スイート・マイホームのレビュー・感想・評価
全82件中、61~80件目を表示
剥き出しではない隠した恐怖の表現(表情)がいいですね。
カメラワークの巧みさに見惚れました。
静止画に漂う不気味な雰囲気、えも言われぬ恐怖が息を呑ませます。カット割も見事です。
ストーリー的には目新しさはなく、少し(?だいぶ?)無理がある。これが原作に沿ってのことならば致し方ないことかもしれませんけど・・・・
甘利さんも兄貴も、そう簡単にはやられたりしないと個人的には思います(やったやつがやったやつだけに・・・)。
極めつけは、奈緒さんのあの表情、いつも思うけどね、なんだろ、善人ヅラのバカ正直者にも見えるし、善人ヅラの超悪玉にも見える。いつもみても、どういうシチュエーションでも、私はあの顔は不気味に感じてしまい苦手だ(完全な余談)。
斎藤工の次回作、大いに期待したい。
俳優さんの演技は良いものの盛り上がりが無い映画
これが{オゾミス}?
幾つかの告知では{ホラー}とされており、
怖いモノが嫌いな身としては鑑賞を逡巡。
とは言え『斎藤工』の
劇場向け長編の初監督作(たぶん)との天秤で期待の方が勝る。
『オダギリジョー』の〔ある船頭の話(2019年)〕のような先例もあるし。
しかし観終われば、極めて正調な{サスペンス・スリラー}且つ{ミステリー}。
びくびくして損した気分とともに、
恐怖感を盛り上げる演出の数々には感心。
スポーツジムでインストラクターをする『賢二(窪田正孝)』と
妻の『ひとみ(蓮佛美沙子)』が自分達の家を建てようとするところから話は始まる。
モデルルームを見に行き、土地を買い、
施行会社を選定、設計の担当者も決まり、無事に竣工。
自分達の希望が叶った終の住まいと喜ぶ二人。
しかし住み始めて程なく、家そのものの違和感に気付く。
そこからは、今までのほのぼのとしたトーンが激しく転調。
もっとも、前段部でも不穏な空気は所々に挟み込まれてはいた。
さりげない音やちょっとした影、或いは風の揺らぎなどが、
それを指し示していたことが後々判るのだが。
この辺りの伏線の張り方は、成程巧い。
上手いと言えば『蓮佛美沙子』の演技が素晴らしい。
最初は幸せを、しかし次第に不安から恐怖へ、
最後は狂気に囚われる変化が出色の出来。
死体は幾つも転がり出し、
心理的にも追い詰められていく主人公たち。
ここでは過去のトラウマから
『賢二』が「閉所恐怖症」であることが一つのカギ。
この設定の効き加減は、たぶんに原作の手柄だろうか。
その遠因も、ちゃんと重要なエピソードに転化する手練れもあり。
物語りは、「フーダニット」と「ホワイダニット」を孕み終幕へと進むも、
怪しげと目する人物が相次いで亡くなってしまうので、
結末の見当がおぼろげについてしまう恨みがある。
結末を迎えれば、冒頭シーンが持つ二重の意味と
住宅建設にまつわる始終ならではを利用する巧みさを理解。
エンドロールを見ていると
「製作」の中に『福山雅治』の名を見つける。
まちがいなくご本人らしく、どうした所縁から?と
こちらの方も気になる。
恐怖というよりは、程よい緊張感という感覚です
東京地区の皆さま、可能であれば日本橋で❗️
私は、TOHOシネマズ日本橋に行くときいつもJR神田駅から、日銀通り経由で歩いて行きます。
