ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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実際の日本はこんなんじゃないよ!というツッコミを放棄した時から楽しくなる一作
予告編からも明らかなように、全てが架空のパラレル日本が舞台です。しかし単なるトンデモ描写ではなく、サイバーパンク風味を効かせつつ、実際にあるロゴデザインなども絶妙に織り交ぜているところに一種の「スタイリッシュ」さを感じました。開始後3分程度までは、「イメージされた日本」の現実とのギャップを心の中で突っ込んでいましたが、「あ、これはわざとなんだ」と気づいた瞬間から、鑑賞が楽しくなってきました。
そんな訳で、本作の日本描写は基本的に非常に楽しめたんですが、京都駅は現実の駅舎を踏まえて欲しかったなぁ…、とこの部分だけが心残りでした。本作の記者会見でブラッド・ピットらは京都駅に降り立ったらしいんだけど、サイバーパンク的装飾のしがいがありすぎる京都駅を見て、どんな印象を抱いたのか、ちょっと興味があるところです。
ブラッド・ピットは初老にさしかかりつつある自分をあえて強調するような仕草を見せたり、どんな危機的な状況にあってもユーモアと格言を忘れないレディバグを演じており、さすがの演技力なのですが、でも時にジョニー・デップとダブってしまうことも…。もしかしてこのキャラクターはデップの当て書きなんじゃあ…、とも感じたけど、どんな資料にもそんな情報は出てこないので、多分思い込み。
本作は、日本を舞台にしているのに、ほとんど日本人を含めたアジア系俳優が出ていない!という「ホワイトウォッシュ」的な批判も受けたこともあり、作品全体の評価としてはやや低調な様子。確かに美術面ではリアリティに囚われず自由にイメージを膨らませたところは評価したいところだけど、俳優のキャスティングという面では旧態依然とした部分があるかも。
こうした問題は踏まえつつも、パラレルワールドな日本を楽しむ許容度を持っている人であれば、本作は十分に楽しむことができます。ただ流血描写や唐突なショッキングシーンも少なくないので、その心積もりは必要かと。
(弾丸列車だけに)スピード感あるが、むしろ緩急の付け方がいい。タラ...
(弾丸列車だけに)スピード感あるが、むしろ緩急の付け方がいい。タランティーノ的なエピソードの挿入や会話劇の感じもすき。
日本要素を云々するような作品ではないが、真田氏のおかげか破綻なくまとまっていると思う。
週末モードへの気分転換にピッタリの、よくできた娯楽だった。(若干の名探偵コナンみを感じたのは秘密)
期待よりも面白かった!
アレはおかしい、コレはおかしいと言い出したらキリが無いが、その辺りを置いておいて頭空っぽにして観るのが良い。
そこまで期待はしていなかったが、思っていたよりも面白かった!
ブラピがカッコイイし真田広之がカッコイイ!
娯楽作品として楽しかった。
もう少しヒットしても良いと思うんだけどなぁ。
スクールセーター、そしてノースリーブ
伊坂幸太郎ファンです
所々に垣間見える伊坂ワールドと洋画っぽいノリが上手く噛み合ってました
終盤の列車内のバトルはかなり見もの
プロシュート兄貴とペッシもびっくりするほど
一番の見所はスクールセーターを見事に着こなしているジョーイ・キング、超可愛い
彼女になら殺されても良いかもしれません
動く密室でお馴染みの新幹線の中で殺し屋達と代打で入った運び屋の主人...
動く密室でお馴染みの新幹線の中で殺し屋達と代打で入った運び屋の主人公が繰り広げるドタバタ殺人コメディ 笑
相変わらず世界の日本観は中華が混じったエセサイバー表現ですが 笑、ストーリーは原作に大分忠実とのことで登場人物達の過去、行動、そして運命が入り混じりキチンと伏線も回収していくキレイな構成でスッキリ楽しめました。ストーリー的に重要な人物達の過去も比較的分かりやすく描かれていたかと思います。そして主人公の超絶な悪運が殺し屋達を翻弄していく様は人がバタバタ死ぬ割にはクスッと笑える展開になっていて重くなく観れました。ですが殺人描写は結構ガッツリ描かれているほうだと思うので苦手な方は注意。その分目玉のアクションはちゃんとカッコよく描かれていて◯
後は個人的に途中の劇中歌に日本の曲が入っているのがリスペクトのつもりと分かっていても少し苦笑いでした。特に演歌調の曲がなんというかダサい 笑
若いねブラビ若いね真田広之
年齢を聞くとビックリするブラビ
しかし若々しさは健在。
伊坂幸太郎さんらしい仕掛けの数々とド派手なカーアクションならぬトレインアクション?
