スイート・マイホームのレビュー・感想・評価
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しっかりホラーサスペンスだった
個人的に嫌いな映画
有りそうで、無さそうなホラーサスペンス
設定とか物語は面白かったような─
後味最悪のホラーサスペンス
家の全てを管理
いやぁ〜、ゾクゾクした。
ストーリー自体はかなり雑でツッコミどころ満載だけど、雰囲気は満点。窪田正孝、窪塚洋介の演技力も光り、齋藤工監督の底力を見せつけられたような気がした。日本映画でこの手のタイプで面白いと思えることなかなか無いけど、これはわりとオススメしやすい良作だったと思います。#マンホールよりは断然質高いね笑
ダンスを器用にこなすことで有名な窪田正孝。
新たな新境地であり、今年もまたアカデミー賞にノミネートされるんじゃないでしょうか。呼吸困難となる際の身体の動かし方が、尋常じゃなくリアル。驚き方にもパターンがあり、思いっきり感情移入してしまう。窪田正孝は、挙動不審が上手すぎる。変人役をやらせたら、この人に勝るものはいない。2人の名演によって作品がギュッと引き締まり、見応えもかなり高まっています。
安心と不安の感じさせ方が非常に秀逸。
齋藤工の映画は実を言うと初めてだったのだけど、根っからの映画好きというのもあって、演出のこだわりが素晴らしい。観客も主人公と共に、どんどん闇堕ちしてしまう。気づいたらしかめっ面だし、どっと重くなっている。何かが起こる。起きてしまう。独特な空気感に苛まれ、あっという間に引き込まれ、あっという間にエンドロール。齋藤工、意外とやるじゃん。
回収しきれていない部分や描きの雑さは否めない。正直、原作がどのような小説なのかは分からないが、ツッコミだしたらキリがない。映画にするにあたってカットした方がいい所はいくつかあったし、肝心なところが説明されていなかったりしたから、リアリティを追求したらもっと良くなっただろうなぁとは思った。ラストが見え隠れして、若干読めてしまったのも勿体ない。
ただ、ストーリー展開は上手かったし、駆け足になるようなこともなかったので、ミステリーだと意気込まずに頭を空っぽにして見れば、そこまで気にならずに楽しめるかと。日本映画を支える30~40代俳優たちの演技合戦を見るだけでも、大いに価値のある、珍しいタイプの作品でした。暑い夏にぜひ。
シネマサンシャイン衣山
期待していたのですが、恐怖シーンまで時間かかり過ぎ。
で、結局よくあるパターン。
「あまり氏」もなぜあれほど気持ち悪かったのか。
妄想癖があるらしいのに設計まで担当させている会社にも疑問。
あの後の会社の保証を気にしてしまった。
原作通りなのかな?
見えない作品の魅力に引き込まれました。
理想のマイホームを求めていたら、、
剥き出しではない隠した恐怖の表現(表情)がいいですね。
カメラワークの巧みさに見惚れました。
静止画に漂う不気味な雰囲気、えも言われぬ恐怖が息を呑ませます。カット割も見事です。
ストーリー的には目新しさはなく、少し(?だいぶ?)無理がある。これが原作に沿ってのことならば致し方ないことかもしれませんけど・・・・
甘利さんも兄貴も、そう簡単にはやられたりしないと個人的には思います(やったやつがやったやつだけに・・・)。
極めつけは、奈緒さんのあの表情、いつも思うけどね、なんだろ、善人ヅラのバカ正直者にも見えるし、善人ヅラの超悪玉にも見える。いつもみても、どういうシチュエーションでも、私はあの顔は不気味に感じてしまい苦手だ(完全な余談)。
斎藤工の次回作、大いに期待したい。
俳優さんの演技は良いものの盛り上がりが無い映画
これが{オゾミス}?
幾つかの告知では{ホラー}とされており、
怖いモノが嫌いな身としては鑑賞を逡巡。
とは言え『斎藤工』の
劇場向け長編の初監督作(たぶん)との天秤で期待の方が勝る。
『オダギリジョー』の〔ある船頭の話(2019年)〕のような先例もあるし。
しかし観終われば、極めて正調な{サスペンス・スリラー}且つ{ミステリー}。
びくびくして損した気分とともに、
恐怖感を盛り上げる演出の数々には感心。
スポーツジムでインストラクターをする『賢二(窪田正孝)』と
妻の『ひとみ(蓮佛美沙子)』が自分達の家を建てようとするところから話は始まる。
モデルルームを見に行き、土地を買い、
施行会社を選定、設計の担当者も決まり、無事に竣工。
自分達の希望が叶った終の住まいと喜ぶ二人。
しかし住み始めて程なく、家そのものの違和感に気付く。
そこからは、今までのほのぼのとしたトーンが激しく転調。
もっとも、前段部でも不穏な空気は所々に挟み込まれてはいた。
さりげない音やちょっとした影、或いは風の揺らぎなどが、
それを指し示していたことが後々判るのだが。
この辺りの伏線の張り方は、成程巧い。
上手いと言えば『蓮佛美沙子』の演技が素晴らしい。
最初は幸せを、しかし次第に不安から恐怖へ、
最後は狂気に囚われる変化が出色の出来。
死体は幾つも転がり出し、
心理的にも追い詰められていく主人公たち。
ここでは過去のトラウマから
『賢二』が「閉所恐怖症」であることが一つのカギ。
この設定の効き加減は、たぶんに原作の手柄だろうか。
その遠因も、ちゃんと重要なエピソードに転化する手練れもあり。
物語りは、「フーダニット」と「ホワイダニット」を孕み終幕へと進むも、
怪しげと目する人物が相次いで亡くなってしまうので、
結末の見当がおぼろげについてしまう恨みがある。
結末を迎えれば、冒頭シーンが持つ二重の意味と
住宅建設にまつわる始終ならではを利用する巧みさを理解。
エンドロールを見ていると
「製作」の中に『福山雅治』の名を見つける。
まちがいなくご本人らしく、どうした所縁から?と
こちらの方も気になる。
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