「日本人が描く日本っぽいなにか」ブレット・トレイン 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
日本人が描く日本っぽいなにか
伊坂氏の小説は何作か読んでるけど、全体的にシリアスに見せかけてウソくささ満載のコメディだと思う。
今作もそのようで全ての場面でウソくさい、というか作話的で都合が良すぎる展開。全てに伏線と辻褄があって終盤でそれらが明かされていくところは感心するのかも知れんが、正直これを日本を舞台にしている時点で日本人にはそう捉えのは難しいんじゃないか?
軽快かつ派手な展開もあって映像としては面白いが、いかんせん一番の現実である新幹線があまりに荒唐無稽すぎてどこもかしこも不自然としか見えない。いや、面白くはある、ただ腑に落ちない、というのが感想。
東京ー京都間はこだまで3時間半。京都手前で日の出だと東京発が深更。そんな便ないわ。
コメントする