新幹線らしき乗り物のスピード感はたまらない。
敢えて昔のアメリカから見た日本を作ったと思われる風景もお笑い要素として粋。
名古屋飛ばしや霧の米原もクスクスしてしまった。
そういえば真田広之も若いね。
ぶっ飛び新幹線🚅走行中❣️
原作が大好きで、3回くらい読んできました。
殺し屋たちの攻防とともに、「なぜ人を殺してはいけないか」という難しいテーマに挑んでいるところが大好きで、そちらの成分のほうが好きです。
映画では、私の好きな成分が全て抜かれ、娯楽性が極限まで高められ、ド派手な話に改変されていました。
邦画だったら、私の好きな成分をちゃんと入れているのかもしれません。けれども、それが中途半端だと、イライラしそうです。
だから、ここまでぶっ飛んだ内容になっていると原作への未練が断ち切れ、別の作品として楽しめました。
原作が「マリアビートル」でなかったら、まず観に行っていない作品でした。なかなか自分からは観ないジャンルの作品を楽しめたのでよかったです。ブラピがハマり役で、いくつになってもすてきな人だなと思いました💕
突っ込みどころ満載で最後まで楽しめる
原作準拠で日本を舞台にしているが、幾つか設定に変更があるようで、煌びやかなネオン街は現実感が薄くどこか架空の街を思わせる。ブラピが乗り込む超高速列車”ゆかり号”の内装も普通の新幹線に比べると装飾過多で、そういう意味では架空の日本を舞台にしていると解釈してよかろう。敢えて突っ込みどころ満載なバカ映画としている節もあり、そういうスタンスで観れば十分に楽しめる作品ではないかと思う。
実際、コミックタッチなアクションシーンはすこぶる痛快で、戯画化されたキャラクターたちが織りなす因縁も、あり得ないくらい数奇に満ちていて飽きさせない。誰と誰がどこで結びつき、それが物語の中でどう転がっていくか。伊坂幸太郎の作品の中ではこうした皮肉めいた人生の因果がたびたび登場してくるが、それが本作でもドラマチックに再現されていて、外見の派手さはともかくとして原作に対するリスペクトが感じられた。
特に、終盤にかけてのアクションシーンは、デヴィッド・リーチ監督らしい突き抜けた演出が心地よく、観ている方としてもテンションを維持したまま一気に駆け抜けることができた。少々ブラックなテイストもあるので、そこも”らしい”と言えば”らしい”。
ただ、編集の問題もあるのかもしれないが、シーンの繋ぎの悪さが気になる箇所が幾つかあった。例えば、ミカンとレモンの最後の別れは、それまでのテンションを考えると妙にメランコリックで少し戸惑いを覚える。終盤におけるプリンスの動向がまったく描かれないのも、一体彼女はどこで何をしていたのだろうか?と気になってしまった。
尚、劇中にかかる楽曲も実に多彩でGood。日本が舞台ということで日本の歌がフィーチャーされているのも嬉しい。開幕で流れるビージーズの「ステイン・アライヴ」は女王蜂のアヴちゃんがカバーしているバージョンだったとクレジットで知って驚いた。
キャストでは、ブラピの少し三の線が入った造形が作品のテイストに見事にマッチしていた。さすがにこういう役はお手の物といった感じである。
真田広之の貫禄タップリな演技も堂々としたもので、アクションも相変わらずキレがある。もはやハリウッド大作に欠かせぬ日本人俳優になった感がある。
日系人俳優では木村役を演じたアンドリュー・小路も雰囲気があって良かったと思う。今回初見であるが、どうやら米英で幅広く活動しているらしく、今後の活躍が楽しみな俳優に思えた。
他に、チャニング・テイタムやライアン・レイノルズといった豪華スターのカメオ出演等、濃ゆいキャストのオンパレードはもうそれだけでお腹いっぱいという感じである。
ところで、劇中に登場してくる”モモもん”なるキャラクター。どことなく東京オリンピックの某マスコットキャラに似てなくはないだろうか?そのあたりにも製作サイドの遊び心が感じられてニヤリとさせられた。
耳が難聴の人にはおすすめできない
公開初日、9/1にIMAXの字幕で鑑賞しました。冒頭の数分のけっこう大事なシーン(伏線に繋がる)にも関わらず、日本語で話しているシーンに字幕がなく耳が難聴な人にとっては理解できず、英語でもいいから字幕をつけてほしかったです。
冒頭だけでなく、ちょいちょい日本語で会話するシーンがあり、口の動きで理解するにも限度があります。
洋画で日本人の俳優さんのセリフには、たいてい字幕が出ているのに、今回の映画に字幕がなく、とても残念でした。
