ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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マリアビートルとは別物
伊坂作品で一番好きなマリアビートル、映画化がまさかのハリウッドでブラピとは。さてさて、どんな出来上がりかとワクワク。
日本人作家の作品で舞台も日本で新幹線、ってことで、そこは日本をリスペクトしてくれたのか、でも内容的に日本でなくてもどこの国でもよかったのでは。最後の列車二両の大事故の場面は特に。
狭い車内でのドタバタ殺し合いも、なかなか良く練られていて迫力あって飽きない。食堂車らしき車両に客しかいないのは???商品盗み放題じゃん?とか、超特急の列車にしがみつけないし、窓絶対に割って入ってこれないし、とかツッコミどころもあるけど、そこがまた面白かったりもする。
ちょっとレモン🍋が私の脳内キャストは千原ジュニアだったのでイメージがかなり違った。でも終わり頃には違和感なくなりましたが😅
この映画では王子が女の子。でもコレはコレで不自然ではなかったし、原作で王子のラストは描かれてなかった(たしか)モヤモヤ感をこの映画ではスッキリさせてくれて良かった。
今回は4Dの字幕鑑賞。特に4Dの必要性は感じなかったが、かなりの揺れ。笑っちゃうくらいの揺れはそれはそれで面白かったし、ウォシュレットの水のシーンや血飛沫で水がかかった時は、ちょっと拭いたくなった😂
原作とは別物、コレはコレでハリウッド映画らしく、面白かったです!
最悪が止まらないのはこの映画を観た自分
原作に沿っていて感激、ハリウッドらしい展開も最高
伊坂幸太郎のマリアビートルはまるで映画を見ているかのようなエンタメ小説で最高に面白かった。
新幹線に異なる目的で乗り込んだ癖強な殺し屋たちが織りなす先の読めない展開とユーモア溢れる会話に夢中で読んだ。
そんな今作、映画にならないかなぁと思ったらまさかのハリウッドでしかもブラピ主演で映画化としったときは流石にたまげた。
なんちゃって日本の予告を見てちょっと不安だったが、
想像以上に原作の設定と展開をしっかりとなぞらえていたのにビックリ!それと映画オリジナルの殺し屋たちの繋がりにびっくり!
プラピ演じる運の悪い殺し屋レディバグ。原作より軽くて運は良い気がする。
各殺し屋が皆メインで誰が生き残るか分からない、そこが魅力の一つだと思ってたから、プラピばかりになるのかなぁという不安もあった。
しかし、檸檬と蜜柑にしっかりとフィーチャーしつつ二人の関係性に肉付けされていて良かった。
それと木村の父を演じた真田広之のプラピを食う存在感、時代が来てる!
ただ、木村と王子の深掘りが足りなかったのがちょっと残念。
小説では途中まで主役だと思っていたから、木村が小物でそもそも日本人キャストじゃない…30代くらいのハリウッドで活躍する日本人俳優が出てほしい所。
王子も小説では純粋な悪として全て思い通りにする悪魔のような存在だったのに対して、映画では過去エピソードが無いのと小説から行動目的の変更で、悪としての魅力が無くなってしまった。
ハリウッドらしいはちゃめちゃ展開も最高だけど、原作の方が終盤はスカッとして好きだなぁ。
ブラピが出て金かかってるが、低予算的B級映画のように仕上げた、ファンタジー的アクション映画。
ゲイシャ・フジヤマ仕立ての日本っぽい国の速い電車ゆかり号の中で繰り広げられるアタッシュケース争奪戦!
