「低予算丸わかりだが味ある不思議作品」月下香 キリコさんの映画レビュー(感想・評価)
低予算丸わかりだが味ある不思議作品
芸術家の男がとにかくキザな野郎で鼻につく。まあ芸術家らしいといえばらしいのだが。それを狙っていたならよく設定が出来ているし、役者も大した演技力。にしても生活感無いちゃちなセット笑笑。リビングやあのベッドとか流石にどうなの笑。予算いくらだったんだろう。話が所々ぶつぶつ切れている感じで、違和感を感じた。
話は王道的ラブストーリー。ラストは意外性があって良かった。話自体はなかなか良いと思うが、どうも男側の描き方が足りなくて、なんでそんな風にいきなりなるのかわからなかった。反面全体を通して女性の揺れ動く心は繊細に描かれていたと思う。女優の身体が女神のようで見て損もしないけど、映像や音が素人レベルで話の足を引っ張っている。それでも何故か品良く感じる不思議な作品。わざわざ映画館で観る必要はないかな。女優の身体思い浮かべつつ、小説で読んだほうがよい感じ。
この手の映画はきちんと作れば高い評価をうけたと思うけど、どうだろう?しかしつっこみながら見てまあまあ楽しかったのて、主演2人と話に星4ビット。
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