 18:00〜20:20
座席 L-9
某アニメ作品
バッカーノのオマージュ?パロディ?
バッカーノ見たことない人は楽しめると思います。
それ知ってるとそっちの方が入り組んでて面白いのであまり楽しめません。
オチはよかったのと知らなければ普通のアクション作品なので星3
と思いましたが実際冷めた目で見ちゃって楽しめなかったので2.5にします。
と思ったけど正直な気持ちとしては2.0なので修正しました。
途中眠くなって無駄な時間だなーって思いながら見てました。
ハリウッド味が強いが、しっかり伊坂幸太郎っぽい
私は伊坂幸太郎のファンです。
2009年までに刊行された作品は全部読んでます。多忙になってしまったので、それ以降の作品はほぼ読めていません。本作の原作となる『マリアビートル』は2010年に刊行された作品ですので、残念ながら未読の小説となります。殺し屋シリーズの前作にあたる『グラスホッパー』は読みましたが、世界観が共通しているだけで物語上の繋がりはほぼ無いそうです。
そんな伊坂幸太郎ファンでありながら原作未読の私が、ハリウッドで映画化された本作を鑑賞した感想は、端的にめっちゃ面白かった!!!伊坂幸太郎っぽい伏線や会話劇はしっかり含みつつも、ハリウッドらしいド派手アクションや奇抜な日本描写も盛り込んだ、お腹いっぱいの作品に仕上がっています。
劇中の日本描写などは昔のアメリカ映画にありがちなトンチキジャパンなので、ここに違和感を感じて映画を楽しめなくなってしまう方もいる気がします。ただ、私は結構そういうの好きなので、全く気にせず楽しむことができました。伊坂幸太郎の魅力と言えば、登場人物同士の軽妙な掛け合いと、恐ろしく綿密に練り上げられた構成と伏線にあると私は考えていますが、本作でもそれらの魅力は健在でした。
まだ未鑑賞の方は、ぜひ観てみてほしいです。今劇場で公開されている作品の中では、最もエンタメ性の高い映画です!!
・・・・・・・・・・
運が悪く落ち目の殺し屋であるレディバグ(ブラット・ピット)は、「東京発京都行の新幹線に乗り込み、ブリーフケースを盗め」というミッションを請け負う。ケースを盗んで次の駅で降りるだけの簡単なミッションだったのだが、何故かその新幹線には彼以外にも多くの殺し屋が同乗しており、不運が重なりなかなか電車を降りることができなくなってしまった。次々と襲い来る殺し屋たちは、何のために新幹線に乗ってきているのか。そして京都で待ち受けるものとは……。
・・・・・・・・・・
伊坂幸太郎の小説は過去に何度も映画化されています。
『陽気なギャングが地球を回す』『重力ピエロ』『オー!ファーザー』『グラスホッパー』『アヒルと鴨のコインロッカー』『アイネクライネナハトムジーク』『ゴールデンスランバー』などなど。
しかしそれらの映画、正直そこまで評価が高くありません。
私個人的には『アヒルと鴨のコインロッカー』とか『ゴールデンスランバー』あたりは結構楽しめたんですが、『陽気なギャングが地球を回す』はこの世の終わりのレベルでつまらなくて、私の生涯ワースト映画です。原作があんなに面白かったのに、どうすればここまでつまらない作品が出来上がるのかと映画を観終わって愕然としたのを覚えています。
「伊坂幸太郎原作は映像化には向いてないのかな」なんて考えていたんですが、本作を観て考えを改めました。「映画的なアプローチをちゃんとやれば、伊坂幸太郎原作をこんなにも面白くできるんだ」と感動しました。
とにかくエンタメ作品としてめちゃくちゃ面白い!!
ハリウッド仕込みのド派手なアクション・キャラクター同士の軽妙で愉快な掛け合い・ネオン煌めく奇抜な演出・ステレオタイプなトンチキジャパン。最高ですね。
原作から大きく改変されている部分もあるらしいので、原作既読の方はもしかしたらそこに拒否反応を示すかもしれないですね。私は原作未読なのが功を奏して、全く違和感なく楽しむことができました。
キャラクターがそれぞれ個性的で魅力的ですし、しっかり物語上で役割を果たしますし、群像劇として非常にクオリティが高い。ここも伊坂幸太郎の魅力の一つです。私のお気に入りキャラはレモンですね。何でもきかんしゃトーマスに例える子供のような一面を持ちながら、観察眼に優れているため相手の裏の顔を見通す能力を持っている。相棒であるみかん(タンジェリン)との関係性も良かったですね。
私がこれまで鑑賞した伊坂原作映画の中では間違いなくトップレベルの面白さでした。
頭空っぽにして観ても楽しめるエンタメ作品になっていますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいですね。オススメです!!
んな!アホなやけどね。😀
伊坂幸太郎原作だ!
嘘臭い東京!
新幹線の窓は、割れまへん。
米原駅ちゃちいなあ。
京都あんな壊してエエん!
ブラピは、どもありがとうって言うけど
えらいすんません
と
ちゃう?
ジョーイキング可愛らしいね。
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