そもそも、大事な大事なアタッシュケースを、自分達が見張れない荷物置場においておくはずもなく、案の定、ブラピ扮する主人公レディバグに盗まれる。
盗んだのだから、後は速い電車から降りればいいようなものだが、ズルズルと降りられず、東京から京都へと速い電車は向かっていく。
おかしな男達と謎の女プリンセスが入れ替わり立ち替わり現れ、レディバグの命を狙うのだが…。
外国人が作ったおかしな日本のムービーを日本人が観て笑う。そのおかしな日本に突っ込むと、ある意味、彼らの企みにやられているかもしれない。
伊坂幸太郎作品、最近読んでないなぁ。「マリアビートル」か…、ちょっと読んでみようと思った次第である。
#148
運の悪さとは
最初は正直、あれー、これは外したかな?と思ってしまった
なんだかバタバタし過ぎてて、いろんな人のエピソードに飛びまくってて、ちょっと期待と違ったというか
でも、見続けていくと、バタバタといろんな人々の話が見事にひとつになっていく
ここらへんから結構楽しめた
(ハリウッドが描くヘンテコ日本はもうスルー)
そして、さりげなくいろんな大物が出てきて笑う
運が悪いという言葉がよく出てくるけど、運の悪さの中に潜む運の良さなのか、実は運が良いのか、段々わからなくなった(笑)
単純に、ブラッドピットのファンなので、が観に行くきっかけだけど、十分楽しめたかなと
あと、英語を話す真田広之をひさしぶりに観たけれど、以前に観た時より英語の発音がナチュラルになっているように感じて、スゴいなあと
自分も最近英語忘れてきてるから、改めてがんばらねばって思わされた
デッドプール2の楽しさふたたび
真田様は日本の誇りでございます
実際の日本はこんなんじゃないよ!というツッコミを放棄した時から楽しくなる一作
予告編からも明らかなように、全てが架空のパラレル日本が舞台です。しかし単なるトンデモ描写ではなく、サイバーパンク風味を効かせつつ、実際にあるロゴデザインなども絶妙に織り交ぜているところに一種の「スタイリッシュ」さを感じました。開始後3分程度までは、「イメージされた日本」の現実とのギャップを心の中で突っ込んでいましたが、「あ、これはわざとなんだ」と気づいた瞬間から、鑑賞が楽しくなってきました。
そんな訳で、本作の日本描写は基本的に非常に楽しめたんですが、京都駅は現実の駅舎を踏まえて欲しかったなぁ…、とこの部分だけが心残りでした。本作の記者会見でブラッド・ピットらは京都駅に降り立ったらしいんだけど、サイバーパンク的装飾のしがいがありすぎる京都駅を見て、どんな印象を抱いたのか、ちょっと興味があるところです。
ブラッド・ピットは初老にさしかかりつつある自分をあえて強調するような仕草を見せたり、どんな危機的な状況にあってもユーモアと格言を忘れないレディバグを演じており、さすがの演技力なのですが、でも時にジョニー・デップとダブってしまうことも…。もしかしてこのキャラクターはデップの当て書きなんじゃあ…、とも感じたけど、どんな資料にもそんな情報は出てこないので、多分思い込み。
本作は、日本を舞台にしているのに、ほとんど日本人を含めたアジア系俳優が出ていない!という「ホワイトウォッシュ」的な批判も受けたこともあり、作品全体の評価としてはやや低調な様子。確かに美術面ではリアリティに囚われず自由にイメージを膨らませたところは評価したいところだけど、俳優のキャスティングという面では旧態依然とした部分があるかも。
こうした問題は踏まえつつも、パラレルワールドな日本を楽しむ許容度を持っている人であれば、本作は十分に楽しむことができます。ただ流血描写や唐突なショッキングシーンも少なくないので、その心積もりは必要かと。
(弾丸列車だけに)スピード感あるが、むしろ緩急の付け方がいい。タラ...
期待よりも面白かった!
スクールセーター、そしてノースリーブ
動く密室でお馴染みの新幹線の中で殺し屋達と代打で入った運び屋の主人...
