スイート・マイホームのレビュー・感想・評価
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秀逸ホラーサスペンス
一言で言うと夜馬裕が好きそうな嫌な話系ヒトコワサスペンス。
幽霊モノと思わせて実は的な流れが違和感なく丁寧に描かれていて引き込まれた。
役者の演技も素晴らしかった。
屋根裏やら地下室とかアメリカのサスペンスで使われそーな舞台だったんでハリウッドリメイクでも違和感ないんじゃないかなとチラッと思った。
@奈緒ってこんな役ばっかwとか、70℃迄温度上げられるエアコンってwと思ったが面白かったんでヨシとします。
"声"より"目"で伝えてくる
2023年劇場鑑賞51本目 良作 62点
当方ホラー映画を劇場ではもちろん配信でも観た記憶がないくらい避けているジャンルで、今作の予告から主題歌の挿入の具合だったり作り的にホラー色のあるサスペンスで鑑賞当日の朝まで観るか迷っていましたが、結論昨今のJホラーのわかりやすい怖さは一切ないです
日本のホラーって良くも悪くも大きな音と奇妙なトーンと絵の下品な迫力の押し売りなイメージで、作品のディテールとして嫌いですが、結局そーゆーわかりやすい怖さが苦手なので、ホントに相性悪く縁がなかったですが、今作はあえてわかりやすく言うとサイコ弱スリラー×サスペンスという感じで、シーンも絵での怖さは寸前のところでカットがかかるシーンが多かったり、前述の下品な悲鳴な声、絵での伝え方はほぼしてない
印象的なのは、今作のサブテーマっぽい"目"についてで、これはその目で見えるもの映るもの記憶するものという意味もあれば、それを切り取る目の演技に配慮して意識してるのが作り手の意図としてわかる
斎藤工あらため斉藤工は映画好きでも有名だし、沢山映画観てきたんだろうなぁと、特に配役が近年の邦画をほぼ抑えてきてるようなキャスティングです
窪田正孝のジムトレーナーとしての風貌は現実的で迫真の顔の演技は勿論、わかりづらいけどあんまり自分でも自覚なさそうなクズさも出てる
窪塚のちょっとイっちゃってる様なキャラクターや奈緒の底知れぬ奥に座っている様な怖さ、モデル上がりの最近邦画界引っ張りだこで斎藤工好きそうな中島歩といいところついてきます
犯人は誰でも直ぐにわかります、配役的にも映画のテーマ的にも序盤の当人や周りの言動にしても容易です。
また随所に映画としての粗さや浅さも感じます、クライマックスから犯人が映画から退出するまでの、時間のもたせ方や用意周到なやられ方、もう一声もう数秒欲しいのに一歩手前で切るカット、良い風を装った挿絵風のシーンの多さやその描写やアングルのセンス、何ヶ所か目についたなんか違うセリフ。
本人も仰っていましたが、斎藤工が俳優だからと色眼鏡で評価せず、平等に他映画監督と同じ土俵で比べた時、やっぱり凄いんだなぁと思いました
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