今までの映画で、ラストサムライや最近だとGODZILLAとかでも字幕は出ていましたが、まさか今回の映画で字幕が出ないとは…事前にわかっていたら劇場には行かなかったと思います。
今後は、洋画でも日本人の俳優さんが出演している映画は鑑賞前に劇場に問合せをして、確認してから行こうと思います。
とはいえ、映画のストーリー、豪華キャスト、舞台が日本で若干の違和感はありましたが、楽しめた作品です。
DVD発売の際には、ぜひ字幕をつけて販売していただきたいです。
吹替はとても残念
原作は未読。
前半は、舞台となる日本・新幹線の違和感や、何が起きているのか判然としないことでノれないでいたのだが、途中から心の中でいちいち突っ込むのをやめた辺りから俄然面白くなり、最後までライドできた。
タランティーノやガイ・リッチー作品っぽい部分も見え隠れするが、比べるとやはり粗い印象なのかな。
当日スケジュールの都合で吹替版で観賞したのだが、特に、登場する女性3名のキャストが揃って看過できないレベルだったのは観ていて物凄くノイズになった。
おそらく字幕で観ていたら★4つは固かった。
「日本によく似た、アジアのどこかの国の話」として観るためにも、字幕版での観賞を強くオススメします。
鬼滅の刃型、お馬鹿によるお馬鹿のためのお馬鹿映画
こまけぇことは一切気にしてはいけない。
新幹線の中でドンパチやっても誰も気がつかないとか、血飛沫血塗れなのに誰も気にしないとか、非常用ドアが吹っ飛んだのに非常停止するどころか乗務員が確認にも来ないとか、運転席に勝手に入れて勝手に発車できるとか、なんでそんなとこに富士山あるねんとか、それ五重塔とちゃうとか、そもそも日本のイメージ完全に誤解してるだろとか、そんなことは一切気にしてはいけない。
高尚なテーマも何もなく、ひたすらにハチャメチャを2時間楽しんで、後には何も残らない、正しい娯楽映画でした。
ちょっと特徴的だったのは、チョコチョコ過去の回想シーンが入って、過去の因縁話を説明してくれるので、ややこしい伏線を一切覚えてる必要がないという、おバカでも理解しやすい親切設計になっています。
鬼滅の刃もそうでしたが、伏線を後から説明して付け加えるスタイルって、ほんとに頭空っぽにして見ていられるので、お馬鹿娯楽映画には合ってますよね。
全体としては、観て損はないおバカ娯楽映画ですが、わざわざ見るまでもないかなと言ったとこなので、星3.5にしておきます。
カオス・トレイン
伏線と回収を楽しむべき映画なのでしょうが、もう列車の中が濃いキャラクターたちでカオス状態。これは好みの分かれる映画だろうなぁ~。僕はあまり好みの映画ではありませんでした。
デビット・リーチ監督の前作、Mr.ノーバディは好みの映画だったんだけどな。
ロストシティのお返しのサンドラ・ブロック出演にはニンマリしました。
丁度いいバカバカしさ
真面目な映画を想像していたがコメディでした。
所々グロい描写や死をジョークにしている演出もありますが、そういったことに耐性があれば楽しめると思います。
あとブラットピットは年取ってもいい男です。
あなたも是非映画館でツッコんでみてください。くれぐれもツッコみは声に出さずに心の中で…
原作の小説と比べると改変が多い(日本人少ししかいないし、キャラどころか性別変わってる人いるし…)のをどう捉えるのかで評価も変わってくる気もする。個人的には小説の内容をそのまま映像化したところでそんなに面白くないだろうし、原作を知ってる人も楽しめる点で改変はいいと思うんだけど。ワザとやってるんだろうけど日本の描写がおかしいのでツッコミどころ満載。難しい事を考えずにアタマ空っぽにして観る系の映画なので、そもそも原作からの改変なんて気にするだけ野暮だと思う。ド派手な映像とポップな雰囲気の中にグロいシーン連発!なギャップがあり面白かった(グロいのダメな人は要注意)一応ツッコミどころは気にするな…!とは書いたが、こんなに暴れてめちゃくちゃになっても何も問題にならない新幹線って一体…というか拳で殴るだけでガラスが割れる新幹線とは…!とか、モデルはのぞみっぽいゆかり号(このネーミングにもツッコんだら負けなんだろうな…)、あんなに高速で走ってるのに東京から京都まで何時間かかってんだよ…!とツッコミまずにはいられない場面が多数。あなたも是非映画館に行って、この珍妙な世界観を観てツッコんでみてください…ツッコまずにはいられませんから。くれぐれもツッコミは声に出さずに心の中で…ってそうゆう映画じゃないの…!?
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