動く密室でお馴染みの新幹線の中で殺し屋達と代打で入った運び屋の主人公が繰り広げるドタバタ殺人コメディ 笑
相変わらず世界の日本観は中華が混じったエセサイバー表現ですが 笑、ストーリーは原作に大分忠実とのことで登場人物達の過去、行動、そして運命が入り混じりキチンと伏線も回収していくキレイな構成でスッキリ楽しめました。ストーリー的に重要な人物達の過去も比較的分かりやすく描かれていたかと思います。そして主人公の超絶な悪運が殺し屋達を翻弄していく様は人がバタバタ死ぬ割にはクスッと笑える展開になっていて重くなく観れました。ですが殺人描写は結構ガッツリ描かれているほうだと思うので苦手な方は注意。その分目玉のアクションはちゃんとカッコよく描かれていて◯
後は個人的に途中の劇中歌に日本の曲が入っているのがリスペクトのつもりと分かっていても少し苦笑いでした。特に演歌調の曲がなんというかダサい 笑
若いねブラビ若いね真田広之
ぶっ飛び新幹線🚅走行中❣️
原作が大好きで、3回くらい読んできました。
殺し屋たちの攻防とともに、「なぜ人を殺してはいけないか」という難しいテーマに挑んでいるところが大好きで、そちらの成分のほうが好きです。
映画では、私の好きな成分が全て抜かれ、娯楽性が極限まで高められ、ド派手な話に改変されていました。
邦画だったら、私の好きな成分をちゃんと入れているのかもしれません。けれども、それが中途半端だと、イライラしそうです。
だから、ここまでぶっ飛んだ内容になっていると原作への未練が断ち切れ、別の作品として楽しめました。
原作が「マリアビートル」でなかったら、まず観に行っていない作品でした。なかなか自分からは観ないジャンルの作品を楽しめたのでよかったです。ブラピがハマり役で、いくつになってもすてきな人だなと思いました💕
突っ込みどころ満載で最後まで楽しめる
原作準拠で日本を舞台にしているが、幾つか設定に変更があるようで、煌びやかなネオン街は現実感が薄くどこか架空の街を思わせる。ブラピが乗り込む超高速列車”ゆかり号”の内装も普通の新幹線に比べると装飾過多で、そういう意味では架空の日本を舞台にしていると解釈してよかろう。敢えて突っ込みどころ満載なバカ映画としている節もあり、そういうスタンスで観れば十分に楽しめる作品ではないかと思う。
実際、コミックタッチなアクションシーンはすこぶる痛快で、戯画化されたキャラクターたちが織りなす因縁も、あり得ないくらい数奇に満ちていて飽きさせない。誰と誰がどこで結びつき、それが物語の中でどう転がっていくか。伊坂幸太郎の作品の中ではこうした皮肉めいた人生の因果がたびたび登場してくるが、それが本作でもドラマチックに再現されていて、外見の派手さはともかくとして原作に対するリスペクトが感じられた。
特に、終盤にかけてのアクションシーンは、デヴィッド・リーチ監督らしい突き抜けた演出が心地よく、観ている方としてもテンションを維持したまま一気に駆け抜けることができた。少々ブラックなテイストもあるので、そこも”らしい”と言えば”らしい”。
ただ、編集の問題もあるのかもしれないが、シーンの繋ぎの悪さが気になる箇所が幾つかあった。例えば、ミカンとレモンの最後の別れは、それまでのテンションを考えると妙にメランコリックで少し戸惑いを覚える。終盤におけるプリンスの動向がまったく描かれないのも、一体彼女はどこで何をしていたのだろうか?と気になってしまった。
尚、劇中にかかる楽曲も実に多彩でGood。日本が舞台ということで日本の歌がフィーチャーされているのも嬉しい。開幕で流れるビージーズの「ステイン・アライヴ」は女王蜂のアヴちゃんがカバーしているバージョンだったとクレジットで知って驚いた。
キャストでは、ブラピの少し三の線が入った造形が作品のテイストに見事にマッチしていた。さすがにこういう役はお手の物といった感じである。
真田広之の貫禄タップリな演技も堂々としたもので、アクションも相変わらずキレがある。もはやハリウッド大作に欠かせぬ日本人俳優になった感がある。
日系人俳優では木村役を演じたアンドリュー・小路も雰囲気があって良かったと思う。今回初見であるが、どうやら米英で幅広く活動しているらしく、今後の活躍が楽しみな俳優に思えた。
他に、チャニング・テイタムやライアン・レイノルズといった豪華スターのカメオ出演等、濃ゆいキャストのオンパレードはもうそれだけでお腹いっぱいという感じである。
ところで、劇中に登場してくる”モモもん”なるキャラクター。どことなく東京オリンピックの某マスコットキャラに似てなくはないだろうか?そのあたりにも製作サイドの遊び心が感じられてニヤリとさせられた。
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