その途中には比較的広くて明るいガラス張りのDOUTORがあります。映画の中で窪田正孝さんが研修に来ていたのはどうやらこのあたりだったようです。直前には、大通りから見える野村證券の本社ビルも映り込んでいました。
はい、ストーリーとは何も関係ないのですが、なんか嬉しくて…
さて、
日本の家屋で地下室に照明無いのは有り得ない‼️
という多くの方のご指摘の部分を差し引いても、怖かったです😱
ということはオレ、まんまと監督の手のひらで踊らされたってことですね🫣
窪田正孝さん、蓮佛美沙子さんの夫婦。
住宅展示場の奈緒さんと甘利さん(ここだけ役名ですみません)、刑事の中島さん、兄貴の窪塚さん。
なんだかこの人たちの醸し出す雰囲気ですっかり劇中の緊張感が私の体中に伝染しました。
窪田正孝さんは、『春に散る』でのファイターぶりを思うと、もう圧巻の演技力としか言いようがなくて。
悪くない、よりは、なかなか良い。
今日の私の気分ではそんな感じでした。
不気味さの演出は良い
児童虐待で稼ぐのやめてね‼️❓
異なる恐怖の絡み合い
ホラーは嫌いで原作も未読なのですが、サスペンス要素と齊藤工監督への期待で、公開初日に鑑賞してきました。ホラーというよりサスペンス寄りの作品で、期待どおり楽しめました。
ストーリーは、寒さの厳しい長野で妻と娘とアパート暮らしをしている、スポーツインストラクター・清沢賢二が、地下に巨大暖房設備のある一軒家を購入し、念願のマイホーム生活が始まるも、賢二の周囲で不可解な事件が続き、その恐怖がやがて家族にも襲いかかっていくというもの。
ホラーというと、ショッキングな映像や大音量を急に流して驚かせようとするお化け屋敷的なものが多いですが、本作ではそんなことはほぼないので、その点は安心して観ていられます。それでも、じりじりと追い詰められるような恐怖は感じることができ、スクリーンから目が離せません。その恐怖も、マイホームにまつわる得体の知れない恐怖、賢二の周辺人物にまつわる犯罪的な恐怖、さらには幼少期の記憶に残る恐怖と、異なる恐怖が絡み合うサスペンスフルな雰囲気が作品を盛り上げ、最後まで楽しめます。
終盤の大オチは、あっと驚かせるほどの展開ではありませんが、巧みなミスリードと俳優陣の演技に支えられてそれなりに見応えがあります。さらに、そこからもう一押しあり、最後まで恐怖を演出する展開は悪くないです。ただ、ちょっと説明や描写が不足していたような印象で、終盤に向けて煽りまくった恐怖のオチとしては、それでもやや物足りなく感じます。あと、見て見ぬふりをしていた住宅会社の経営姿勢、何者かの存在に恐怖を感じながらも新居に住み続ける妻、挙動不審な聡の存在なども、ちょっと引っかかりを感じます。とはいえ、迫真の演技で雰囲気はバッチリで、サスペンス好きにはそれなりに刺さる作品だと思います。
主演は窪田正孝くんで、恐怖や動揺を見せる演技が秀逸です。完全に彼の目線で物語を追っていたので、心が休まる瞬間がなかったです。他に、蓮佛美沙子さん、奈緒さん、中島歩さん、里々佳さん、窪塚洋介さん、根岸季衣さんらが脇を固めます。
緻密に計算された完成度の高いサスペンス
禁断のベストセラー小説を映画化したホラーサスペンス。冒頭から意味深なシーンで始まり最後まで目が離せない展開でかなり完成度の高いサスペンス。
さすがは斎藤工監督の作品という印象で緻密に計算されている数々の伏線が実に素晴らしい。エンドロール後のシーンも見逃せない。
2023-133
ホラー?ミステリー?サスペンス?
ホラーは苦手ですが、配役が良いので鑑賞です。
最後まで楽しめました。
犯人?はたぶんこの人と、わりと早めに気が付きます。なぜなら、怪しい人が多すぎるから。
それでも、この後どうなるの?と最後まで楽しめました。
終わり方は好き嫌いが出そう。わたしはとても後味が悪いと思いましたが、予想外という点ではラストシーンがいちばん「えっ?」となった。
全体的に、ハラハラさせるけど、ちょっと単調でもあります。監督は誰だろうと思ってたら斎藤工さんなのですね。
斎藤工さんはとても映画好きという作り方。いろいろと凝っているのが伝わります、、が、ちょっと凝りすぎというところもあります。この映画でもその兆候はありますが、これは善し悪しですね。強弱が欲しいかも。
キャラやシーンにいろいろと引っ掛かりがあります。その引っ掛かりが導線になっいたり、逆にミスリードがあるので楽しい。
犯人探しという意味では、とても怪しい人物が何人か出てきますが、怪しすぎて犯人では無い事が明白になるのは良くないところ。こうなると、逆に善人が怪しくなるので、犯人が絞られてきます。これは、演出にこだわりすぎているからかな、、。
また、制作に福山雅治と、、、同姓同名かと思ったら出資していたんですね。それがいちばんビックリした。ラジオも聞こう、、
辻褄合わない部分が気になる
2023年劇場鑑賞205本目。
なんだかんだで斎藤工監督長編映画作品は全部映画館で観ています。blank13は本当に好きで、何も知らずに観たほうがぜったい面白いのであまり内容を紹介できないのが残念です。ゾッキも面白かったですね。
なのでただのホラーじゃないんだろうな、まぁそもそもホラーとは言っていないんですが、普通の映画じゃないんだろうなとは思っていたのですが・・・。
銀残しの映像は普通のシーンでも不穏に映るので逆に安易であんまり好きではないですね。どうしても北欧住宅のスウェーデンハウスを連想してしまう、まほうのいえですが関係者はどういう気持ちで観ているのでしょう。
こう思わせてこう、は相変わらずでしたが、最後の落とし方はそうはならんだろ、と思いましたし、それまでもそれにしたらあの人の態度はそうしないだろ、とか色々気になりました。
ただ、窪塚洋介はサイケデリックな狂人ばかり演じているイメージでしたが、今回は障害者手帳持ってそうな狂人だったので逆に「あっちゃんと演技できるんだこの人」と変な感心をしてしまいました(笑)
オーソドックス ホラー・ミステリ まとまっている。
齋藤工さん監督【難しい齋藤だなぁ 蓮佛さんも 以後誤字ですがご了解を】
窪田正孝好演。 ただ、なぜか本題ではないだろう 窪塚洋介の 実は深い兄弟愛にほろっときた。
原作の力か 脚本監督のチカラか よくまとまった ホラー &ミステリ
故に 有料パンフは購入したが 装丁を楽しむ的ズラ
呪われたマイホーム🏠
最後はある程度納得で
速すぎも無く遅すぎも無く イイ仕上がり
ただ、やっぱり チカラワザ感はあるよね。敢えてヒントチョロ出しすると 人間椅子 かな❓
全然ネタバレでないよ。
最後若干もたついた後の驚愕もイイのではないかな
愛人のインストラクター りりかサン【実際は漢字だけど、里の次の 文字変換めんどくさい 芸名は考えようね】
最後やつれすぎて ホクロでやっと同一人と判別できた。
奈緒さんの一級建築士 と連佛【芸名考えろよ】美沙子が 遠目では輪郭が似てるのも 難点
最後の30分ぐらいにトイレに出た女性いたが、ストーリー混乱したものと思われる。
思うに、家は数年計画で構想練って買おうね。
よく暴力オヤジとの関係は不明であったが まあ許容範囲
あと昭和の刑事なら知らんが、捜査は2人以上 で 必要以上の個人判断での情報教示はあり得ない
勿論、危険が及ぶなら、公式見解での情報教示。
と 揚げ足取りしてるだけですが、まあ飽きない好作品です。
星は私の個人的好みです。
有料パンフは独自のデザインで蒐集家には欲しいところ
オーソドックス。
個人情報ダダ漏れの会社
長野県で暮らすジムのインストラクターをする男と家族が購入したマイホームで巻き起こる不穏な話。
今住んでいるアパートが寒いというのが切っ掛けになり、妻の希望もあって住宅展示場を訪れた家族が、そのハウスメーカーの勧める集中エアコンシステムに惚れ込んで家を購入する決断をすることになって行く。
とりあえず、PTSDまでは気づかなくても、閉所恐怖症ぐらい聞かなくても察して下さいね。
と思ったら、夫はまさかのクソ野郎!?w
それにしても、ハウスメーカーの方は謝罪にでも来たのかと思ったら、特にそんなやり取りもなく、子どもと遊んでいるだけだは、幼い娘がいるとか言ってたのに飯まで食ってくのか?
そして仄かに漂う新居の違和感の数々とか、まさかの人の死まで絡んできて、良く使われるネタではあるけれど、サスペンスなのかオカルトなのかとストーリーも雰囲気もとても良かった。
ただ…何でしょうかね、ツッコミどころがあるのは仕方ないにしても、エアコン本体のビジュアルとか、交通事故そこで?とか、色々妙に安っぽいし、何故か照明を設置しない地下室とか、言ってることの不自然さというか辻褄の合わなさとかが結構多くて、イマイチ納得感が薄く勿体なく感じた。
因果応報?
全82件中、61~80件目を表示